BBTime 571 魔法ではない

「春昼や魔法の利かぬ魔法瓶」安住 敦

2022/4/26投稿
昔のことです(開業したての頃)。知り合いの方が「噛むと痛い」と来院。レントゲンみると歯周病が進行しており、着手するなら「抜歯です」と伝えると「悪い歯を抜くのではなく治すのが医療でしょ」とその方。んー「治療は魔法ではないので無理なものは無理です」と思いながらも「では、投薬しますので様子見ましょう」というのがやっとでした。句の解説は『真空状態を作って保温するという論理的な英語「vaccum bottle」に対し、何時間でもお湯が冷めない現象に着目し、日本では「魔法瓶」と命名された。どんなものにもよく書けるマジックインキ、愛犬に付いた草の実(おなもみ)がヒントとなったマジックテープなども、従来にない不思議な力を強調した「魔法/マジック」の用法だが、「魔法瓶」はなかでも突出して絶妙なネーミングである。他にも、来週に控える「黄金週間」やめくるめく「万華鏡」なども腕の立つ日本語職人の手になるものと思われる。掲句は、茶の間に鎮座するポットの仰々しいネーミングにくすりと笑う大人の視線だが、いかにもうららかな春の昼であることが、笑いを冷笑から、ユニークな名称の背景にある人間の体温を感じさせている』(解説より抜粋)。今回は目についた記事のご紹介。

その記事とは「入れ歯に認知症、誤嚥性肺炎…。知りたくなかった真実。日本は歯医者さんの「超後進国」だった」と少々ドキッとするタイトル。記事の中身は・・『残念ながら、現在の日本はれっきとした『歯科医療後進国』です。80歳時点で何本歯が残っているかを調査した国際的なデータがあります。スウェーデンは20本。アメリカは17本。イギリスが15本。そして日本は、わずか8本です。諸外国と比べて惨憺な状況と言わざるを得ません。男女の平均寿命では全世界トップクラスでありながら、歯はズタボロの状況。逆に言えば、この数字を上げれば、平均寿命や健康寿命もさらに上げられるのです』(抜粋)。

記事は続きます・・『日本人は、デンタルケアに関する意識関心が低すぎる。80歳の残歯率はその表れですが、ある雑誌が行なった60歳以上のビジネスマンに対するアンケートで、興味深いものがありました。「40代のうちにメンテナンスしておくべきだった体の部位」の第一位が「歯」だったんです。多くの方が歯を失って、初めてその大切さを痛感している。しかし、一度失った永久歯は、文字通り永久に生えてはこないんです。当たり前に思われているこのことを、いま一度考え直していただきたいと思っています』(記事より)。低すぎる・・低くなってしまったのです。単純に比較はできませんが、800年前のお坊さんは今以上に歯を磨いています。しかも砂糖がほとんど日常にない頃です。今でも、お寺や神社の「手水場:ちょうずば」で手や口を清めますよね。決して低かったのではないのです、低くなってしまったのです。詳しくはBBTime561「正法眼蔵」へ。

低くなってしまった理由は・・『そして皮肉なことに、日本のデンタルヘルスが著しく低いのは、世界に誇る国民皆保険制度が影響していると私は考えています。日本全国、どこへ行っても1割から3割の自己負担で「平等の医療」が受けられる。このシステムの功罪で、日本人の治療の内容が「及第点ギリギリ」となり、患者さんからも「予防医療」という概念を奪っているのです』・・この意見には賛成です。保険診療は今でも原則「疾病保険:しっぺい」です。病気でなければ保険証は使えません。そんなことはないでしょ!定期的に歯医者で保険内メンテナンスを受けてますけど・・。今度聞いてみてください。必ずや病名がついていて、その病名に必要な処置(治療)を受けていらっしゃるのです。

保険制度は歯科以外の病気には極めて良い制度でしょう。なぜなら殆どの病気において確実な予防方法は未だ確立されていません。しかし「歯科」は異なります、予防可能です。にもかかわらず、歯科医療も他の一般医科同様の保険制度であるために「歯科治療の悲劇」が起こり、その多くは連鎖してゆくのです。悲しいことです。最後に声を大にして言います!「歯は磨いても、もらうもの」これによって確実な予防が可能です。保険証は後手後手医療しかカバーしません。先手先手予防を是非あなたの意思で!セラミックの歯であろうとインプランであろうと所詮「偽物」に過ぎません。生まれ持ったあなたの歯をご自愛の程。皆さま、ご歯愛の程。

BBTime 565 外方向かれる

「たんぽぽのサラダの話野の話」高野素十

2022/3/15投稿 3/18合格率について追加
春になると好きなこの句を思い出し、今年こそは「たんぽぽサラダ」を食べようと思いながら未だ実現せず。『たんぽぽが食べられるとは、知らなかった。作者も同様で、「たんぽぽのサラダの話」に身を乗り出している。「アクが強そうだけど」なんて質問をしたりしている。そこから話は発展して野の植物全般に及び、「アレも食べられるんじゃないか、食べたくはないけれど」など、話に花が咲き、楽しい話は尽きそうにもない。』(解説より一部抜粋)。今回は好きの反対と言える「ソッポ向かれる」について。

