BBTime 129 肯定予防

BBTime 129 肯定予防
「谺して山ほととぎすほしいまゝ」杉田久女

「谺」はこだまです。いきなり余談ですが「ヤッホー」と「Yahoo!」は同じ単語です。「ほしいまま」については解説をお読みください。人にとって「欲しいまゝ」は気持ち良い行為だと思いますが、色々と問題が生じかねません。欲しいままに食べていると太りますし、飲んでいると身上(しんしょう)潰しますし、甘味欲しいままはムシ歯を作ります。「節度を持って」は建前で「欲しいまま」が本音です。予防について考えました。

多くの予防具体策は「行為の禁止」で言わば「禁止予防」です。ムシ歯ならば「お菓子食べ過ぎちゃダメ」「ジュース飲み過ぎちゃダメ」「ハイチュウだめ」「・・だめ」。他の生活習慣病においても「食べちゃダメ」「飲んじゃダメ」等々の禁止予防が目白押し。対極にあるのが「強制予防」=「これこれをしなさい!」の類です。「歩きなさい」「運動しなさい」「もっと歯磨きしなさい」「フロスも使いなさい」「定期的に歯医者に行きなさい」などなど。漢方に「中庸」という言葉が出てきます。漢方医学では、例えばやる気のない状態(マイナス)も病気ですが、ありすぎる状態(プラス)も病気と捉えるそうです。どちらもほどほどに、真ん中(バランスのとれた)が良いというのが中庸です。

画像を見てください、歯並びは出てもなく引っ込んでもなくが、綺麗です。これも中庸と言えるでしょう。そこで予防のお話。禁止予防でもなく、強制予防でもなく、言わば「肯定予防」=現状を肯定しつつ、知恵を加えて予防しましょうデス。以前「うがいすみすみコッペパン」で書きましたが、現状において禁止(マイナス)もせず強制(プラス)もしない、現状維持のまま(ゼロ)が多くの人において実行しやすいと思います。

「洗濯機理論」:洗濯機に使用済みタオルを入れて満杯になったら、洗剤と水を入れてスイッチONする。ところが脱水途中でタオルが偏り止まってしまう。そこでまず洗剤を入れ水を張りタオルを投げ込んで行き、タオルがいっぱいになったらスイッチON。これなら途中で止まらない!この場合、引き算もなければ足し算もありません。順序を変えただけです。最近これに似た「楽に良い結果」を見つけました。

目薬はさし方によってその効き方にかなりの差が出るそうです。正しいさし方を遵守すると結構時間がかかります。オススメのさし方はベッドで寝る前、もしくは起床後です(一日三回となると無理ですが・・)。寝てさすので、目からこぼれにくいし目を閉じるのも自然です。寝ることと点眼をドッキング。歯磨きと入浴のドッキングもあります。一日一回で良いのでしっかり磨くことをお勧めしますが、やはり10分以上かかります。そこで湯船に浸かりながらのしっかり磨きです。順序を変えるだけの「楽に良い結果」もいくつかご紹介。

食後の皿です。食後の歯も似た状態で汚れています。子供さんと一緒にレストランに来ています。デザートを楽しんで「御馳走様」で車に乗って家路につく。子供さんの歯の表面にはデザートが着いています、車に揺られて眠ってしまいます。家についても起きなかった子供さんはそのまま夢の中へ・・怖いです!そこで順序を変えます。デザートを楽しんだ後に、水かぬるめのお茶でブクブクうがい。食後の皿の素洗いと同じです(ジュースでうがいはNG)。完璧に汚れは落ちませんが大方の汚れは落ちます。

ムシ歯予防の観点からのみ順序を組み立てるならば、デザートの後にサラダを食べ砂糖なしのコーヒーで御馳走様でしょうか。しかしこれでは美味しさ半減かもしれません。御馳走様直前水嗽(ごちそうさまちょくぜんみずうがい)は可能だと思います。そんなことすると美味しくないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、茶会で懐石料理を経験された方は合点いくと思います。お客が最後に器(漆器)を綺麗に拭いますよね。

いろいろな「肯定予防:こうていよぼう=楽に良い結果」を考えて行きます。頭では必要だ、良いと理解できても、ハードルが高い、建前賛成本音反対では予防実践困難です。まずはやっていることの順序変え、組み合わせで「楽に良い結果」「簡単予防」を考えます。そのためには「思考の切り変え」も必要だと思います。ということで「肯定予防」に必要な思考の切り変えの曲「バケツの穴」が今回のBeat です。また冒頭の句に敬意を評して「山のあなた」もご紹介です(しつこい)。0300


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