BBTime 426 バーボン
「バー温し年豆は妻が撒きをらむ」河野閑子
本日は令和2年西暦2020年2月2日と「2」が揃いました。昨夜は鹿児島も冷えましたが、句の如くバーは温し(ぬくし)でした。そのバーでお酒の起こりが話題になり、早速「バーボン」について。
昔「Maker’s Mark」は美味しいけど入手困難で探し歩いた記憶があります。さて「バーボン:Bourbon」には発明者がいらっしゃいました。Wikipediaによると『1789年(合衆国発足の年)、エライジャ・クレイグ牧師によって作られ始めたのが最初といわれている。バーボンという名前はフランスの「ブルボン朝」に由来する。アメリカ独立戦争の際にアメリカ側に味方したことに感謝し、後に合衆国大統領となるトーマス・ジェファーソンがケンタッキー州の郡のひとつを「バーボン郡」と名づけた。それが同地方で生産されるウイスキーの名前となり、定着したものである。したがってかつてバーボン・ウィスキーというのは、地理的な呼称、つまりケンタッキー州で生産されたコーン・ウィスキーのことを指す呼称であった。しかし後にバーボン・ウィスキーとコーン・ウィスキーとはその原料と製法によって再定義がなされ、別物を指すようにアメリカ合衆国の法律で規定されるに至った』(Wikipediaより)。因みにアメリカ独立は1776年7月4日。
1)バプテスト派のエライジャ・クレイグ牧師によって1789年に作られ始めた。2)バーボンの名前はフランスブルボン朝に由来するケンタッキー州バーボン郡に因む。続けてWikipediaには『主原料は51%以上のトウモロコシ・ライ麦・小麦・大麦など。これらを麦芽で糖化、さらに酵母を加えてアルコール発酵させる。その後、連続式蒸留機で、アルコール度数を80%(160プルーフ)以下となるように蒸留を行って、バーボンの原酒となる蒸留酒(この時点では無色透明)を製造する。こうして作られた無色透明の蒸留酒を、その後アルコール度数62.5%(125プルーフ)以下に加水して調整し、内側を焼き焦がしたホワイトオーク製の新樽に詰め熟成を行う。この熟成によって、焦げた樽の成分がニューポットへ移り、またニューポットの一部は大気中に揮発し、さらにこの間にゆっくりと進行する化学変化によって、バーボンは作られる』Wikipediaより。
3)原料の半分以上をトウモロコシと麦とし、麦芽で糖化する。4)アルコール度数を80%以下となるように蒸留し、これ(無色透明)に加水し62.5%以下にする。5)内側を焼き焦がしたホワイトオークの新樽で熟成させる。Wikipedia『アメリカ国内で消費・宣伝されるバーボンは以下の要件を満たす必要が有る。結果、着色料の使用が禁止されている。・アメリカ合衆国で製造されていること。・原材料のトウモロコシの含有量は51%以上であること。・新品の炭化皮膜処理されたオーク樽を製造に用いること。・80%以下の度数で蒸留されていること。・熟成のために樽に入れる前のアルコール度数は62.5%以下であること。・製品として瓶詰めする場合のアルコール度数は40%以上であること。』Wikipediaより。
蛇足ですが(仕事柄・笑)ムシ歯になりにくい飲み方を伝授。御馳走様の前に「水」を口に含んでブクブクうがいをこそっとする事をお勧めします、歯の素洗い(水洗い)です。更に効果的なのは「ジン」のストレートを口に含んでクチュクチュごっくん。多くのお酒の中で唯一「ジン」だけがアルカリ性(ph=8.3)なんです。もちろん可能ならば、お休みなさいの前に歯磨きを!ご自愛のほど、ご歯愛のほど。8250
追加:トウモロコシを原料とし、勝手にいかにもアメリカらしいお酒とのイメージを持っていましたが、フランスゆかりの名前で発明者が牧師さんとは意外でした。バーボンを作ったクレイグ牧師は「エライおひとジャ!」