BBTime 095 HSPの実体

BBTime 095 HSPの実体
「赤い椿白い椿と落ちにけり」河東碧梧桐
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この時季になるとこの句を思い出します。解釈について面白いことが解説にあります、どうぞお読みください。ちなみに「つばき」を変換すると「椿」と「唾:つばき、つば」が出ます、面白いですね。椿は漢字ではなく国字です。さて、HSP=ヒートショックプロテインの第四話「ヒートショックプロテインの実体」、音源は更新され聴くことはできません、再放送があるかもしれませんが・・コーナーはこちらです。では第四話始まります。
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「体を温めると増えるヒートショックプロテイン、略してHSPと呼びます。加温などによる熱だけではなく、運動、低酸素、圧力、紫外線など物理的なストレス、加えて精神的なストレスによってもHSPは増加し様々なストレスから私たちを守ってくれます。細菌感染すると自分で命令せずとも免疫系が働き感染から守ってくれます。また出血しても傷口を押さえていると血は自然と止まります。このようにヒトの体では外からの障害から身を守るための生体防御機序が働きます。ヒトはストレスを受けると、ストレスによる障害とともにHSPを増加させ傷ついた細胞を修復し元気にしてくれます。私たちの体は60兆個の細胞の寄り集まりです。体の60%は水分ですが次に多いのがタンパク質です。皮膚も筋肉もコラーゲンも様々な酵素もみんなタンパク質でできています。細胞の中はタンパク質で一杯です。私たちがストレスで障害を受けるということはタンパク質が障害を受けると同じことです。障害されたタンパク質を修理修復して再び使えるタンパク質に変えるのがHSP=ヒートショックプロテインの役目です。障害を受けて壊れたタンパク質を修理してまた使えるようにする修理屋さんです。HSPは私たちが元気で健康でいられる方向へ導いてくれます。このHSPはヒトのみならず全ての生き物が持っています。大腸菌でもショウジョウバエでも野菜でも持っています。数年前に「野菜の50度洗い」が話題になりました、野菜を50度のお湯に90秒つけると野菜がシャキッとなるというものですが、これは野菜が熱ストレスを受けることで野菜中にHSPが増加したものです。新鮮さを保てる、これをヒトに当てはめれば寿命が延びるということになります。ショウジョウバエの実験でも証明されています。ハエをお風呂に入れるような実験をするとハエの寿命が延びます、またHSPを多く作るように遺伝子操作すると明らかに寿命が延びますし、逆に遺伝子操作でHSPを作れなくすると短命となります。このようにHSPは長生きの妙薬で、しかも副作用の報告はありません。ただしほとんどの生き物がこのHSPを持っています、病原性大腸菌O157もHSPを持っています。よって中途半端な熱消毒は逆にHSPを増加させ、菌を死ににくくしますので消毒殺菌はきちんとする必要があります。」第五話最終回は加温(HSPを増やす方法)の実践編です、近々アップします乞うご期待!
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長生きの妙薬と聞くと「お酒」を連想しますが、小原庄助さんは「朝寝朝酒朝湯」が大好きで・・朝寝・朝湯は健康に良いのですが、朝酒が良くなかったのでしょうかね。今回のBeatはカラダのみならず目頭(めがしら)も熱くなること請け合いです。トヨタ繋がりで学生時代過ごした小倉の動画もご紹介!
https://youtu.be/Me1GIDy-U9g

https://youtu.be/d9UXaJNJoeM
この曲を歌っている人がLoving Eyesの曲を作ったとのことです、Michael Kanekoという人。おまけでもう一曲 4480

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