BBTime 041 いれば食堂と予防カフェ

BBTime 041 いれば食堂と予防カフェ
「耳も目も歯も借り物の涼しさよ」兼谷木実子
Unknown
ネットでみつけた画像で、まさしく耳輪のような補聴器です。さて6月4日から、むし(64)にかけてムシ歯予防で歯と口の健康週間です。ちなみに昔は虫歯と表記していたようですが、現在ではムシ歯と表記します(この表記を推奨しています)。さて、無事の人でムシ歯は結局なかなか予防できない、簡単には予防できないと書きましたが、歯科医師の怠慢もあったように思います。ムシ歯予防デーが始まったのは1928年昭和三年です。ほぼ完全に予防できる病なのに、以前に比べると減ったとは言え90年近くたってもムシ歯がなくなっていない!歯科医師が治療に感(かま)けていたからだと自己反省します。「まずは治療だろう」これも正しい考えですが、予防できる病は予防優先がよろしいかと。
冒頭の句の借り物について。学生の頃、補聴器、メガネはお店で売っているのに、なぜ入れ歯はお店がないのだろう?と考えたことがありました。コンタクトレンズ愛用者の小生にとっては、メガネもレンズも人工臓器です。これがなければ夜も日も明けません。おそらく入れ歯(義歯)は口の中(体内)に入れるものだから、メガネや補聴器と違ってより人工臓器であるがゆえに、入れ歯屋さんがないということでしょうか。メガネ屋さん同様に入れ歯屋さんがあれば、デザイン重視の入れ歯とか、グルメ重視の入れ歯とか、軽くて装着していることを忘れるような入れ歯とか開発されたのかも知れません。
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丁度大学卒業の頃、日本のインプラント黎明期だったと思います。その後、インプラント治療が進歩するにつれ義歯(入れ歯)は、近い将来消えてしまうだろうと思っていました。しかし、ここに来て別の意味で義歯の需要と言うより義歯の利便性が見直されている気がします。高齢者社会にともなう認知症や介護の問題に絡めての義歯の有用性です。テレビが世に出た時に多くの人がラジオの行く末を案じました。コンタクトレンズとメガネ、バイクと自転車なども同様です。ところがどっこい、それぞれに生き残っています、それどころかテレビの行く末が真剣に案じられる今日この頃です。入れ歯(ここで言う入れ歯は、取り外し可能な義歯のことです)の再評価についてカルノの夢である「いれば食堂」について書いて行きます、乞うご期待。蛇足ですが、このラジオは知る人ぞ知るソニースカイセンサー。これで鶴光聴いていました、もちろんミッドナイトストーリー。
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もうひとつの夢「予防カフェ」予防とは病人ではない人が対象です。病院・医院は病人向けの施設です、健康者向けではないと思います。健康者が健康維持の目的で足を運ぶ場所は?スポーツジム、映画館、温泉、カフェ等々。歯は何の為に存在するのか?ひと言でいうならば「人生を味わうため」だと言えるでしょう。健康な歯を保つために通う施設、それが予防カフェです。歯と味わいは食器と料理のような関係、そこでダイレクトに人生を味わう為にカフェ通い、歯の健康を守る為のカフェ通い。いれば食堂と予防カフェ「あなたがいれば」をテーマに話して行きます。BBTimeはあまり関係はないのですが、エルトンジョンの「Your Song」です。2811

 

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