イタリアのトリビアその5−ティラミス

イタリアのトリビアその5-ティラミス

御存じ「ティラミス=tiramisu」は直訳すると
「私を引っ張り上げて」「私を持ち上げて」
転じて「私を元気にさせて」の意味と聞きます。
今回、イタリア北部都市ヴェローナ近郊でのこと。
ワイン生産者の方にお昼ご飯のトラットリアを紹介してもらい、
「そこのティラミスは最高!世界一よ!」とのこと。
もちろん、うきうきでその店へ直行。


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rattoria al Ponte : Sommacampagna

手始めに手打ちパスタに舌鼓を打ち「参りました」と降参。




いよいよティラミスの登場。
「ここのティラミスは世界一と聞いたのですが・・」
すると意外、お店の人は「違うよ」。
一同ポカンと肩すかし・・するとニヤッとして
「ここのティラミスは宇宙一!!」
これは、受けました!
まさしくティラミスの名にふさわしく、
(一度落としてから)引き上げる。
もちろん味にも「参りました」白旗白旗。

これを皮切りに滞在中、色々なティラミスを食べましたが、
ひとつとして同じものは、似たようなものはありません。
臆面もなく「宇宙一」と言い切るイタリア人、
すばらしいです。
フランスでも同様、ワイン生産者は、
自分のワインの味、テロワは他と違うという事を
鼻高々に語ります。
他が劣るとも、勝るとも言わず、
ただ「私の作るワインは世界にひとつ」ということを自慢します。
見習いたい思考回路です。
しかし、たしかにおいしいティラミスでした(唾)。
しめくくりに様々なティラミスです。

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