ハナ通信No.80「チェント・アンニ!」

ハナ通信No.80「チェント・アンニ!」

「みかん黄にふと人生はあたたかし」高田風人子(ふうじんし)

食=「チェント アンニ!」

まずは掲句の解説文から「冬の夜に、ゆったりとコタツに入ってしまったら、ついミカンに手が伸びてしまうし、ひとつ食べたらきりもなく食べてしまいます。生きてゆくための食物とは違ったところで、精神のすみずみまで水分を補給してくれているような果物。あるいは、日々の諸事に目減りしてくる幸せを、いくばくかは回復してくれそうな、とてもありがたいものなのだなと、この句を読んで実感するわけです」(増殖する新・俳句歳時記2011/12/18)

今号で「ハナ通信」80号となりました。丸々20年、時の経つのは本当に早いものです。過去79号の医・食・遊を見てみますと、医=49話、食=39話、遊=29話。語呂合わせに少々無理がありますが(笑)「49よく29続く39サンキュ!」

80号のお祝いにイタリアンで乾杯といきましょう!場所は東千石町のグルメ通り中程に位置するリストランティーノ「イル・チプレッソ」。お店に入る時には是非「ブゥォナ セーラ」こんばんは、とイタリア語で。ドアを開けるとシニョーラ(マダム)が日本人らしからぬテンションでにこやかに迎えてくれます。可能ならば奥のテーブルがオススメ、シェフの笑顔に出会えます。料理はどれを選んでもモルトブゥォーノ(大変美味)。ワインも充実、リーズナブル(岡山酒店ワイン)。特筆すべきは、このご時世にもかかわらず、昼も夜も一回転のみ。美味ゆえ、あっという間に皿は空っぽ。しかし、気がつくと結構な時間に・・。ゆっくりと流れる時間、ワイン、料理、おしゃべり、まさにリストランティーノ。それもそのはず、お二人とも13年近くのイタリア暮らし、シェフは星付き店「イ・サロッティ」で料理長まで務められての帰国。店名の「チプレッソ」とはトスカーナ特有の「糸杉」のこと。「イト、おいしスギ」!口の中に唾液たまって準備万端、では皆さん乾杯「チェント アンニ」(百年!永久に:乾杯の声)
イル・チプレッソ 電話099-222-1713 月火休み

イル・チプレッソでのある夜のディナー

御馳走様でした!
(美味しいを持続させるためにも、お口のメンテンスを!)

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