先制医療:せんせいいりょう

先日、ラジオから「先制医療」という言葉が耳に飛び込んで来ました。

先制医療とは
先制医療(Preemptive medicine)とは、発症前に高い精度で発症予測(Predictive diagnosis)あるいは正確な発症前診断(Precise medicine)を行い、病気の症状や重大な組織の障害が起こる前の適切な時期に治療的介入を実施して発症を防止するか遅らせるという、新しい医療のパラダイムである。本パラダイムは、今後の医療の進むべき方向の1つであると考えられる(図参照)。先制医療が従来の予防医療と異なるところは、病態・病因の発生や進行のメカニズムにあわせて、予見的に介入する点である。

従来の予防医学
国民の健康を守りつつ医療費の高騰を抑えるための最善の方法は、「国民ができるだけ病気にならないようにすること」であろう。この考え方を実現するため、従来の予防医学は、主に経験的事実を根拠として、すべての人を対象に展開されてきた(例:生活習慣の改善など)。このような従来型の予防は一定の効果を上げてきたと考えられるが、今後より多くの人々が病気にならないようにするためには、発想の転換が必要なのではないかと考えられる。
出典はこちら

上の二つの文を読まれてどう思われますか?
歯科における「予防」は、従来予防ではなく先制医療であることは明白です。
なぜならば、カリエス・歯周病ともに「こうすれば(歯科医療従事者の介入)発症を回避できる」ということが、ほぼ確立されており、どの歯科医療機関に置いてもおおよそ可能です。
どう思われますか?

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