BBTime 261 あんぱん

BBTime 261 あんぱん
「厚餡割ればシクと音して雲の峰」中村草田男

今回、句の解説を読み返して「厚餡:あつあん」=「あんぱん」ではなく、薄皮饅頭やあんぱんのことと知りました。「薄皮の饅頭(まんじゅう)でしょうか。特に冷やしてあるわけでもないのに、手にする「厚餡」入りの菓子はどこか冷たく重く感じられます」解説より

ところで、TED=テドをご存じでしょうか?Technology Entertainment Design でTED 。最近観た「ダニエル・デネット:かわいさ、セクシーさ、甘さ、おかしさ」、面白かったので御紹介。簡単に言うと「あんぱん→甘い→人が好む」あんぱんは甘いから人が好んで食べる・・ではなく「人が好んで食べるものが、たまたま甘かった(少なくともヒトは甘いと認識している)」が進化論的には正しいのだそうです。
「さて 今日はダーウィンの逆転した奇妙な推論の他の例を話します 始めは混乱しますがこちらも同じように重要なことです チョコレートケーキは甘いから好きというのはもっともです 男性がこういう女性を好むのはセクシーだから 赤ちゃんを溺愛するのはかわいいから そして ジョークが楽しいのはおかしいから」TEDより

「これらは全て反対です なぜなのかダーウィンが示してくれます まずは甘さですが 私達が甘味が好きなのは糖分探知機として進化したからです 大雑把に言えば 糖分は高エネルギーなので それを好む様に 脳の配線が組まれたのです 私達が好きだからハチミツは甘いのです 「甘いから 私達はハチミツを好む」ではないです 本質的にハチミツに甘さがあるわけではありません ブドウ糖分子を凝視しても それがなぜ甘いのかはわからないでしょう なぜ甘いのかを知るには脳の中を見なければいけません ですから始めに甘さがあり 私達が甘さを好むように進化したと考えるのは 順番が違っています 本当はその反対です 甘さは進化上の関係付けの中で生まれました」TEDより

分かるような分からないような話ですが、おそらく「いつ食べられるか分からない時代に、生き延びるためには高エネルギー食物の方が良い」と経験的に知り、進化の中で「高エネルギー=糖分多し=甘いもの」を選ぶ(好む)ようになったのでは?

世の中には辛党(酒好き)の方もいらっしゃいますが、多くの人は「美味しいお菓子」を口にします。昔の小生、甘いお菓子=ムシ歯の原因=ムシ歯予防の敵・歯医者の敵と思って(苦笑)いましたが、今は違います。ヒトは進化の中で結果的に「甘さ」を選ぶようになったのです。

砂糖は安価に容易に手に入ります。砂糖の使用を控えましょうと言っても説得力は無いと思います。砂糖の体への弊害はムシ歯以外にも多々ありますが、ゼロにすることは不可能でしょう。甘さ・甘みといかに賢く付き合うかでしょうね。1600

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