先日のこと、九州南部地方都市の駅窓口に「受付は夜七時で終了します」との知らせ、ショックでした。今まで仕事帰りに次回の切符を買っていたものですから・・。昨春、二枚切符が廃止され、通常購入より安くなるネット購入を利用。ネット決済しても事前に駅窓口で紙切符購入が必要です。にもかかわらず、窓口購入可能は朝7:30から19:00までとなったのです。ネット予約切符は券売機では買えません。年々、JRのサービスが低下していると思ってしまいます。

ネット利用は客のためではなく「 JR職員」のためなんですね(きっと)。小生思うに「客の方を見ていないと外方向かれますよ」。郵便事業然り。昔、永六輔さんがラジオで「年賀状の早目の投函を呼び掛けるのであれば、安くすべきじゃないの?」・・賛成!郵便局員のために早く投函するわけですから「早割」があって然るべきです。その郵便、さらにサービス低下の報道を先日耳にしました。多くの人が年賀状から離れていくのも頷けます。以前は年賀状以外にも「なんとかメール」と銘打って盛んに宣伝していましたが、今もあるのでしょうか。客が離れるのも当たり前でしょう。その点、クロネコはエライと思います。郵便に関しては昔ブログに書いておりました、「郵便局のサービスは?」ご参照の程。JRもJPも民営化されたとは言え、公共インフラですから存続するでしょうけど愛されなくなるかも知れませんね。

「客を見ていない」は人事(ひとごと)ではないのです、歯科医師も同じ。「歯科治療」にのみ注力していると、近い将来必ずやソッポ向かれます。何度も書きますが「ムシ歯はほぼ完全に予防できます、回避できます」。にもかかわらず「待ちぼうけよろしく、診療所内で「ムシ歯の患者さん」を待っているのでは、歯科医師の未来は今以上に暗くなるでしょう。歯科治療は「人の不幸がメシの種」かたや歯科予防は「人の喜びが種」です。

「たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ」坪内稔典
ちなみにタンポポを英語でdandelion:ダンデライオン。文字通り「ライオンの歯」詳しくはこちら。JRも郵便も歯科医療も「おしりに火が・・」なのかも知れません。皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。

追加:外方むかれている根拠「合格率最低」について
3/16に厚労省が発表しました。記事では『厚生労働省は2022年3月16日午後2時、医師国家試験と歯科医師国家試験合格発表を行った。合格率は、医師が91.7%、歯科医師が61.6%。前年(2021年)の合格率と比較すると、医師は0.3ポイント増加、歯科医師は3ポイント減少となった』(引用元)。医師より30%も低い合格率です、単純に考えると医師より歯科医師の方が1.5倍難しいと言えます。大学入試の偏差値では医学部の方が歯学部より高いのに、最終ゴールである国家試験において歯学部の方がかなり狭き門であるとは不思議だと思いませんか。しかも今年(2022年)の合格率は調べた範囲では戦後最低、ということは現行国家試験において最低です。一説によると「医師は何点以上は合格」に対して「歯科医師は上から何人」で合否を決めているとのこと。ズバリ歯科医師は2,000人です(今年は1969人)。すなわち、厚労省は歯科医師数は十分足りていて、これ以上は必要ないと見ているようです。完全に外方向かれています!さて、どうする?


BBTime 563 Say No!

「耕人は立てりしんかんたる否定」加藤郁乎

2022/3/9投稿
まずは句の解説から『土とともに生きるのは容易なことではない。農家の子供だった私には、よくわかる。いかに農業が機械化されても、同じことだ。春先、田畑をすき返す仕事はおのれの命運をかけるのだから、厳粛な気持ちを抱かざるを得ない。春の風物詩だなんて、とんでもないことである。この句は、土とともに生きてはいない作者が、土とともに生きる人の厳粛な一瞬と切り結んだ詩。かつての父母など百姓の姿も、まさに「しんかんたる否定」そのものとして、田畑に立っていたことを思い出す。いまどきの人の安易な農業嗜好をも、句はきっぱりと否定している』(解説より)。最近目についた記事二つご紹介します。

ひとつ目は『歯科業界に横行するカネ儲け主義 高額医療への誘導を“撃退”するベストな方法を指南』(出典はこちら)。仰々しいタイトルですが結論は極めてシンプルで「Say No!」「いいえ!」「考えてみます」「今回は結構です」などと断ることです。記事には『そこは初めての歯科医院だったのですが、自由診療(保険外治療)を勧めてくるので、保険でお願いしたいと伝えると、先生の口調が急に不機嫌そうになった。そして『保険だと、歯を残せないよ』という。もうかかりたくないのですが、しっかり断ることができなくて困っています』『「自由診療のほうが適切な場合があるのは事実。しかし、自由診療なら歯が残せて、保険診療だとうまくいかないというケースはほとんどありません。明らかに、高額医療への誘導です」  そんなことを平気で口にする歯科医師は許しがたいと話す斎藤氏だが、最近そうした傾向がより強くなっているという』(引用元)。

