BBTime 353 やせる本

BBTime 353 やせる本
「谺して山ほととぎすほしいまま」杉田久女

画像は植物ホトトギスですが、句に登場するのはもちろん鳥ホトトギス。ウイキペディアには「オスの鳴き声はけたたましいような声で、「キョッキョッ キョキョキョキョ!」と聞こえ、「ホ・ト・…・ト・ギ・ス」とも聞こえる。早朝からよく鳴き、夜に鳴くこともある。この鳴き声の聞きなしとして「本尊掛けたか」や「特許許可局」や「テッペンカケタカ」が知られる」ウイキペディアより。この聞き做し、小生には「ホット・ト・ギ・ス!」と聞こえます。さて今の世の中「欲しいまま」に食べていたら、体重も体型も大変なことになります。今回は本「やせる経済学」の読後感想。医者ではない二人の米ビジネスマンが書いており、それぞれの減量体験・減量法を紹介しながらの内容です。体重100キロから79キロ、113キロから79.5キロへの減量成功話。

序章でいきなり結論が・・『問題はおおむね単純なことではないだろうか。つまり、太る原因は食べすぎだ』(28頁)。「食べ過ぎ」・・わかっちゃいるけど痩せられない!そこで何故「痩せられないか」を経済的視点を交えて話は進みます。

1章 希少性 なぜ毎日体重を量るべきか「毎日しっかり体重を量ろう」「(体重計測は)自分につねに正直でいるための唯一の方法だ」「ダイエットはみずからに課す食事の引き締め計画」「人間は将来の楽しみよりも、現在の楽しみにずっと多くの価値を見出すからだ」「今日の選択が明日の健康と幸福に悪い影響を与えることを十分にわかっていながら、過食を続けているのだから」「わたしたち人間は、目の前にあるものすべてを食べるようにプログラミングされているらしい」

「とっておきの秘密を教えよう。それは、お腹が空いても死なないということだ」「減量の最大の味方は、毎日体重を量ることだ。毎朝、あの忌まわしい体重計に乗って突きつけられる数字を見れば、空腹感など吹っ飛ぶ」「希少性とくに過酷な欠乏を経験すると、間違ったあるいは合理的でない意思決定が行われることがよくある」「減量をあきらめないためには、自分の進歩を測り、何を正しく、何を間違って行なっているかを知る必要がある」「決定すべきことが多くなるほど、わたしたちは誘惑に屈しやすくなると論じている」「メタルールがあれば、「今晩デザートを食べようか」という意思決定が、「今晩誓いを破ろうか」に変わる」「毎日の体重測定が、食べすぎる性壁を抑えて適切な判断をするための防衛線となった」

2章 豊かさ 1日3食の神話をぶち壊す 一日一食へと話は進みます。「しっかりした食事は1日に1度でいい」「食事は1日1度でも十分、3度である必要はない」「けれど、本書が伝えたいのは、すべての人間に共通の確固たる習慣と思い込んできたものが、実はそうでないということだ。1日3度という食習慣は、比較的新しいものなのである」「1日の中心となる食事であるディナーが夕方6時頃になったため、昼食というものが考え出された。夕食時まで働き続けられるよう、日中の食事が求められたからだ」「現代の食習慣は、近代都市と工場が出現し、できあがったということだ」「文化のせいで無意識のうちに過食に陥ることに、わたしたちはほとんど注意を払っていない」「研究者らによると、人間の身体は体重が減らないように闘っているという」

3章 データ カロリーを計算するのではなく意識する 4章 買い手は用心せよ ダイエット業界のために時間と金を使わない 5章 均衡 変化は人生のスパイスだが、肥満の原因にもなる 6章 配分する ごちそうを食べつつ痩せる・・と続いて「おわりに」で、1)毎朝体重を量る。2)しっかりした食事は1日に1度だけ。3)カロリーを意識する。4)流行のダイエット法やダイエット食品にお金を使わない。5)食事の変化を減らす。6)プチごちそう/プチ断食をライフスタイルに取り入れる。・・この本は医者ではないビジネスマンが書いているだけに、従来のダイエット本とは目の付け所が違います。体重を落としたい方、是非どうぞ。

