風ふく街のニコラ歯科No.1(オリジナルはこちら)
「松風:しょうふう」
第1回目のふく風は、もちろん「松風」です。
皆さんは松風と聞いて何を連想されますか?
ネットで検索すると、色々と出てきます。
株式会社松風をはじめとし、
源氏物語の第18帖(まつかぜ)、
昔の駆逐艦の名前、和菓子の名前等々。
ニコラはお茶を習っていますので、
やはり松風と聞くと「釜の煮える音」です。
ちなみに禅語での松風は
「松にふく風。季節を超え、
古今に冴え渡った清らかな風と
その風情を凝縮した言葉」と本にあります。
今回、㈱松風がうちだした
MiCD=Minimally Invasive Cosmetic Dentistry
日本語では「最少侵襲による審美歯科治療」となり、
ご覧のようにMiとCD、
一見相反するかのようですが、
松風のねらいはMiとCDの共存共栄のようです。
かのコスメティック企業資生堂のコピーは
「一瞬も一生も美しく」です。
なんと贅沢な願望と思われませんか?
もはや、老若男女を問わず「一瞬」だけでは満足せず
「一生」美しくありたいとのデザイア(欲望)を
持っているのです。
同じく「最少侵襲」はもちろんのこと
「審美」をもあわせ持った歯科治療が
求められているのではないでしょうか。
このCosmeticを辞書で引いてみると
「表面的な、外見だけの」との意味ものっています。
しかしCの次はDentistryですから心配ご無用、
決して表面的ではありません。
ニコラ考案の図:愛のピラミッドを見て下さい。
ベースがD=Dentistry(歯科治療)で、
その上がC=Culture(文化)、
さらにB=Beauty(美)で、
一番上がA=Ai(愛)です。
来院される方々の多くは急性炎症などのニーズ
(口の中の困り事)を持っていらっしゃいます
(患者さん・ペイシェント)。
患者さんのニーズを解決するのは歯科治療Dです。
かたや予防やメンテナンス、ホワイトニングなどを目的に
来院される人々は患者さんではなく、
お客さん(クライアント)です。
ですから患者さんを迎えるのは「D」だとしても、
お客さんをお迎えするのは「C=Culture」のほうが
ベターだと思います。
予防やメンテナンスがいまいち広がらないと
思っていらっしゃる先生は、
一度軸足を「D」から「C」に置き換えてみてはどうでしょうか。