BBTime 324 発生フリー
「綿菓子を食べんと口を春風に」京極杞陽
句の解説『解釈に迷う句である。「綿菓子を食べようとして、口を春風に向けてあけた「綿菓子を食べようとしたら、口が春風そのものになってしまった」など、鑑賞の仕方はいくらでも考え得る。いずれにしても、作者が春の喜びを謳歌しているのは間違いない。綿菓子は不思議な食べ物。実際に食べてみて、本当に美味しいと思う人は少ないだろう。ただ、あの雲のようなたたずまいは、抗いがたい魅力に満ちている。夢のある菓子である』(「食の一句」櫂 未知子著 43頁より)。綿菓子が夢のある菓子か否かは人それぞれとして、今回は「フリスク・ミンティア」について。前回「十六時間」で「成功の秘訣二つ目:十六時間は固形物は胃に入れない!飲み物やミンティア・フリスクで乗り切る!」と書いた後に確認しました。ミンティア・フリスクはムシ歯を作るか?答えはノーです、ほぼ間違いなくノーです。
まずフリスク、3/18にリニューアルしたようです。サイト内に『「フリスク」はシュガーレスであり、虫歯への影響は殆ど考えられません。原料の主成分は糖アルコールのソルビトールですが、口中の細菌により分解されることはなく、歯を溶かす酸の生成はありません。ショ糖エステルは砂糖と脂肪酸を原料としていますが、砂糖とは全く異なります。その他アスパルテーム、香料等も微生物には分解されにくく、虫歯の原因にはなりません』(フリスクのよくあるご質問より)と明記してあります。主たる甘味料はソルビトールで、これはムシ歯発生フリー(発生しない)です。
ミンティアには詳しい成分表示が載っています。同じく主たる甘味料はソルビトール。フリスクのように「ムシ歯にならない」と明記されていませんでしたので、お客様相談室に問い合わせたところ『「ミンティア」シリーズは、すべての商品がシュガーレス製品であり、糖アルコールと呼ばれる甘味料を使用しております。こちらの成分は虫歯の原因となる酸をつくりにくいと言われております。虫歯へのリスクは低いと存じますが、口の中でのpHは測定しておりません。また、商品によってはわずかですが酸と果汁を添加しているものもございます。そのため、ミンティアを食べた後は、歯磨きをしていただく事をおすすめ致します。何卒ご了承賜りたくお願い申しあげます。』返事メールより抜粋。これを読んでますますミンティアが好きになりました。正直で謙虚ですね。(本当は返事を公開してはいけないのでしょうけど、あえてアップさせていただきました。担当者の方ごめんなさい)
専門的なことになりますが、甘味料(甘いもの)がムシ歯を作らない・ムシ歯を進行させないポイントは次の三つです。1)グルカン(歯の表面にくっつくベタベタ)形成の材料にならない。2)細菌の酸産生の材料にならない。3)GTF(ムシ歯菌の酵素)のグルカン形成を阻害する。悲しいことに甘い砂糖はこの三つに関して全てNo!なんです。一方ソルビトールは1)グルカン形成の材料にならない。2)細菌の酸産生の材料にならない。3)GTFのグルカン形成を「やや」阻害する。で、ムシ歯発生・進行にはほぼ関与しません。安心してミンティア・フリスクを口に!ミンティア磨き・フリスク磨きもオーケーです。それでも心配な方はフリスク・ミンティアの後にはうがいをオススメします。気をつけて欲しいのはケーキ・菓子パン・缶コーヒーなど砂糖どっさりのお菓子を食べた後、歯磨きせずにフリスク・ミンティアを口にしてもムシ歯になります!あくまでもキレイな状態でのフリスク・ミンティアのみならば安全安心だということです。2000