小生(歯科医師)からすると「断りにくい」がピンときません。記事にも『斎藤氏は「患者さんは自分の考えをはっきり、歯科医師に伝えるべきです。遠慮する必要ありません」と話す』。医療と言えど、ある意味買い物ですので納得いかなければ、気が進まなければ「買いません」「他の商品はないのですか?」など言うべきだと思います。また現実的には、いきなり「保険の歯にしますか?陶器の歯にしますか?」の場面は来ません。初めての歯科診療所・歯科医師であっても1回目2回目と重ねるごとに「なんか違うな」「儲け主義かも」などの雰囲気を感じると思います。これは「私の望む歯科治療・治療方針ではない」と思ったら、次回予約時に「予定が分かりませんので、こちらから電話します」と言って去るのがスマートでしょう。

記事は続きます『「一度、不信感を覚えた歯科医師のもとで治療を続けるのは、苦痛以外の何物でもない。やはり、別の歯科医院に変えるほかはないような気がします」  ただ、それを言い出すにはかなりの勇気がいる。「別の医院に行きます」と言える患者は現実には少ないだろう。毎回、診察が終わると、うながされるがままに次の予約を入れて、ずるずると通院を続けてしまうのだ』。記事には「勇気がいる」とか「ずるずる」などとありますが、これが事実だとすると患者さん側にも問題があります。はっきり言いますけど「ご自分の体」ですよ、「一度削られたら元に戻らない」のですよ、それなのに義理人情で治療続けるのですか?歯科医師歯科診療所は十人十色、ピンからキリまでいます。「違う」「やばい」と思ったら無断キャンセルであろうが「電話します」でもいいので止めるべきです。あなたの歯を守るのはあなたしかいません・・ただし「あなただけで完璧に守れないのも事実です」。となるとベストな方法は後手後手医療から先手先手予防に考えを変えることです。

二つ目の記事は『ウクライナ侵攻 銀歯の材料「パラジウム」価格急上昇で危機感』。ご存じかも知れませんが、歯科用金属の金銀パラジウム合金(金パラ)には20%のパラジウムが含まれています。『仕入れ価格は30グラムあたり2万円近く値上がりして、診療報酬の基準となる価格よりも1万円以上、高くなっているということです。金銀パラジウム合金の価格は、これまでも上昇傾向にありましたが、ウクライナ情勢の悪化が追い打ちをかけているとしていて、歯科医院ではこのまま価格の高騰が続けば、持ち出しが増え、経営を圧迫して、人件費などを削らざるを得なくなると、危機感を募らせています』(引用元)。ひょっとするとパラジウムの高騰を理由に、保険外の被せ物を勧める歯科医がいるかも知れませんが、保険診療は価格(保険点数)が決まっていますので、患者さんには無関係な話です。また現在保険では、条件付きですが6番目の歯までは白い被せ物(CADCAM冠:キャドキャムかん)が保険適用です。歯医者が削る前に「被せ物は白ですか?銀色ですか?」と確認されることを強く勧めます。もし、突然歯医者が削り始めたら左手を上げてうがいを希望し質問された方がよろしいかと。

今からでも遅くありません、まずは予防(歯石取り・クリーニング)で受診されることをお勧めします。不幸にも治療(削ること)が必要な場合は、削られる前になんの目的でどのような治療なのかをしつこいまでに聞くこと。そうして納得いかなければ「その治療は次にしてください」と言って次の予約を入れないことです。皆さま、くれぐれもご自愛の程ご歯愛の程。

BBTime 561 正法眼蔵

「如月や日本の菓子の美しき」永井龍男

2022/2/23投稿
画像は京菓子司「末富」のサイトから借用です。『下萌:したもえ。雪におおわれた地面から若芽がまさに萌えでんとしている早春を、芯のまわりによもぎの入ったあんでつけ、上に山芋を使用したあんをのせたきんとんで表現しました』(引用元)。句の解説は『甘いものは苦手なので、めったに口にすることはない。が、たしかに和菓子は美しく、決して買わないけれど(笑)、ショー・ケースをのぞきこんだりはする。句は、ひんやりとした和菓子の感じを如月(きさらぎ)の肌寒さに通じ合わせ、その色彩の美しさに来るべき本格的な春を予感させている。見事な釣り合いだ。手柄は「和菓子」といわずに「日本の菓子」と、大きく張ったところだろう。「よくぞ日本に生まれけり」の淡い感慨も、ここから出てくる』(解説より抜粋)。今回は「正法眼蔵:しょうぼうげんぞう」における歯磨きについてのお話。