時期同じく「医者も実践する1日2食の「半日断食」で健康的に誰でもマイナス3kg」の記事。こちらは「1日2食 半日断食」を説いてます。「『内臓脂肪がストンと落ちる食事術』で紹介されている「食べトレ」のルールはたった2つ。「朝食を抜いて1日2食の半日断食」「糖質制限食を実践する」こと」(記事

両者ともに共通するのが「三食は食べ過ぎ」「一食か二食にすべき」「糖質制限を意識せよ」です。まず明日から可能なことは「朝食抜き」、恐るるに足らず!即実践!コツは今夜の晩御飯をしっかり食べることです。明日朝空腹を感じたら、可能なら湯船に浸かる、無理ならシャワーの際にお腹に十分ぬるめのお湯を当てる。「懐石」の意味は『「懐石」が料理に結び付く経緯は諸説ある。一に修行中の禅僧が寒さや空腹をしのぐ目的で温石を懐中に入れたことから、客人をもてなしたいが食べるものがなく、せめてもの空腹しのぎにと温めた石を渡し、客の懐に入れてもらったとする説。また老子の『徳経』(『老子道徳経』 下篇)にある被褐懐玉の玉を石に置き換えたとする説などである。』ウイキペディアより。お腹を温めると空腹感は和らぎます。補足します、なぜ一日一食で十分なのか?人々が日に三度食べ始めた頃と比べて、現在の食事は高カロリーであるとのこと。また我が身を振り返ってください、食事以外にもお菓子やジュースを合間に口にしていませんか?

ところで「むし歯予防と関係あるの?」有ります!あります!アマリリス!3度の食事が2度に減る、さらに1度に減ると、当然ムシ歯のリスクもそのぶん減ります。空腹になり食思(しょくし:食欲)を感じると、唾液分泌が促進されます。唾液は歯を守ります。食べ過ぎを改善することで「体重減少」「ムシ歯予防」の一石二鳥。いえいえ節約もできて一石三鳥!・・そうするとホトトギスの聞きなしは「タイジュウ ヘッタカ」「ムシバハ ヘッタカ」「カネ タマッタカ」! 77300



ちなみに句の解説には『久女の名吟として、つとに知られた句。「谺」は「こだま」。里ではなく、山中という環境を得て自在に鳴く「ほととぎす」の声の晴朗さがよく伝わってくる。読者はおのずから作者と同じ場所に立って、少しひんやりとした心地よい山の大気に触れている気持ちになるだろう。おもわずも、一つ深呼吸でもしたくなる句だ。作者は下五の「ほしいまゝ」を得るまでに、かなりの苦吟を重ねたといわれる。確かに、この「ほしいまゝ」が何か別の言葉であったなら、この句の晴朗さはどうなっていたかわからない。よくぞ思いついたものだが、なんでもある神社にお参りした帰り道で白い蛇に会い、帰宅したところで天啓のようにこの五文字が閃いたのだそうだ。となれば、句の半分は白い蛇が作ったようなものだけれど、白い蛇と言うから何か神秘的な力を想像してしまうのであって、詩歌の創作にはいつでもこのような自分でもよくわからない何かの力が働くものなのだ。ついに理詰めには行かないのが詩歌創作の常であり、とりわけて俳句の場合には、言葉はむしろ自分から発するというよりも、どこからか降ってくるようなものだと思う。作者が動くのではなく、対象が客のように向こうからやってくるのだ。やってくるまで辛抱強く待つ状態を指して、苦吟と言う。その苦吟の果てに、この五文字を感得したときの久女の喜びはいかばかりだったろう。咄嗟にあの白い蛇のおかげだと思ったとしても、決して頭がどうにかなったわけではないのである。』解説より。「BBTime 129 肯定予防」でもこの句を紹介しておりました、是非どうぞ
蛇足:ドリカムの「晴れたらいいね」のオリジナルエンディングは「雨にぬれても」とそっくりだった記憶が・・これも聞きなしですかね(笑)。YouTubeにアップされているのは別バージョンのようです。

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