ここ数年、小生の御馳走カレンダーに登場するのが「吉富寿司」、
福岡市舞鶴3丁目にあります。
その昔マンガ「美味しんぼ」に
「握りの要はハーモニー」という意の下りがありました。
まさしく、この店のハーモニーは秀逸!
言わば、吉富劇場。
引き戸を開けて中へ、
まずは外界とは異なった時の流れを感じます。
少々戸惑いつつカウンター席に着くと幕が上がります。
左利きの大将の包丁さばき、握るなどの仕草を目の当たりにし、
つぶやくような語りに耳をすませ、
握りを口に運ぶと・・・!
握りはやはり調和・ハーモニーが命。
ステージ、演者、セリフ、握りが渾然一体となって、
口の中に置かれ咀嚼すると、
さらに調和が膨らみます。
握りが胃の中へ流れる頃には、
次の出し物への期待に胸膨らみます。
鹿児島—博多が最短80分、
足繁く通うのが可能になりました(喜)。