何を忘れる忘年会?からムシ歯予防を考える

何を忘れる忘年会?

この月、茶室でよく目にする軸が「看看臘月尽」です。

DSC03119

「みよみよろうげつつく」と読みます。
意味は直訳すると「見る間に十二月も終る」で、
解説はこちらこちらを。

さて、忘年会も週末には宴たけなわです。
ある年、ふと思いました「何を忘れるのだろう?」
調べました、ありました。
遡ること室町時代、以下ウイキペディアより

「としわすれ」という言葉を用いた最古の例としては、室町時代の皇族、伏見宮貞成親王が認めた『看聞日記』で、1430年(永享2年)12月21日の記録として出てくる「先有一献。其後連歌初。会衆如例。夜百韻了一献。及酒盛有乱舞。其興不少歳忘也。」という文章である。これは、年末に催された連歌会が大変に盛り上がり、その様子がまるで「としわすれ」のようだと述べたもので、この頃には既に民衆行事として「としわすれ」と呼ばれる、酒を飲んで乱舞する行事が存在していたことを示している。

IMG_1273
(お気に入りの杯です。作者はこの人

さらに、ふと思いました「皇族の方々が何を忘れるのであろうか?」
その時ネット調べた記憶では、やはり天変地異、天災を忘れようとされたようです。

今年も地震、火山の噴火、台風、水害などありました。
ここまでが枕です。前置きが長くてすみません

平成日本において予測可能な天変地異は「台風」だけだと思います。
赤道付近やフィリピンなど南の海上で発生した台風がいつ頃、どれくらいの強さで、どのようなコースを経て九州に上陸するかを知ることができます。
その昔、ほぼ毎朝錦江湾沿いをジョギングしていました。
その時に知り合ったアマチュアカメラマンは
「半日くらいのレベルで桜島の噴火を予測できる」とおっしゃっていました。
その方は、毎朝桜島にレンズを向けておられました。

先日、思いました。
「ムシ歯は予測できる」と言えます
ムシ歯は突如できる病気ではありません。
ムシ歯になっていない歯面(歯の表面)がムシ歯になるには
明確な根拠はありませんが数ヶ月はかかると思います。

逆に言えば数ヶ月(2、3か月)単位でほぼ完璧な予防は可能だと確信します。
台風の進路を人が変えることは無理ですが、準備する時間は充分にあります。
ムシ歯も同じです。
他の病気とは違い、ほぼ完璧に予防するチャンス、時間的余裕があります。
しかし、現実には他に何かが足りないからムシ歯になってしまうのです。
ムシ歯になる、ムシ歯をつくるということは
その方にとっての損失であり、新たな出費、時間の浪費を発生させます。
何が足りないのか?歯科医師は何を提供すべきなのか?
考えます!

IMG_1269
先日食べました、ゴディバに匹敵する美味しさ!

9800

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です