BBTime 458 笑顔笑眼:えがおえがん
「マスクしてマスクの人に目敏しよ」宮坂やよい
画像の出典は記事「名画の人物にもマスク、英美術館がグリーティングカード」(こちら)より。句の解説に『季語は「マスク」。最近では花粉症を防御するために、春もマスク姿の人は多いが,元来は風邪の季節である冬季のものである。句が言うように、たしかに自分がマスクをしていると、他人のマスクにも目敏く(めざとく)なる。やや風邪気味なのか、あるいはインフルエンザに流行の兆しが出て来たのか、いずれにしても内心ではちょっと大袈裟かなと思っているのだ。が、街に出てみると、昨日までは気がつかなかったマスクをした人がけっこう目につく。そうか、堂々とマスクをしていても変じゃないんだと、ほっと安堵の一句である』(解説)とあります。マスクは冬の季語ですが・・今回はマスク美人、マスク笑顔の話。
公共の場では恐らく九割以上の方がマスクされています。マスク着用だと表情の表現(読み取り)が困難ですが、そこを逆手に捉え、マスクの下で笑顔の練習をしてみるのもよろしいかと!毎日笑顔エクササイズすることで、口角が上がり、地顔が笑顔になり、新型コロナが終息し晴れてマスク不要になった日には、みんなの笑顔がレベルアップしているなんて、考えるだけで笑みがこぼれます。見えている「目」だけでどれだけスマイルを伝えられるか。笑顔・笑眼(えがん)の練習としてマスク着用を利用するのも楽しいかと。
雑誌「&プレミアム」に次の文章を発見
『笑うこと。
笑うのはいいなぁ。笑顔は人から人へと伝播していくのもいい。写真を撮るとき、カメラを構えて「笑ってください」と声を掛けるよりも、「さぁ笑いますよー!わぁーはっはっは!」と自分が笑ってしまうほうが、みんなつられて笑顔になるから面白い。しかも思わず笑ってしまった顔だから、自然な表情になるのもいい。笑うという行為は、自分がしあわせになると同時に、相手にもしあわせな気持ちになってもらうことなのかもしれない。たくさん笑い合って生きて行きたいなぁ。水野学』
笑うこと・笑顔が絶対的に良いと言う気はありません。笑いたくない時に無理することはないと思いますが、これから高温多湿になるのに、マスク着用を強いられる場面で「笑眼練習」として気が紛れればと思ったものですから・・笑うことで免疫はアップしますけどね。
言葉「和顔施:わがんせ」が朝日新聞の折々のことばに出てました。
『いつもニコニコしていることで、徳を積めるんです。瀬戸内寂聴
人に笑顔を施すことを「和顔施(わがんせ)」という。そのために普段からユーモアの感覚を磨いておくよう僧・作家は奨(すす)める。そして好きなことしかしないこと。何かに呆(ほう)けると悪口を言う暇もなくなる。日本文学研究者、D・キーンとの対談『日本の美徳』から。演出家の久世光彦は、寂聴姉(ねえ)は〈女〉をやめなかったから「死んで桃色の骨になるだろう」(『美の死』)と書いて、先に逝った。(鷲田清一)』こちらもご参照のほど「BBTime 333 和顔施」。
同じく「折々のことば」に次のような文章も。
ユーモアの感覚磨きとして、笑顔ではなく「変顔」練習もありかも。最後にお陰様で拙ブログ「connote:カノート」へのアクセスが百万を超えました!感謝とともにさらに精進いたします。0040
https://youtu.be/zYo6OOxjQiA