BBTime 390 ノーベル賞

BBTime 390 ノーベル賞
「虫の土手電池片手に駆けおりる」酒井弘司

句の解説には『このとき、作者は高校生。何のために必要な電池だったのか。とにかくすぐに必要だったので、そう近くはない電器店まで買いに行き、近道をしながら戻ってくる光景。川の土手ではいまを盛りと秋の虫が鳴いているのだが、そんなことよりも、はやくこの電池を使って何かを動かしたいという気持ちのほうがはやっている。作者と同世代の私には、この興奮ぶりがよくわかる。文字通りに豊かだった「自然」よりも、反自然的「人工」に憧れていた少年の心。この電池は、間違いなく単一型乾電池だ。いまでも懐中電灯に入れて使う大型だから、手に握っていれば、土手を駆けおりるスピードも早い、早い。』(解説より)・・握りしめる電池を「単一」と決めつけている解釈に少々苦笑します。

手前味噌ですが「吉野彰氏」に関して拙ブログ「BBTime 208 ICE が消える!」で取り上げています。受賞の報を聞いて思わずブラボ!でした。記事には『リチウムイオン電池は、電気をためられますので、夜もエネルギーを、いったん電気という形でためられるわけですよ。必要なときに必要なところに供給する。まさに、もし災害が起こったら、緊急時にそこから電気を取って最低限必要な電力を取る。宇宙船も多分一緒だと思うんですけどね。そういう機能を持っていますので、これは何を意味するかといいますと、今、大きな課題になっています、地球環境問題。これもまさにエネルギーを、どううまく生み出して、どううまく有効に使うかということですよね。そういうときに、リチウムイオン電池が非常に大きく、IT革命で1つ貢献しました、次はこっちで貢献しなさいよと。これは実は、ストックホルムも今回の私の受賞の理由として、2つ挙げてるんですよね。』(出典はこちら)。ひとつ目はもちろん「リチウムイオン電池の開発(発明)」で二つ目が「地球環境問題解決の糸口の発明」です。朝日新聞「天声人語」10/10 付けには『自然エネルギーを蓄電することへの期待も高まっている。「社会が化石燃料から脱却することを可能にする」というのが、賞が贈られる理由である』とあります。

先日千葉での長期間停電について、ふと思いました。「太陽光発電している家は停電しない?」早速、知人で屋根にパネルを設置している人に聞いたところ、その方曰く「停電します。屋根で発電しても使えません」とのことでした。調べました、シンプルに言うと「蓄電設備がないと活用できない」ようです。そこでリチウムイオン電池の登場です。個人で発電した電気を電池などを使って充電・蓄電しておけば、食品を冷蔵庫から取り出して食べるように電気を使えます。パネルを設置していない家であっても、電気自動車ならばフル充電で丸二日程度の家の電気をまかなえるようです。前出の記事にも『いわゆる非常時災害時に、そういう蓄電システムがありますと、例えば、電気自動車って、少しずつ普及し始めていますので、電気自動車1台は大体一般家庭2日分の電気があるんです。ですから、この間の千葉の大停電、10万戸停電しましたと。だったら、10万台の電気自動車を送ってあげれば停電なんかなくなるわけですよね。ですから、そういうシステムを早く作らないといけないですよね』(出典元)。こちらの記事もどうぞ。

今も含めて、これからの大発明(新製品・新システムなど)は地球環境へ配慮も必要なことは確かです。こじつけですが、歯科医療における地球環境への低負荷なモノは「予防」です。歯を削るなどの治療は「電気・水・貴金属・樹脂・仕事」などを言わば消費します。予防では歯を削る必要はありません。やはり予防が一番です。最後に「執着」について・・吉野彰氏のラジオ講演(NHKラジオ 科学と人間)のなかで「あきらめない(忍耐)」について語っておられます。昨日(10/13)のラグビー日本vs.スコットランドの試合も後半の後半はまさに「忍耐」の20分間でした。あらためてお二方にお祝い申し上げます!本日は以前なら十月十日体育の日、体育の日に因んだ曲をどうぞ。3950



追加:なんと「体育の日」は今年(本日10/14)が最後とのこと。来年からは?・・こちらをどうぞ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です