BBTime 259 嘘か誠か

BBTime 259 嘘か誠か
「紫陽花やきのふの誠けふの嘘」正岡子規

リトマス試験紙は紫陽花から作られるとはウソですが・・嘘か誠か?を三つ四つ。
1)子どものムシ歯予防に最も効果的なことは?
2)歯磨き粉は使うの?
3)就寝中は入れ歯は外すの?
4)キシリトールはムシ歯菌を減らすの?

1)小学校卒業の日にムシ歯が一本もないために最も効果的な予防法は・・実は第三者による歯磨きです。多くの場合は母親・父親による仕上げ磨きになりますが、この仕上げ磨きが最も確実なムシ歯予防方法です。それは大変!と思われる親御さんには定期的(1〜2ヶ月に1回)な歯科医院でのチェック・歯磨き・フッ化物応用が手軽な方法です。できれば中学校卒業式まで仕上げ磨きをして欲しいところです。

2)歯磨き粉不要とは言いませんが、使うタイミングがポイント!食後でも就寝前でも磨き始めは「唾液磨き」をオススメします。利点沢山!歯ブラシさえあれば場所を選ばない、長時間(5分以上)磨ける、コストゼロ、唾液の免疫能を利用できるなど利点多し。抵抗ある方には「フリスク磨き」「ミンティア磨き」を勧めます。噛まなければ3分ほどで溶けます、2個で6分間(1個目が溶けてから2個目を口へ)。

3)「イビキがテビキ」「不顕性誤嚥」で書きましたが、イビキによる唾液の吸い込み、すなわち不顕性誤嚥は誤嚥性肺炎の原因のひとつです。口の中の高さ、ベロの表面から上顎の距離が狭くなると気動(空気の通り道)が狭まってイビキをかきやすくなります。入れ歯を外したままお休みになると、特に総入れ歯の方は非常に狭くなります。お休み前に入れ歯をキレイにした後は是非口の中に入れてお休みください。入れ歯を入れると歯茎が痛い方はまずは痛くないように入れ歯の調整を受けられることをオススメします。

4)キシリトールによってムシ歯菌が減り予防効果ありは誠ですが・・。「キクシル・トーク」の中に見つけてしまいました。キシリトールガム・タブレットは「あ、そうだキシリトールガムを噛もう」程度では予防効果は期待できません!以下引用
「出産を控えた妊婦さんからお年寄りまで、ほとんどの人がむし歯の原因菌であるミュータンス菌を持っています。キシリトールは砂糖と同じくらいの甘みがある成分で、ミュータンス菌を減らす機能があります。日常的に摂取することにより、むし歯のリスクを減らします。小さいお子さんがいるご家庭では、周りの大人の方が摂取することでお子さんへのミュータンス菌の伝播を防ぎ、むし歯のリスクを減らすことができます。
むし歯予防のポイントは ①歯みがきをきちんとする ②フッ素入りの歯みがき剤を使う ③正しい食生活 ④年2回の歯の定期健診 の4つ。私たちはこれを「むし歯予防の四つ葉のクローバー」と呼んでいます。そして、クローバーの芯の部分に位置づけられるのがキシリトールです。

日本フィンランドむし歯予防研究会ホームページより
キシリトールを摂取するたびに、この4つを思い出してください。
歯の健康の貯金は、全身の健康の貯金になります。将来後悔しないために、若いうちからむし歯予防に努めたいですね。」キクシル・トークより引用

この図表の下の部分の文章をお読みください。
「むし歯リスクの高い成人が無作為に2群に割り付けられ、キシリトール群はキシリトール(2.5g/day)という成分の入ったガムを、対照群はコントロールガムを1回5分間、1日6粒、1年間咀嚼しました。その結果唾液中のミュータンス菌がキシリトール群(64名)は有意に減少しました。」キクシル・トークより引用
まず、キシリトールの量が重要で1日あたり2.5g必要です。そのガムを1日6粒、1回5分間。すなわち1日30分間、1年間ガムを噛んでの結果です。相当高いハードルだと思いませんか?昨日ひと粒、今日ふた粒噛んだ程度では全く予防効果は期待できないと言えるでしょう。

別サイト「日本フィンランドむし歯予防研究会」に載っている表です。ここでは3ヶ月以上の摂取を勧めています。毎日続けないとすぐさまムシ歯菌のレベルが元に戻る(元の木阿弥)ということです。

昨日の誠が今日の嘘に、今日の嘘が明日の誠に・・?ムシ歯予防には王道(近道)なしでしょうか。ネットやCMを鵜呑みにせず、かかりつけ歯医者を上手に利用されることをオススメします。5650

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