BBTime 276 何時何処

BBTime 276 何時何処:いつどこ
「名月や名月の名所は月にあり」大伴大江丸

掲句は当たり前と言えば当たり前です。この俳人(江戸時代大阪生まれ)はパロディが好きだったようで、超有名な藤原敏行の「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」を踏まえての「秋来ぬと目にさや豆のふとりかな」があります。今回は「何時何処」について。

まずは「何時:いつ」いつ歯を磨きますか?の問いに多くの方は「食後!」と答えられるでしょう、もちろん正解。理由は食器同様「使った(汚した)後はキレイにする」。その昔「333運動」を耳にしました。「毎食後(日に三回)食後三分以内に三分間磨こう」というものでした。今ではこの「333」は誤りではないのですがあまりオススメしません。特に「食後三分以内」はNG(良くない)です。理由は食事直後は歯の表面がやわらかくなっている場合があるからです。大方30分待てばオーケーです。

次は「何処:どこ」洗面に決まってるでしょ!はNGです。結論、何処でも可能です(もちろん周りへの配慮は必要です)。イメージしてください。あなたは晩御飯を食べました→夜九時過ぎからサッカーの試合中継です→リビングのソファーでサッカー観戦しながらだらだら磨き:OKです。徐々に寒くなり「湯船派」のあなたはぬるめのお湯にゆったり浸かります→歯ブラシ持って湯船に→湯船でだらだら磨き:OKです。寒い夜、眠い目をこすりながら洗面所での歯磨きはイヤ!なあなたは→歯ブラシ持ってベッドイン→スマホでconnote見ながらだらだら磨き:OKです。

周囲に迷惑かけない「唾液磨き」であれば「何時でも何処でも」可能です。要は「日に一回はトータルで隅々までしっかり磨くこと」。車通勤の方は車中歯磨き(運転には御注意)。仕事場に早めに着く人はデスクで歯磨き。朝の長トイレが習慣の方はトイレで歯磨き。「333」や「洗面」にとらわれずに自由に「あなた磨き」の場所とタイミングを工夫してみてください。当初顰蹙を買った「車内お化粧」はさておき、周りの人や雰囲気に迷惑でなければ色んな場所やタイミングでの「あなた磨き」が可能だと思います。

以前は色々な歯磨きの方法についてとやかく言っていました。大学でもすごい技のように教えられました。歯ブラシの大きさや毛の硬さは、磨く人(年齢)や歯茎の状態を考慮して選ぶ必要があります。同じくその人の歯磨きの「何時何処」についても「処方箋」が必要な気がします。「歯は硬いけど頭は柔らかく!」もムシ歯予防のコツです。今回の動画は「Bad Day」。登場する二人の歯磨きの「何時何処」をあなたなりに処方してみてください。1900

処方のヒント:二人の飲食(文字通り液体のみも)は何時何処で?数日後に小生なりの処方を書きます。

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