BBTime 584 ニセモノ買いの銭失い

「安物買いの銭失い」ことわざ

2022/07/31投稿 8/15追加
この諺は耳にしますが、タイトルは「ニセモノ買いの・・」。そんなの当たり前でしょ!と思いますが・・のお話。諺の意味はご存じの通り『安い物を買うと品質が悪かったり、すぐ傷んだりして、結局損をする』(引用元)。では「偽物買いの銭失い」は・・前置きがあります。「本物を易く(やすく)失い、ニセモノを高く買う」・・こんなバカなことする訳ないじゃん、と思われるでしょうが、多くの方がしていらっしゃるのです。

先日、時計修理屋さんとの会話に出てきたのが上の画像です。よく見てください、ちょっと違うでしょ。「レフティ」と呼ばれる左利きで竜頭の位置などが違います。レフティは生産数が少ないこともあって、市場価格が高騰しており新品よりも中古価格の方が数十万円も上だそうです。また、一昔前のロレックスを高値で売って、その利鞘で新品ロレックスを買う。数年後、また売って新品を買う。ロレックスマラソンと言われているとのこと。修理屋さん曰くひとこと「異常です」。さて質問「ここに偽物ロレックスがあります。非常によくできています、五十万円します。では、この偽物と同じタイプの本物にいくらの値段をつけますか?」おそらく偽物が五十万なら本物は「百万だろう」「本物なんだから二百万はするよ」・・いずれにせよ通常ならニセモノより本物が高い値がつきますよね。残念ながらこの真逆のことが、さも当たり前のこと日常茶飯事のこととして起きているのが「歯科治療」なんです。

画像は陶器の歯、どんなに上手な技工士さんが作っても「ニセモノ」です。だいたい1本十万円はします。陶器の歯が必要になった原因がムシ歯であったなら「本物を易く失い、偽物を高く買う」と言えるのです。

画像は「PMTC:ピーエムティシー」と呼ばれるプロケアです。過去に何度も書いていますが「歯は磨いても、もらうもの」であって、ご自分だけでムシ歯予防は不完全です、できません(と言えます)。たやすく本物を失い、高価なニセモノを買う羽目になる。これは人々(患者さん)だけの責任ではなく、歯科医師にも責任があります。歯磨きによるムシ歯予防は、人々がすべきこととしてきたことに誤りがあると思うのです。どうぞ考えを変えてください「歯は、磨いてももらうもの」。ニセモノ買いの銭失いにならぬよう、こまめにプロケアを受けることをオススメします。ひとつご注意ください!プロケアで歯を削ることはありません。いまだに「削ってなんぼ」と思う歯科医もいますので、この点はご注意ください。皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。

追加:文章中の「時計修理屋さん」。小生も修理ふたつと電池交換ひとつ、お願いしました。オススメします!インスタグラム@bleriots0819です。腕時計で困り事があれば是非!

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