BBTime 491 ブラシラブ・形

BBTime 491 ブラシラブ・形
「燃えつきし焔の形シクラメン」田川飛旅子

焔をイメージするとは日頃料理をされる方なのか。解説には『明治時代に渡来した外国花。別名を「篝火花(かがりびばな)」という。この句のとおりに、燃え尽きる直前の焔(ほのお)が、パッと明るくなるような美しい姿をしている。しかも、こちらの焔は長持ちする。私の好きな花のひとつだ。クリスマス近くになると花屋の店先を飾るので、冬の花と思っている人も多いだろうが、元来は春の花だ。したがって、季語も春。布施明に「シクラメンのかほり」という歌があって、いったいシクラメンに香りがあるものかどうかと話題になったことがある。物好きとしては花びらに鼻をくっつけてかいでみたが、まずは無臭というべきであろう』(一部抜粋)。解説にもあるように、ほとんど香りは無いようです。ウイキペディアには『古来は花ではなく、塊茎の澱粉を注目され、サポニン配糖体シクラミンCyclamin)を含む有毒にもかかわらず「アルプスのスミレ」などの美称があり、食用とされていた。しかし、大航海時代以後ジャガイモがもたらされると、シクラメンを食用にする習慣はなくなった』とあり食用としての植物であったようです。今回は「ブラシラブ」の形のお話。

二年前「毎日使う道具」に、おそらく日本人の個人所有・個人使用でのナンバーワンは歯ブラシではないかと書きました。個人使用の1位は「箸」です、使い捨ても含まれます。今年に入って増加したのが「マスク」で、市場規模は五千億円を越すそうですが、まだまだ、パーソナルユース(個人使用)第一位は歯ブラシでしょう。毎日道具に必要な要素を考えました。答えのひとつは、その人にとって「いつでも、どこでも」手を伸ばせばすぐ届く。携帯やスマホがそうですし、メガネ、腕時計もしかり。

しかしながら現実はいかに?寒い冬の朝でも洗面まで行かねばならぬし、(昔は)食卓に箸立てがありましたが、歯ブラシ立てはもちろん今も昔もありません。あなたの毎日道具No.1なのに、歯ブラシまでの距離があり過ぎる!そこで「寝ていたブラシを起こす」ことを考えました。手を伸ばせば、そこに歯ブラシが在る!

前回「ブラシラブ・名」に登場したダルマブラシ。寝ている歯ブラシを起こすために、土台・台座をしっかりしたものにして起き上がるダルマブラシ。しかし、起き上がるためには結構な重量の台座が必要で、試行錯誤の末、起こすのではなく「坐る」にしたのがゼンブラシでした。大人用歯ブラシの全長が大方17~18cmに対し、ブラシラブは11~12cmで、約6センチ短い背丈です。この背丈が意外なプラスに!・・続く。8710
SweetsLove, TeethLove, BrushLove!


おまけ:名曲「シクラメンのかほり 作詞作曲:小椋佳」に出てくるのは「真綿色・うす紅色・うす紫」の色だけです。
1)真綿色した シクラメンほど 清(すが)しいものはない
出逢いの時の 君のようです
ためらいがちに かけた言葉に
驚いたように ふりむく君に
季節が頬をそめて 過ぎてゆきました
2)うす紅色(べにいろ)の シクラメンほど まぶしいものはない
恋する時の 君のようです
(こ)もれ陽(び)あびた 君を抱(いだ)けば
淋しささえも おきざりにして
愛がいつのまにか 歩き始めました
疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく
呼び戻すことができるなら 僕は何を惜しむだろう
3)うす紫の シクラメンほど 淋しいものはない
後ろ姿の 君のようです
暮れ惑(まど)う街の 別れ道には
シクラメンのかほり むなしくゆれて
季節が知らん顔して 過ぎてゆきました
疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく
呼び戻すことができるなら 僕は何を惜しむだろう

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