BBTime 602 おかシあわせ

「うすらひをゆつくり跨ぎ和菓子店」丹沢亜郎

2023/01/17投稿・1995年1/17阪神・淡路大震災
画像は京都和菓子店「永楽屋」の琥珀(こはく)。句の解説には『和菓子店の前の道に薄氷(うすらひ)がはっている。それをゆっくりと跨いで店に入る。この句の命は「ゆつくり」にある。「ゆつくり」が和菓子店の存在を際立たせている。不思議なもので、洋菓子店には急ぎ足で入っても違和感を感じないが、和菓子店には「ゆつくり」入りたいと思う。句のように薄氷がはっていれば、ばりりと踏んづけたりもしないのである。和菓子独特のつつましやかな雰囲気が、こちらの心に伝染するからだろうか。つつましい人に会うと、こちらまでそんな気分になるように……。三鷹や武蔵野には、けっこう和菓子店が多い。通りすがりにのぞくと、赤や黄の色彩が目立ちはじめた。春である。』(解説より)。この句は2/5(1998年)のアップですので、節分過ぎて「春である」です、悪しからず。前回「おいシあわせ」に悪ノリして「おかし:お菓子・可笑し」+幸せ=おかシあわせのお話。

記事を見つけました。タイトル『「実は顧客サービス」福島第一原発のコンビニがタバコの個数をわざと間違えるワケ』(記事はこちら)。まずは、甘いものが人を幸せにするというくだり・・『作業員に人気の「大きなツインシュー」が棚に山盛りになっている光景はこの店の名物だが、他にも缶コーヒーやカップラーメンの種類の多さは全国でも群を抜いているだろう。』・・『「最近、ちょっと変化が感じられるのは、『大きなツインシュー』などのスイーツ系の商品が、以前ほどには飛ぶように売れなくなってきたことです。“昔”はとにかく甘いものを食べられるだけで嬉しい、という感じだったのですが、最近は控え目。かわりに『ちょっと太ってきちゃってさ』なんて言いながら、生野菜や豆乳を購入する方が増えてきたんです。現場が当時ほど過酷ではなくなったり、各企業が健康診断を奨励したりしていることもあって、作業員の人たちに健康を気にする余裕が出てきたような気がしますね」』(引用元)。辛い時、疲れている時、過酷な状況の時、人は甘いもので癒されます。

もうひとつ、人を癒すのが「可笑し」。記事に『「当時の原発の構内は、今よりもずっと雰囲気が悪かったんです。すごくぴりぴりしていて、ぶすっと不機嫌で疲れているお客様も多かった。休憩所でもみんな疲れ切っていて、最初はとても暗い感じだなと思いましたね。何度も怒られ、文句を言われつつ、なんとか前を向いて走ってきたんです」』・・『「強面でちょっと怖そうなお客様が来たら、よし、この人をちょっとだけ笑わせよう、っていつも思っていました」』・・『それならいっそ『喜ばせようぜ』『楽しくやろうぜ』って五人のスタッフにはいつも言ってきました』・・『「やっぱり食べ物の恨みは怖いものですから」』(引用元)。

やはり「お菓子・可笑し」は、人を幸せにします。・・というわけでムシ歯予防カフェ「おやつ堂」を考えました。来月如月、開店します。場所は鹿児島市荒田1丁目。ズバリ砂糖ゼロの「そんなバナナジュース」と「美味しいスイーツ」でムシ歯予防をアシストします!えっそんなバナナ、そんなことができるの?・・できます!(続報を待たれよ)。では皆様、ご自愛の程ご歯愛の程。ご紹介曲は薬よりクスリ(笑)、聴きながらオヤツどお、歯磨きどう!

おやつのオマケ:なぜ「琥珀」なのか?食べてみたらわかります。薄氷をお菓子にしたら「琥珀」です。是非お試しを!

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