ほろ苦い:「食語のひととき」より
菜の花やフキノトウが食卓にのぼると春の訪れを実感する。
この季節、私たちには、ほろ苦い春の味覚を堪能する喜びがある。
「ほろ苦い」は、多少の苦みがあることを意味する。
元来、苦さは嫌な味であることが多い。
「苦い」の語源は、逃(にぐ)が転じたもので
「逃げ出したくなるような味」からきているとされる。
生理学的にも、苦味は毒物のシグナルなので、
我々は本能的に苦さを嫌うという説がある。
「食語のひととき」早川文代著 毎日新聞社
*学生時代に「苦味」について習いました。
舌の一番奥で「苦味」を感じるのも
最後の砦の意味があるようです。
He was passionate about travel and wine.
彼は旅行とワインに夢中だった。