BBTime 622 施設昼食

「カップ麺待つ三分の金魚かな」上原恒子

2023/06/19投稿 6/21追加
 句の解説から『季語は「金魚」で夏。うん、たしかにあの三分という待ち時間は、なんとも中途半端である。作者は仕方なく「金魚」鉢に目をやっているわけだが、この句を読んで、では他の人たちは、この間何をして待っているのだろうかと興味が湧いた。いや、それよりも自分は普段どうしているのかな。「カップ麺」を食べるときは、たいてい家に一人でいるときだ。発売当時(1971年)ならばまだしも、一家そろってカップ麺などという情景は、あまりいただけない。でも、三分間では、タバコに火をつけて一服やるには短かすぎる。しかし、何もしないでじっとカップ麺の蓋を眺めているには長過ぎる。かといって、他にすることも思いつかない。それこそ仕方がないから、金魚を飼っていない私は、たいてい壁の時計を見てきたようだ。別に正確に三分間を待とうというのではないのだけれど、なんとなく三分という時間のことが頭にあるので、それで結局は時計を見る習性がついてしまったのだろう。この句の手柄は、誰もが持つそうした日常的な些細な無為の時間を、あらためて思い起こさせるところにある。俳句の題材は、見つけようと思えば、どこにでもあるという見本のような作品だと思う。ところで、こうした無為の時間を気にするのは、どうやらメーカー側も同じのようで、日清食品のホームページには、こんなコーナーができている。一分間で出来上がりというスパゲッティ「スパ王」用のキッチン・タイマーならぬ「美女タイマー」だ。一応なるほどとは思ったけれど、なんか見てるだけでせわしない。それに、すぐ飽きてしまう。他に、妙案はないものだろうか。『正午』(2001)所収。(清水哲男)』(引用元)。カップ麺には大変お世話になりました。当時、カップ麺は袋麺(インスタントラーメン)よりも高価であったため、高校時代はラーメンポットで袋麺を、大学ではカップ麺に世話になりました(値段が下がったのかな?)。我田引水ですが三分あれば是非食前歯磨きを!食前歯磨きは食後同様に意味があります。今回は施設セミナーの補足内容です。

設定を高齢者施設でお昼12時からのランチとします。(もちろん、カップ麺ではありませぬ!)
11:30 1)テーブル(食卓)に野菜そのものか模型を展示→眼
    2)BGM「きょうの料理」と「3分クッキング」を交互に流す→耳
    3)テーブルの高さ、姿勢の確認と調整
    4)調理場が近くにあれば料理の匂い→鼻
    5)ここまでは言わば「食べる」ための準備体操

12:00 昼ご飯開始 BGM「夏は来ぬ」「みかんの花咲く丘」「夏の思い出」を流す。

12:30 食後 まずはうがい、かなり力強く。次に義歯洗い。そして歯磨き。もし可能であれば食事前の「食前磨き」も効果的です。では皆様、ご自愛の程ご歯愛の程。


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