BBTime 232 ななつボネ

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「棚霞キリンの頸も骨七つ」星野恒彦

唐突ですがヒトもキリンも頚椎(首の骨)は7個です。小生にとっての聴く薬「健康ライフ」は肩こりについて(5/14-18)。第一回目(5/14月放送分)を聴いて少々驚愕。肩こりについての詳しいメカニズムが判明したのはここ十数年で、肩こりの原因は大きく二つ・・ひとつは筋肉もうひとつは首の骨とのこと。

ご存じのように筋肉は収縮(縮む)ことで仕事をします。縮むと筋肉は太くなって筋肉周囲の毛細血管や神経を圧迫します。正座で痺れが切れるのは神経が圧迫された結果です。血管が圧迫されると血液循環(血の巡り)が悪くなり、筋肉に栄養が行かなくなります、その結果が肩こり。

上の図のようにヒトもキリンも7個の頚椎(首の骨)が並んでいます。骨と骨は軟骨を挟んで連なっており、その隙間から神経が出ています。加齢や姿勢などの理由で隙間が部分的に狭まったりするとその神経を圧迫して「凝り」を感じるのです。

入れ歯(義歯)の治療をする中で「肩こりが消えました」という患者さんの声を聞くことがあります。これまでは「口の周り(顎の周囲)の筋肉と首や肩の筋肉は関係あるから」と答えていましたが、肩こり解消はどうやら首の骨との絡みのようです。より正しい噛み合わせの入れ歯を使うことによって、首が伸び(本来の長さになり)神経を圧迫しなくなった、結果肩こりが消えた。

ヒトの体のみならず、すべての事やモノは崩れる方向に推移します。噛み合わせも同様で、歯を抜かれたり治療受けたり加齢などで端的に言うと低くなります。入れ歯の治療はこの逆とお考えください。噛み合わせの高さを本来の高さに戻す、噛み合わせの復元(高さの回復)によって、奥歯が適切な高さでしっかりと噛めるようになる、するとおそらくやテコの作用で首を伸ばし頚椎の隙間を改善するのでしょう。

健康ライフ」では鍼(ハリ)治療についても。針を刺すことで筋肉に小さな傷をつける、この傷の修復のためにその部分の血の巡りが良くなり、肩凝り解消だそうです。肩揉みも同じ理屈、揉むことで血液循環を促し肩凝り消失。ラジオでは肩凝り解消の運動やストレッチの紹介もあります、ぜひお聴きください。

このらじるらじるの首は短そうですが、肩をぐるぐる回す(肩甲骨周囲の筋肉へのアプローチ)もしくは首を伸ばす。そうです、キリンのように首を伸ばせば肩こりは軽減するかも。しない時には噛み合わせも疑ってみてください。ちなみに冒頭の句は棚霞が春の季語で季節外れです、御勘弁。0860
今回の一言:肩こりの原因は筋肉と骨


キリンー麒麟麦酒ーボラーレです
https://youtu.be/6WdyyLC4Xgs

 

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