BBTime 281 高楊枝

BBTime 281 高楊枝
「柚子味噌を載せてをります飯の上」吉田汀史

「季語は「柚(子)味噌」で秋。味付けをした味噌のなかに、柚子の表皮をすって混ぜ合わせる。(中略)ふつう柚子味噌は料理の調味料に使うものだ。それを作者は「飯の上に載せて」いると言うのである。つまり、ご飯のおかずというのか、ご飯を美味しく食べるためにそうしているのだ。こりゃ、いいなあ。と、すぐに思った。というのも、戦後の混乱期に何もおかずがなかったとき、仕方なく味噌や塩を「飯」といっしょに食べた体験があるからだ。単なる味噌に比べれば、柚子味噌は上等中の上等だから、当時を思い出して咄嗟にそう反応したのだった。(後略)」解説より。鹿児島には「豚味噌」「鰹味噌」があります。今回は食べた後の「高楊枝」のお話。

「高楊枝:たかようじ」・・イメージとして通常の爪楊枝よりも長いサイズ、焼き鳥の串よりも少々短いくらいの楊枝が「高楊枝」と思っていました(今まで)。今回ネットで調べて少々驚き!
高楊枝:「人前をはばからず爪楊枝をくわえている状態。新明解国語辞典より」「 ゆうゆうと食後の楊枝を使うこと。満腹のさまにいう。 何もしないでいること。ぶらぶら遊んでいること。コトバンクより」ちなみに通常より長い楊枝はズバリ「長楊枝:ながようじ」と呼ぶそうです。高楊枝の「高」は「高枕」の高と同じ意味(悠々と何かをすることを表す)。さて高楊枝といえば・・

あっしには関わりのないことでござんす」の木枯らし紋次郎です。紋次郎は武士ではありませんが「武士は食わねど高楊枝」は・・「武士は貧しくて食事ができなくても、あたかも食べたかのように楊枝を使って見せる。武士清貧体面を重んじる気風をいう。また、やせがまんすることにもいう。コトバンクより」

敬愛する寅さんの「食わねど高楊枝」の図。「何時何処」「何時でも何処でも!」に書いていますが、何時でも何処でも歯を磨くためには歯ブラシやフロスを「何処にでも置くか」「何時でも持ち歩くか」が必要です。そこで歯磨き用高楊枝の考え!それは「」、ハンドル(ホルダー)付きデンタルフロスです。

まず可能ならば仕事場のデスク上に歯ブラシを常時置くか、カバンの中に歯ブラシを携帯。オススメはY字型フロスをポケットに!手の中にすっぽり収まりますので、通勤バスの中でもコソッと歯磨き可能です。隙間時間を利用して歯磨き。使用後気になればティッシュで包んでポケットへ。

小生、時に「歩き歯ブラシ」しますが、これはオススメしません。こけたら危ないし、他人が見たらギョッとされます。フロスも歩きフロスより「隙間時間フロス」がよろしいかと。紋次郎の歩き高楊枝も危ないですね。武士は「食わねど」高楊枝ですが、じつは食べなくても歯の表面は口腔内(口の中)常在菌によって次第に汚れてきます。この意味では「食わねど高楊枝」は大変良いコトです!今を生きる皆様は「食っても食わなくても」高楊枝ではなく、歯ブラシ・フロスで歯をキレイに!0950


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