予防 2.0-009-0830 防人に変身させる!
昨日のブログで「口腔内が健康ある」を維持するのは無理である、
というようなことを書いてふと思いました。
ということは「口腔内はだらだらと病気なのか?」
歴史的には年齢に「歯」があるように
口腔内のだらだら病気は老化と受け取られていたようで、
その昔、老いていくものとして「歯目〇〇」と聞いたことがあります
やはり、老化とされていたようです。
下着を替えるのは
身体的にも精神的にも健康を保ちたいからでしょう。
多くの人は日々着替えると思います。
もちろん、その後洗濯します。
下着の洗濯同様、毎日歯磨きしますよ!
毎日毎朝磨いても、磨き残しがあります
その磨き残しやバイオフィルムが徐々に軽微な歯周炎を
重度なものへと悪化させます。
毎日歯を磨いているのに、歯周炎になる
健康(日常生活に困らない)なのに噛めなくなる
このことを昔の人は「老化」と解釈したのでしょう。
老化だから致し方ない、避けられない
歯は老化するものである
噛めなくなるの当たり前
というようなことが常識となってしまったのかも知れません。
「老化」これは医者にとって便利な言葉です
症状の原因が分からない時に使える便利な言葉です
バイオフィルムの存在、バイオフィルムを除去するPMTC、
が一般的になった今、「あなた(患者さん)も、もう年だから」
は答えになりません。
だらだら病気=老化ではなく、
口腔内に理由は存在するし、
解決法も手にはいることをしっかりと伝えるべきでしょう。
ピンぼけした内容になりましたが
予防と言う言葉の持つイメージ、
歯は老化すると言う誤った過去の常識、
なども予防の普及・定着の妨げとなっていたのかも知れません。
患者さんを防人(さきもり)に変える!
これも歯科医師の仕事です。
防人=予防人(よぼうびと)、歯を積極的に予防する人