NHKラジオ第二放送を聞いておりましたら「歯磨き」の話が出てきました。正法眼蔵を解説する番組の中にです(ラジオ第二「宗教の時間」)。まずは正法眼蔵について『正法眼蔵は、主にである道元が執筆した仏教思想書を指す。正法眼蔵という言葉は、本来は仏法の端的な肝心要の事柄を意味する。』『日本曹洞宗の開祖である道元が、1231年から示寂する1253年まで生涯をかけて著した87巻(=75巻+12巻)に及ぶ大著であり、日本曹洞禅思想の神髄が説かれている。道元は、中国曹洞宗の如浄の法を継ぎ、さらに道元独自の思想深化発展がなされている。真理を正しく伝えたいという考えから、日本語かつ仮名で著述している』以上ウイキペディアより抜粋。約八百年前鎌倉時代で、この頃はお坊さんのみならず一般庶民の口に砂糖が入ることはほぼ無かった時代の歯磨きです。にもかかわらず今以上に細かく丁寧な歯磨きが記載されています。歯磨き粉もなかった頃で、文章から推察するに、唾液磨きです。画像はラジオテキストより

文章にあるように使用しているのは「房楊枝」と呼ばれる柳の枝で作られた道具です。「よくかみて、はのうへ、はのうら、みがくがごとく、とぎ・あらふべし。たびたびとぎ・みがき、あらひ・すすぐべし。はのもとのししのうへ、よくみがき・あらふべし。はのあひだ、よくかきそろへ、きよくあらふべし。漱口たびたびすれば、すすぎきよめらる。しかうしてのち、したをこそぐべし。」房楊枝とは次のような道具です。

テキストの文章を参考に意味をとると「よく楊枝の先を噛んで房を作り、歯の表面、歯の裏側を磨くようにこすって洗いなさい。何度もこすって洗い、すすぎなさい。はぐきをよく洗いなさい。歯の間をよく擦ってきれいに洗いなさい。何度もうがいすればきれいになります。最後に舌をこすって洗いなさい」となるのでしょうか。全く今と同じです!

本当に驚きです。当時のお坊さんは仏教のみならず、学問・科学の最先端を探究する人々であったと思います。それにしても驚きです。柳と歯の関係は「BBTime310 柳と歯」にも書いております、ご参照の程。琉球や奄美大島でサトウキビが栽培され、砂糖が普及し始めたのは江戸時代になってからのこと。にもかかわらず、鎌倉時代にここまで口の清掃を細かく説いたのは、汚れているから掃除するのではなく、実際には汚れていなくとも清めるのである、とラジオの解説でした。茶道に見られる「清める」と同じ意味でしょう。汚れていなくともキレイにする・・理由はシンプルで「お釈迦様がそのようにされていたから、お釈迦様がそうしなさいと仰ったから」とのこと。お釈迦様には目に見えない細菌が見えていたのでしょうか。やはり当時の僧侶は哲学者であり科学者でもあったのです。

鶯餅です、末富のサイトには『初音を待つ心を鮮やかなうぐいす色にこめた餅です』。富安風生の句に「街の雨鶯餅がもう出たか」があります。和菓子屋さんによっては一月半ばから鶯餅を出す店があり「早すぎるのでは?」と聞いたら「初音が聞かれた途端に売れなくなります」との答えでした。ちなみに鶯餅に関して「BBTime437 鰯の頭も!」に詳しく書いております。今回、改めて昔のお坊さんの偉さ・凄さに感心しました。(自戒をこめて)今の歯医者は何しているんでしょうかね。皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。2482

BBTime 558 未来形

「ものの芽の出揃ふ未来形ばかり」山田弘子

2022/2/16投稿
そろそろ大好物の楤の芽(タラ)が出てきます。句の解説には『句意は明瞭だ。なるほど「未来形ばかり」である。誰にでもわかる句だが、受け取り手の年代にによって、読後感はさまざまだろう。中学生くらいの読者であれば、あまりにも当たり前すぎて、ものたらないかもしれない。中年ならば、まだこの世界は微笑とともに受け入れることが可能だろう。だが、私などの後期高齢者ともなると、思いはなかなかに複雑だ。つまり、みずからの未来がおぼつかぬ者にとっては、ちょっと不機嫌にもなりそうな句であるからだ。「ものの芽」ばかりではなく、私たちは、日々こうした「未来形」の洪水のなかで生きているような気分であるからだ。考えてみれば、これは今にはじまったことではなく、いつの時代にも、人々は「未来形」ばかりに取り囲まれてきた』(解説より抜粋)。今回は前回「現在過去未来」に続いて「未来形」についてのお話。

先日ネットで「削るべきか削らざるべきか?–AIは歯科医よりも歯を知っているかもしれない」とのタイトル記事を見つけました。内容は「歯科医療はAI導入に適した分野であり、導入するタイミングが来ている」とのこと。二つの理由を上げています。まず『レントゲン写真が豊富にあります。患者は2年ごとに歯科用レントゲンを撮影するので、他のどの医用画像よりも多数のレントゲン写真があります。これは、歯科用AI放射線システムの開発に非常に役立ちます。システムは、多数のレントゲン写真でトレーニングする必要があるからです』(記事より)。さらに続きます『次に、歯科業界には、他分野の医療業界よりも起業家精神があります。ほとんどの歯科医は診療所にある程度投資しているので、医者であると同時に事業主でもあります。歯科医の主な関心事は患者に最適な治療を施すことであり、AIはそれを助けます。それだけでなく、AIは歯科医が事業主として直面する経営上の懸念に対処するのにも役立ちます』(記事より)。

