BBTime 021 ポカンは禍の門!
「あたたかき十一月もすみにけり」中村草田男
世の中は三日見ぬ間に師走かな・・です。先月11月は暖かい月でしたが、師走の声を聞くとさすがにそれらしく寒くなりました。特に受験生の方に要注意がインフルエンザ、そこですぐにできる感染予防法のお話。
冒頭の「ポカン」は口ぽかんで口呼吸(くちこきゅう、こうこきゅう)のことです。花火を見上げている時、ふと隣の人を見ると口ぽかん、これでは百年の恋も冷めてしまいます。恋にも風邪にも要注意なのがこの口呼吸。ほとんどの動物はしっかり鼻呼吸(はなこきゅう、びこきゅう)、ヒトは会話を獲得したがゆえに口呼吸しやすくなったとも言われます。口と鼻、さほどの差はないと侮るなかれ!大違いなのです。北欧人の鼻が高いのは?南国人の鼻が高くないのは?
鼻呼吸では、まず鼻毛でホコリやゴミを取り除きます。次に鼻粘膜で雑菌を減らします。寒く乾いた外気を、少しでも温め加湿し肺に送り込むことができるのです。かたや口呼吸だと、寒く乾いてホコリや雑菌一杯の外気をダイレクトに近い状態で、肺に届けることになるのです。加湿機能付き空気清浄機から吹き出す空気と、エアコンの排気口から出るガスと、あなたはどちらを吸いたいですか?
鼻呼吸のもたらす効能は他にもあります。常時、口を閉じることで口の過度な乾燥が防げます。これはムシ歯予防、歯周病予防、口臭予防、からだ全体の免疫能低下予防につながります。また常に閉じることで口の周りの筋肉が鍛えられ、歯列不正予防、顔の引き締まり促進、微笑顔つくり、小顔つくり、猫背改善なども期待できるのです。では早速、口の筋肉を鍛えましょう。ならば即ライザップ入会・・の必要はありません(笑)いつでも、どこでも、だれにでも、ただでできる「あいうべ体操」があります。付け足しますと、パンツのゴムがゆるんでいると困ります、同じです。くちポカンは、口の筋肉のゆるみが原因です。口を閉める為には、筋肉トレーニングが必要となるのです。昔のヒト(原始人、旧石器時代)はしっかり毎日くちを使っていました。食べる以外にも口や歯を道具や武器として使用していましたから、筋肉トレーニングは不要だったのです。しかし現代人は違います、筋トレが必要なんです。
受験子の諸君、歯磨きとあいうべ体操で合格を勝ち取ろう!ところで小生の学生時代、受験勉強と言えば深夜ラジオが友でした。先日NHKFM番組のFMシアターの「探しもの」の中で偶然見つけました。その曲は「someday」で始まる洋楽、耳にした途端、遠い記憶の中のこのフレーズがリピート開始、このフレーズ、何かの番組の始まりの曲だ!ネットは便利です。「探しモノ」は見つかりました。「夢のハーモニー」(パソコンのみ)(1965年4月5日〜1984年4月1日放送のNHKラジオ第1、その日最後のニュース前の番組)のテーマでした。その曲とは「the way you look tonight」(パソコンのみ視聴可)。色々なバージョンがありますが、ネットによるとどうやらliving stringsの演奏のようです。トニー・ベネットやマイケル・ブーブレもカバーしています。映画「有頂天時代」の主題歌です。
今回のEBL002(evidence-based LIFE)は「くちポカンは禍の門」です。マスクしててもお口チャック!くちチャックでアルカイックスマイルゲット。
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あいうべ体操、最近は本が出たそうですね。売れているそうです!
歯科医療がこの3年くらいでずいぶん変わってきましたね。
変わらないものもありますが、変わるものには順応していかないといけないですね。あと1か月で丸50年です。早いですね!!