BBTime 527 門前雀羅

BBTime 527 門前雀羅:もんぜんじゃくら
「暑中休暇の雀来てをり朝の庭」清水基吉

昔懐かし、夏休み初日の朝は最高でした!解説に『子供であれ大人であれ、夏休みの朝は格別な気分になる。とくに休暇がはじまった朝は、いつまで寝ていてもよいようなものだが、かえって早起きをしたりする。日常とは異なる生活時間の流れを意識して、軽い興奮状態になるからだろう。静かで、なんでもないように写る句であるが、そこらあたりの気分をよくとらえている。休暇であろうとなかろうと、毎朝庭に雀は来ているわけで、しかし日頃は気にもとめない存在でしかない。あわただしい朝の時間に追われて、来ていることすら意識しない場合のほうが多いだろう。それを今朝ははっきりと意識して、しばらく眺め入っているという句境』(解説より抜粋)。今回は順序についてのお話。

7/15毎日新聞の新コラム「毎日のことば」で知りました。解説は『もんぜんじゃくら【門前雀羅】――来客がなく閑散としているさまを表します。出典は中国の古典「史記」。門前にスズメを捕る網を張ることができるほど訪問者が少ないことを嘆いた表現です。逆の意味の慣用句に「門前市(いち)をなす」があります。』(毎日新聞7/15朝刊より)。

飲食店やお酒は悪くないのに・・門前雀羅とは理不尽さを感じます。今更ながらですが・・今回の新型コロナウイルス感染症に関して、順序において問題があると(繰り返しますが)今更ながらに思います。観客の有無において、飲食店に関しても、お酒も「感染の有無」「感染者か否か」を十把一絡げに相手とするため起こる規制や制限です。競技場やお店の入り口で「陽性か陰性か」がはっきりすれば、もっと言うならば、その人が家を出る前にご自身ではっきり知っていれば、有観客か無観客かはない話です。・・感染症拡大当初(2021年はじめ)ならまだしも丸一年経っても同じことをしている。もちろん全ての国民を検査するのは不可能でしょうし、選択の自由・人権など考慮すべきことも多々ありますが・・。加えて、小見出し「自粛時の飲食店は」が「自虐時の」に見えます。本来、何も悪くないのですから「自粛」ではないよなと思います。・・「自粛」自分の行動に対する反省に基づき、自分から進んで慎むこと。「自虐」自分で自分を(必要以上に)いじめること。(新明解国語辞典より)

以前セミナーで「洗濯理論」の話をしました。仕事で使うタオル洗濯の話で、空の洗濯槽に「タオル+洗剤+水」の順に入れて洗濯機をオンにすると(通常の使い方)、タオルが偏り途中で「ブーブー」と鳴り洗濯機ストップ。そこで一案!空の洗濯槽に洗剤を入れ水を張ってから、使用済みタオルをその都度投げ入れ、タオルが貯まってスイッチON、この順序ならスムーズに洗濯が完了します。登場人物は同じでも順序が違うだけで結果が異なる、これが洗濯理論。

画像は橋下氏のツイート、同感です。コロナウイルス感染症も、現在の色々な規制においても、今までの流れのなかで受け入れるのではなく、潔く今「まずすべきこと」は何かを常に問い直し行動すべきだと思うのですがね。

最後にいつもの我田引水です。歯医者に行くのなら、問題発生後に行くよりも発生前に行く方が、二百倍以上の価値があります。洗濯理論と同じ!後手後手医療よりも先手先手予防を!皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。5280


おまけ1)二曲目のChip Taylorは女優アンジョリーナ・ジョリーの叔父さんにあたり79歳時の録音です。おまけ2)冒頭の句が夏休み初日なら次の句は休み最終盤。
「かなかなやまっしろおばけの宿題帳」岡田葉子
宿題もムシ歯予防も先手先手がよろしいかと。

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