導入したところ・・『われわれの技術を採用している歯科医の反応は、非常に肯定的です。もっとも、アーリーアダプターはAIに好意的である可能性が高いため、これは想定内です。確かに懐疑的な歯科医もいます。疑念を晴らすためには、教育が必要です。懐疑論者でも、一度技術を手にし、AIにできることとできないことについて学べば、AIが自分の仕事にとっての脅威ではなく、より高レベルな仕事を実行できるようにする強力なツールであることに気づくでしょう。歯科におけるAIリテラシーが高まるにつれてシステムの採用が急拡大し、AI診断への抵抗がなくなっていくと期待しています』(記事より)。アーリーアダプター(early adopters)とは新し物好きの意味。患者さんの反応について記事は続きます。『歯科医は、このテクノロジーで最も気に入っているのは患者の反応だとよく言います。患者にとっては、こうした技術があること自体が素晴らしいことであり、歯科医がそのような最先端の診療技術を提供していることを高く評価します。また、AIは患者が医師の診断を理解するのに役立ちます。レントゲン写真上の不明瞭な斑点を指して「分かりにくいですが、これが治療の必要な虫歯です」と説明するのではなく、医師は、AIが明確に輪郭線を引いてラベルを付けた虫歯のレントゲン写真を患者に見せることができます』(抜粋)。最後に「10~15年後にはほとんどの歯科医が導入しているでしょう」と結んであります。

記事を読んでみて・・AI導入に反対する気はありませんが違和感を持ちます。記事ではAIが有効なのはレントゲン写真をもとにした画像診断です。レントゲン画像は診断に必須ですが、他にも視診・触診・打診など画像以外にも必要な情報は多々あります。現在を診て、過去を踏まえ、診断し治療法を選び未来(予後:病気の見通し)を判断します。ただし予後に関して歯科の場合、日々の患者さんのブラッシングなどセルフケアが大きく関わってきます。加えて日本は欧米と異なり、歯科治療のほとんどが保険診療です。保険診療は最高の治療ではありません、最低限の治療の質を保証するに過ぎません。AIはまさに日進月歩ですが、日本の保険診療の内容は日進月歩とは言えません。加えて診断能力と治療スキル(技術)は別です。歯科の場合、いかに診断能力に優れていても治療技術に問題あれば話になりません。

最後に声を大にして言いたいのは、特に日本の歯科医療が「ムシ歯ありき」「歯周病ありき」であること!例外を除いて「白く健康な歯」として生えてきます。ムシ歯ありきではなく「白い歯ありき」なんです。医療においてさらにAIは導入されるでしょうが、まず導入すべきは人々の考え方・生き方の転換だと思います。病気ありきではなく健康ありき・・が本来の姿。歯科の未来形は「白い歯ありき」であり、歯科治療ではなく「歯科予防」です。明日からの未来形をじっくり考えてみませんか。未来への予感ならぬ、まだまだ余寒の今日この頃、皆様ご自愛の程ご歯愛の程。

今回の歯磨き曲(BB:Brush Beat)は未来:futureにちなんで。

BBTime 556 Long Life

「春立つと古き言葉の韻よし」後藤夜半

2022/2/1投稿 2/2追記・歯磨き曲変更 2/5Longlifeにリンク追加
まずは句の解説から『韻は「ひびき」と読ませる。昔から、立春の句や歌は数多い。それだけに、後代になるほどひねくりまわし過ぎた作品が目立つようになってきた。止むを得ないところではあるけれど、だからこそ、逆に立春という題材をどう扱うかは、俳人や歌人の腕の見せどころでもある。「芸の人」夜半としては、そこでしばらく考えた。考えた結果、立春のあれやこれやの情景を捨て去って、一見すると素朴な発想のこの一句に落ち着かせることにした。さすが、である。つまり、この句には古今の名句や名歌のひびきが、すべて収まってしまっているからだ。さりげなく「他人のフンドシで相撲をとる」のも、立派な芸というべきだろう。脱帽。(清水哲男)』(解説より)。今回はLongLifeについて。

先日、デパートでふと見つけたのがこのマグカップ。「Long Life Plastic Project 2021」のタイトルでパンフレットには次のように書かれています。

Plastic Products can be lifelong companions if you care for them.

