予防 2.0 ダイエットや英会話と同じか

予防 2.0-016-1002 「ダイエットや英会話と同じか」

口腔内疾患は、言わば「だらだら病」
であれば、歯科予防は人々にとって
ダイエットや英会話と同じようなものかも知れません。
ただし大きく違うのは、歯科予防の場合
プロ(歯科医師・歯科衛生士)の手も必要であるということ。
レベルにもよりますが、ダイエットや英会話は
自宅で自分だけで行うことは充分可能です
しかし、歯科予防はご自分だけでは不充分です。

ここに歯科医師としてのジレンマを感じます。
英会話であれば
「別に私は必要ない」と言う人も当然います
ダイエットでも
「小太りオッケー」の人もいます。
ただし、歯科の場合は
「歯磨きやメンテはてげてげ(適当)でよか」
と、プロのメンテを受けていなければ、
かなり高い確率でムシ歯や歯周病になります。
しかもムシ歯においては不可逆的病気ですので
自己治癒はありません。
小学6年生が上の前歯にムシ歯をつくったとします。
いつも思います
「なぜ、この歯を守ることはできなかったのか?」

歯科予防の失敗です。
かと言って、誰を非難することができましょうか?
本人、家族、歯科医師?
はっきり言えることは
「何かが足りない!」

ムシ歯はできるものではなく
白い歯は守れるものにするには
何が足りないのか?

ダイエットや英会話の本が書店にはいつも花盛り
結局「これだ」という内容がないからでしょう
それらの達成法は千差万別ゆえに、本も次から次へと

歯科の場合は「磨けば守れる」ことは
歯科医師にとっては周知。
ジレンマを感じます
まさしく歯がゆい!!

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