あなただけのカレンダー 伊集院静
私は自分のカレンダーを四十歳の半ばで作った。
勝手な夢と希望だから今もかなわぬことばかりだ。
それでもないよりあった方がよかった。
あなたにも新しいカレンダーを持つ資格がある。
なぜならあなたは今日まで世間の荒波を越えてきた。
実はそれ自体が素晴らしいことなのだ。
十二分に何かをなしてきたと言えなくとも、
ここまで十分に何かをなしているのだ。
その上、私たちは十二分に若いし、恋だってできる。
(三回に分けての二回目)
朝日新聞広告より2010/06/19
I think we all agree on this matter.
これについては皆さん賛成ですね。