(プラスチック製品であっても一生モノになり得ます。あなたが大切にすればね。)

僕はプラスチックの経年変化が昔から好きでした。本田宗一郎がスーパーカブの風除けに取り入れた時など、未来を感じる素材としてみんなが注目しました。やがて原材料の入手や製造し易さなどから鉄や陶器、主にガラスに代わってその活躍は一気に広がる一方で「使い捨て」の代名詞になってしまいました。プラスチックはその丈夫さから、過酷な環境で働き、その汚れや傷は僕には茶道の茶の湯にある「景色」という経年変化に見えます。このプロジェクトは、プラスチックもそんな経年変化により、個性ある景色を手に入れた一生モノになり得ると考え、賛同する皆さんと毎年、このマグを持ち寄って交流するプロジェクト。プラスチックは捨てなければずっと使える。そんなメッセージのプロジェクトです。ナガオカケンメイ(D&DEPARTMENT PROJECT代表)(引用元

いい言葉です・・「lifelong companions if you care for them.」「一生モノです。あなたが大切にすればね」・・大切にすれば一生モノ!まさに「歯」・・文章中でいとをかしが、『原材料の入手や製造し易さなどから鉄や陶器、主にガラスに代わってその活躍は一気に広がる一方で「使い捨て」の代名詞になってしまいました。』・・歯の場合「日本では歯科治療費の安さから「使い捨て」とは言いませんが、ムシ歯になってから治療する「ムシ歯ありき・治療ありき」となってしまいました。しかもご自分の歯の方が何倍も何十倍も耐久性があるにもかかわらず、セラミックより硬い「歯」をムシ歯にしてレジン(プラスチック)に置き換えます。残念ながら歯に詰めたプラスチックは『捨てなければずっと使える』とはいきません。過酷な口腔内環境においてはすり減ったり、プラスチックそのものが劣化したり、接着剤が外れたりします。

Your teeth can be lifelong companions if you care for them. ムシ歯で来院する方に大きな声で伝えたい言葉です。ムシ歯にしない究極のコツをお教えします。「歯は磨いても、もらうもの」なんです。ご自分だけのケア(セルフケア)だけで守り切ることは極めて困難、ぜひ月一回のプロケア(歯科衛生士・歯科医師によるケア)を受けてください。「歯は、磨いてももらうもの」・・歯は、あなたの一生ものになります。

以上五枚の画像はこちらなどから拝借。皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。

2/2追記 早速購入して使い始めました。コーヒー飲みながら側面の文章を読むうちに、ふと思いました。「ケアすべきはモノではなくて、考え方・生き方なのではないか」もちろんモノも大切にします!

BBTime 550 Stay Foolish!

「バカだなと目が言うホットウイスキー」火箱ひろ

句の解説を読んで・・確かにウイスキーの湯割りをホットウイスキーとは呼びませんね。『サントリーの「ウイスキー入門」によると、ホットウイスキーは「あたたかいグラスから柔らかに香るウイスキーのおいしさは格別」「アウトドアで飲めば、暖をとるのにも効果的」とある。蜂蜜やシナモンなどを加え、お湯割りと言わないところがお洒落感を募らせる。寒い日に頬を明るく染めて、大きなマグカップで飲むホットウイスキーは、気心の知れた者同士がよく似合う。掲句の「バカだな」は声には出していないが、発しているも同然、しかも甘い言葉として。男が女に向かって言う「バカだな」も、女が男に向かって言う「バカね」も、どちらも言葉通りでないことをふたりはじゅうぶんに承知している。というわけで立派なのろけ句なのだが、ほんわかあったかい気分になるのは、やはりホットウイスキーの効果だろう。『火箱ひろ句集』(2013)所収。』(解説より)。今回は「バカな覚悟」について、12/15付のほぼ日「今日のダーリン」より。

以上「今日のダーリン」12/16付より

「バカ」と聞くとジョブズの2005年6月にスタンフォード大学卒業式でのスピーチを思い出します。『亡くなったスティーブ・ジョブズ氏は多くの印象的な言葉を残した。中でも2005年に米スタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチは、自らの生い立ちや闘病生活を織り交ぜながら、人生観を余すところなく語り、広く感動を集めた。「ステイ・ハングリー、ステイ・フーリッシュ」』(引用元)。「Stay Hungry. Stay Foolish. And I have always wished that for myself. And now, as you graduate to begin anew, I wish that for you.  Stay Hungry. Stay Foolish.」(全文はこちら)。・・ハングリーであれ。愚か者であれ。

小生(歯科医)における「バカな覚悟」とは、ムシ歯予防カフェ開店です。カフェに通うだけで歯の健康維持ができる・・そんなカフェです。今日のダーリンにあるように『いまに「適応」するだけでなく、「予測や予想」を考え、そこに向かって進むのでもなく、「望み、望まれている未来」に向かって歩んでいく。これは、「ちょっとバカ」に思われるという覚悟が、とても大切だということをも意味していますよねー』。まさにそんなバカな、バカみたいなこと、バカもやすみやすみ言え・・「ムシ歯をつくらせないカフェ」・・来夏に鹿児島市でオープンします(バカな覚悟として宣言)。皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。

