BBTime 331 むし歯です

BBTime 331 むし歯です
「チューリップ喜びだけを持つてゐる」細見綾子

好きな句です。解説に『季語「チューリップ」に名句なし。そう思っている。日本人好みの微妙な陰影が感じられない花だからだ。造花に近い感じがする。掲句は、そんなチューリップの特長を逆手に取っている。自註に曰く。「春咲く花はみな明るいけれども、中でもチューリップは明るい。少しも陰影を伴わない。喜びだけを持っている。そういう姿である。人間世界では喜びは深い陰影を背負うことが多くて、谷間の稀れな日ざしのようなものだと私は考えているのだが、チューリップはちがう。曽て暗さを知らないものである。喜びそのもの、露わにもそうである。私はこの花が咲くと、胸襟を開く思いがする。わが陰影の中にチューリップの喜びが灯る」』(解説)とあります。

チューリップの語源をご存じですか?語源はなんとトルコ語「ツゥリッパ:頭巾」、イスラム教徒が頭に巻くターバンに似ていることから名付けられたようです(詳しくはこちら)。学生時代、チューリップと言えばパチンコ(笑)と財津和夫でした。

さて、4/18は語呂合わせで「良い歯の日」。その朝NHKラジオから流れた歌を聴いて不愉快になりました!その歌は「虫歯建設株式会社」・・タイトルもいい加減ですが、歌詞はもっと滅茶苦茶です。一番の歌詞も不快、二番はさらに不愉快!「ハンバーグ・えびピラフ」ですぐにムシ歯になりますか?「お宝掘り起こせ」なら、食べたものを取ってくれるわけですから「歯磨き」と同じで良いじゃないですか!「大きなペンチで引っこ抜け」これは抜歯の際に歯科医が使用する「抜歯鉗子:ばっしかんし」のイメージでしょうか、いい加減過ぎます。なんとも不愉快!腹立たしい!(不愉快な歌詞はこちら)。次は2番の歌詞

「虫歯建設株式会社」に限らず「虫歯」表記を目にしますが歯科医師は使いません。「むし歯」もしくは「ムシ歯」です。理由は明解、むし歯とは『蝕まれた歯:むしばまれた歯』が語源だから。こちらに詳しく載ってます。『文部科学省は、学校において児童生徒に指導及び保健教育をする場合に歯科の疾病である「う歯」の標記をかつては「蝕まれた歯」ということで漢字標記である「虫歯」を一般的に使用してきたが、児童生徒たちが「むしばは虫が歯を食べることでできる」と誤解を招く恐れがあることから、ひらがな標記の「むし歯」を使用するように(財)日本学校保健会をはじめ、(社)日本学校歯科医会にも統一した見解を求めてきていました』(引用こちら)。

半数の日本人が発症するとされる「花粉症」や「がん」に関して「癌建設株式会社」や「花粉症建設株式会社」なんて歌を作りますか?「歯は大切」「歯を磨きましょう」の歌ならまだしも病気である「齲歯:うし」を歌にしますか?作詞作曲者のセンスを疑います。1995年発表のようで、約25年間・四半世紀も「おかあさんといっしょ」で流しているNHKのセンスにも不愉快を感じます。子供向けだから?それは違います。この曲を流すのは平成で終わりにしてください!1530



おまけ:機嫌直しにチューリップのニュースを!「鮮やかに満開、チューリップ 25万本見ごろ ひたち海浜公園」こちらです。

補足:念のためにピラフとハンバーグのレシピをネットで見たら、ピラフは砂糖ゼロでしたが、なんとハンバーグ2、3人分の材料には「砂糖小さじ1/2」とあるではないですか!ピラフのレシピはこちら、ハンバーグはこちら

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