「なぜ歯医者の子どもはムシ歯にならないのか」その10

「なぜ歯医者の子どもはムシ歯にならないのか」その10
—ニコラ歯科を開いた理由

生活者レベルでの「なぜムシ歯ができるのか」は、非常に荒っぽいかもしれませんが「歯磨きをその人のすべきこととしてきた」だと思います。歴史的に、恐らく今でも、多くの歯医者は、目の前の患者さんが子供さんであれば「君が磨かなかったから、ムシ歯になったんだよ」、大人の方であれば「あなたの歯磨き不足で歯周病になったんですよ」と言うでしょう。言われた人は認めつつも頭のどこかで「今朝も磨いたし、それなりに磨いているけど」と思うはずです。はっきり言います!「あなた自身ではきちんと磨くことはできない」のです。不可能なこと(100%磨くこと)を、さも「あなたのすべきこと」として習慣的に押し付けられて来たのです、きっと。お風呂でのシーンを思い浮かべてください。小さい頃から母親に言われてきました「耳の後ろは洗ったの?」。耳の裏、背中、踵(かかと)などでも、ご自分で綺麗にするのは困難です。ましてや口の中においてをや!

話が長くなりましたが、「ムシ歯のできるわけ」は「歯の床屋さん、美容室がない」からです。あなたの歯をきちんと磨いてくれる第三者がいなかったからです。しかし、今はいます。歯科診療所で歯科医師や歯科衛生士が、プロとして磨いてくれます。

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