BBTime 547 歯と眼

BBTime 547 歯と眼
「レノン忌より小さき記事なり開戦忌」藤本章子

前回アップから日が流れました。さて、ご存じのように本日12/08はジョン・レノンの命日、1981年のことで満四十歳。また日本人にとって12/08は「真珠湾攻撃」(ハワイ時間12/07)。日本が開戦に踏み切った日に平和を謳ったジョン・レノンが亡くなるとは・・涙。句の解説には『今日十二月八日はかつての大戦の開戦日であり、ジョン・レノンの命日でもある。日本人にとって、いや世界の人類にとって、どちらが社会的に大きな出来事であったかは言うを俟(ま)たない。だが、この日の新聞はレノンの忌のことを大きく取り上げていたというのである。むろんレノン忌のことも風化させてはなるまいが、開戦の日のことはなおさらだろう。だが、ジャーナリズムとは残酷なもので、戦争の記憶の風化を嘆く舌の根も乾かぬうちに、かくのごとくに事態を風化させて平然としている』(解説より抜粋)。今回は最近目にした記事について。

雑誌プレジデント12.3号です。タイトルは「歯と眼の大問題」・・歯科と眼科について比較しながら誌面は進みます。主たる病気と治療法、かかる患者費用、はたまた大学の国家試験合格率や給料の比較まで。歯科医から見ると特に目新しい記事はあまりないように感じました。目を通し終わって強く感じたことは(connoteの読者の皆さんならおわかりでしょうが)根本的なことに着目していない!

例えば「緑内障」・・日本での失明原因1位。「しかし、緑内障の根本的な原因は今のところ不明です」(34頁より)。「白内障」・・「白内障は、糖尿病安堵に合併して起こることもありますが、原因の大半は加齢によるもの。誰にでも起こる老化現象の一つです」(36頁より)。原因不明もしくは加齢による病気ですから、人にとって避けられない病気と言えます。

一方歯科では「歯周病」・・「歯の表面に「バイオフィルム」と呼ばれる歯周病菌の巣窟をつくります。・・それによって、歯周組織が破壊されていくのです」(38頁より)。また「毎回1時間磨いてくれたら、歯周病は治る」(41頁より)とも。歯科の二大疾患は「ムシ歯」と「歯周病」、原因はともにバイオフィルムであり、バイオフィルムの物理的除去によって発症を阻止することができるのです。ズバリ言います!緑内障や白内障の発症を避けることはできませんが、ムシ歯と歯周病はほぼ完全に予防できるのです。この点が根本的に異なるのです。

オマケをひとつ。前回「アマゾン脱出!」でコーヒーカウンティ(coffee county)を紹介しました。小生、毎朝ハンドドリップで淹れて飲んでおります。加えて月に最低2本は赤ワインを楽しみます。このため月に一度の歯のメンテナンス時に、ステイン(外来性着色)をとってもらいます。偶然インスタグラムで見つけたこの歯磨き粉「MASHIRO:マシロ」結構良さそうです。ポイントは使う量を少量にすること。ケチって使う方が懐に優しいし、何と言っても歯に優しいのです。ピンクのザクロとグリーンのハーブミントの二種のフレーバーがあり、30gで1800円。今回の歯磨き曲はもちろんジョン・レノンの「Happy Xmas(War Is Over)」。では皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。


BBTime 544 Tirami su!

BBTime 544 Tirami su! ティラミス!
「立冬のクロワッサンとゆでたまご」星野麥丘人

今年の立冬は11/7、予報では最高気温24度。暖かい立冬になりそうです(やはりDisasterの始まりでしょう)。俳句はクロワッサンなのに画像はティラミス!・・先日(11/1)、ティラミスの生みの親の訃報を目にしました。今回はティラミスについてのお話。

記事によると『イタリアで、ティラミスの生みの親とされるアルド・カンペオル氏が死去した。92歳だった。Il Messaggeroが報じた』『カンペオル氏が暮らし、働いていたイタリア北東部ヴェネト州の知事は「アルド・カンペオル氏の逝去に伴い、トレヴィーゾヴェネト州)はその料理とワインの歴史において新たにもう一つの星を失った。同氏のレストラン経営者としての長い活動と『Alle Beccherie』(カンペオル氏のレストラン、Esquire)は、最高のおもてなし、質、礼儀を基盤とした何十年にもわたるトレヴィーゾのより良き伝統をつくってきた。彼の顔から笑顔が消えることは決してなかった」と哀悼の意を表した』(引用元)。

『まさにトレヴィーゾのカンペオル氏のレストランで1960年代にティラミスが初めてつくられたと考えられている。レストラン「Alle Beccherie」のシェフがバニラアイスをつくっているときに、卵と砂糖を混ぜたものにうっかりマスカルポーネを落としてしまったのがきっかけだとされている。その後、レストラン経営者とその妻がこれにサヴォイアルディ(フィンガービスケット)などを加えたという。ティラミスはイタリア語で「私を引き上げて」という意味。アルド・カンペオル氏は、50年以上にわたってティラミスの特許を申請していなかった。ティラミスのオリジナルレシピは、2010年になってイタリア料理アカデミーで公証によって登録された』(引用元)。ティラミスについてより詳しくはこちら

