鹿児島弁で「髪の毛が伸びて見苦しい状態」のことを
「やんかぶっちょ」(やんかぶっている状態)と言います。
父「おい、わや、やんかぶっちょっで、はよ床屋行ってこんか」
訳「おい、君、髪の毛が伸びたから、早く床屋に行っておいで」
皆さん、考えてみて下さい。
この男の子は、髪の毛が親から見ると伸び過ぎただけで、
頭痛がするわけでもなく、自ら異臭を放つ訳でもないのです。
宮崎の田舎であれ、鹿児島の田舎であれ、
こう言われた子供は、
子「行って来っで、金ばくいやん」
訳「行って来ますから、お金ください」
この男の子は、髪の毛が伸び過ぎても、
身体的・肉体的には、なんら困り事はないのです。
しかし、親の言うことに素直に従います。
どうです、これは明らかに文化・習慣なのです。
これは「ハミガキ」についても同じことが言えます。
もちろん、歯の場合はその汚れ具合が度を超すと、
ムシ歯やシソーノーローと言う病気になります。
度を超すには数ヶ月、半年、一年とかかります。
ですから日常的には「やんかぶり」と同じなんです。