<新商品を求める酒屋と群がる客>
再来週ぐらいに発売予定の芋焼酎がある。
数はかなり少ない。
味の良し悪しに関係なく、ネットからの情報なのか、
発売前にもかかわらず、目新しい客が群がっている。
でもこの方々は、同じ蔵の他の焼酎を買おうともしない。
焼酎ブームの時は、こういう方々も、ある意味、
広告塔になっていたかもしれない。
でもブームの終わった今、蔵も酒屋も
価格に見合ったより満足感のある良い焼酎を
提供して、消費者に評価してもらわないといけない。
もし、こういう方々に酒屋が売っていたとしたら、
商品は育たないであろう。これは蔵にとっても不幸な事である。
でも逆に、そういう客を酒屋が作っていると
私は思っている。
なぜなら、味に関して蔵に進言するでもなく、
目新しさを蔵に求め、それを売る材料にしないと
売る事ができない酒屋が多すぎるからである。
焼酎ブームで市場は広がったが、
ブームの前の様な純粋な取り組みが
できる環境に戻るには、もう少し時間が
必要なのだろうか!?
ヒロシとは