さてこの「ティラミス」最後にアクセントがあります。しかも意味は「私を引き上げて!」転じて「元気にして!」なんです。調べると『1990年代に日本に紹介され、あっという間にイタリアのお菓子の代名詞となった「ティラミス」は、ご存じの通り tiramisù と書きます。このようにつながって綴るとわかりませんが、実は立派なイタリア語のフレーズなのです』(引用元)。『Tirami su ! (ティーラミ ス!)どうでしょう?分解すると、 tira が「引き上げる、もちあげる」の動詞 tirare 、 mi は「私を」という人称代名詞。そして su は「上に」という意味になります。つまり「私を上に引きあげて」ということで、「私を元気にして」「私を励まして」といった意味のフレーズだったのです』(引用元)。

ちなみに冒頭のクロワッサン、フランス語で三日月の意味。由来は・・『1683年トルコ軍の包囲を打ち破ったウィーンで、トルコの国旗の三日月になぞらえたパン、クロワッサンを焼き上げたという伝承があるが、これは事実に反する』とのことで、より真実に近いのは『その頃ヨーロッパ中で最も権力のあったハプスブルク家のオーストリア宮廷では、全ての分野でヨーロッパ最高の職人を雇っていた。パン職人は、その頃最も評判の良かったデンマークのパン職人が担当していた。マリー・アントワネットがフランスに嫁いだ時、デンマークのパン職人も同行し、デニッシュペストリーの生地で作ったのが最初のクロワッサンだとされている』(引用元はwikipedia)。小生、クロワッサン好きです。新しいパン屋を見つけると、まずはクロワッサンで評価します。皆さま、ティラミスを楽しんだあとも、ご自愛の程ご歯愛の程。5700



ティラミスお替り!お替りはこちら「イタリアのティラミス」

BBTime 543 Disaster

BBTime 543 Disaster:大惨事
「あたたかき十一月もすみにけり」中村草田男

本日11/3で霜月は始まったばかりですが・・句の解説(1999/11/30)『昔から、この句が好きだ。なんということもないのだけれど、心がやすまる。実際に今年の十一月も暖かかったが、そういう事実を越えて、何か懐かしい響きを伝えてくれる句だ。意図的に使われている平仮名の、心理的な効果によるものだろう。字面は詠嘆的なのだが、詠嘆がまといがちな大袈裟な身振りを、やわらかい平仮名がくるんでしまっている。ほど良い酔い心地。そんな感じもする。』(解説より抜粋)。1999年から二十年余り・・今では!今回はイギリス開催中の「国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)」に絡めてのお話。

先日(10/27)アップされた動画は必見です。会議場に恐竜が現れてのスピーチ。内容は『皆さん、よく聞いてほしい。私は絶滅について、1つか2つのことくらいは知っているんだ。だから、あなたに話をさせてくれ。・・これは明らかなことだと思うが、絶滅に向かうことは悪いことだ。人間たちは自分たち自身も絶滅させるのか?それは、過去7000万年の間に私が聞いた話の中で、最も馬鹿げている。・・少なくとも、私たちは小惑星の直撃を受けた。あなたの言い訳は何なのだ?あなたは気候災害の責任者なんだ。しかしながら、政府は毎年、数千億の化石燃料に公的な助成金を費やしている。巨大な隕石への助成金として年間数千億ドルもの大金を費やすと想像してみたらよい。それが、今あなたたちがしていることなのだ!・・それらのお金で出来る他の全てのことに、考えをめぐらしてみてほしい。世界を見渡せば、貧困の中で暮らしている人がいる。(お金の使い道として)彼らを助けることの方が理にかなっていると思わないか。私には分からないが…このまま、人類の絶滅にお金を払っていくのか?・・ちょっと真面目に言わせてほしい。あなたは今、経済を立て直し、このパンデミックから立ち直るとても大きな機会を手にしている。これは人類にとって、大きなチャンスなんだ!・・だから、私の大胆なアイデアを披露しよう。絶滅を選ぶな。手遅れになる前に種を救おう。あなたたち人間が言い訳をするのをやめ、変わり始める時が来たのだ。ご静聴ありがとう。』(出典はこちら)。

これは人事(ひとごと)ではなく、全国民全地球人において、今から真摯に取り組み行動を開始すべきことです!もう、言われるまでもなく日々実践されている方も多いことでしょうが、追加してください。歯科医師からのお願いはズバリ「歯科治療の削減」です。歯磨き不足・メンテナンス不十分で奥歯にムシ歯ができました。歯科医院に行くと「ムシ歯ですので削って、型をとって、パラジウム合金の詰め物を入れます」・・残念ながら、毎日のようにこのようなこと(歯科治療)を行っています。この金属インレーが歯にセットされるまでに、どれほどの化石燃料が消費され温室効果ガスが排出されることでしょう。ムシ歯を作らなければ、この治療は発生しませんから排出量ゼロです。繰り返します、どうかムシ歯をつくらないでください。歯科においての温室効果ガス排出ストップにあなたも参加してください。お願いします!皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。5160




「It’s time for you humans to stop making excuses and start making changes.」