生死事大:しょうじじだい

妙心寺大摂心報告7「生死事大:しょうじじだい」

南洲寺の生死事大

(これは鹿児島南洲寺のもの)
禅寺には写真のような板(木板:もっぱん)が置いてあり、
いろいろな合図としてこれを叩きます。
そこに書いてある言葉が

「生死事大 無常迅速」

三日間でこのことを実感させられました。
朝課、晩課、坐禅等々と食事睡眠以外は、
当たり前のことでしょうがすべきことがあります。
朝起きて洗面の時間などは特にとってありません。
すべきことは淡々と予定表通りに進んで行きます。
起きている(覚醒している)間は
ひたすら禅であったように思います。

まさしく「生死事大 無常迅速」
あらためて修行されているお坊さん方の偉さを痛感しました。

「喝」!

テテ

「tete テテ」

日南市の南隣、南郷町にあるカフェです。小さな看板を目印に国道から細い山道にはいり、車を停めて庭を抜け、扉を開ける頃には期待に胸は膨らみ、口の中は唾液で・ ・。料理はもちろんのこと、お店の佇まい、店内の雰囲気、店の方とのおしゃべりとフルコースでセンスの良さを堪能できます。カウンターに並ぶパンやケーキはお土産にもオススメ!串間に向かって榎原神社を過ぎ、柿の木茶屋から数分で右手に看板が見えます。

テテ玄関

テテ店内

もちろん美味

テテ tel 0987 68 1477

修道院のクッキー

カトリック幼稚園の行事でこのクッキーを買い求めました。何度かこの西都市(宮崎県)にある「カトリックレデンプトリスチン修道院」にも足を運びました。信者ではないので、誤った解釈かもしれませんが、このクッキーの美味しさは「無欲のなせ る技(味)」のような気がします。またレデンプトリスチンという言葉は英語の 「redemption」と語源が同じでしょう。この「redemption」を聞くと思い出すのが、映画「ショーシャンクの空に」です。原題は「Shawshank Redemption」。redemptionとはキリストによる救い、弁済などの意味です。イチオシはクルミですが、他にもシナモン・チョコ・抹茶などがあります。ちなみに宮崎空港の二階お菓子土産売り場に も置いてあります。空港で買う価値のある数少ない逸品です。

クッキー

参禅

妙心寺大摂心報告6「参禅:さんぜん」

この三日間のメインイベントは何と言っても参禅です。
朝五時と夜七時に河野太通老師と雪丸令敏老師へ参禅しました。
河野太通老師はどちらかと言うと小柄な方ですが、
そのオーラたるや凄い!の一言。
「隻手音声」の問答中、
緊張のあまり老師のお言葉に「ハイ」が出ず、
大きく頷くのみ。
お茶を嗜む者にとって非公開の塔頭寺院そのものが茶室です。
控えで待つ間、襖に目をやるとどう見ても江戸時代のものです。
茶室に入り茶軸に相対するがごとく、
老師と対面するとは、
生きている茶軸と問答しているかのようです。
下衆な表現ですが百万円積んでも体験できないような経験となりました。
人生の記憶に残るベスト3にはいるでしょう。
「喝」!

妙心寺1

妙心寺2

妙心寺3

歯科維新035 ゆでタマゴの内訳

ゆでタマゴの内訳

ゆでタマゴの内訳です。
インプラントを含めて従来の歯科医療・歯科治療は黄身です。

一方、ムシ歯予防、シソーノーロー予防、
ホワイトニングなどは白身です。

医科と歯科はこうも違う

繰り返しになりますが、

マジメで上手な医者は年々患者数が増えます。

マジメで上手な歯医者は年々患者数が減ります。

歯科維新034 歯科は、ゆでタマゴ

歯科はゆでタマゴ

歯科は図のように「ゆでタマゴ」なんです。

黄身をいわゆる『患者さん』と見て下さい。
歯科の場合、治療したところが再発すると、
その多くは「またお願いいたします」よりも、
「治療してもらったところが、また悪くなった」
「着けてもらったところが、はずれた」
そうおっしゃる方の目の奥には、
穿った見方かも知れませんが、
「先生、下手なんじゃない」
「しっかり、なおしてよ」
などの言葉が見え隠れする時も有ります。

そうなんです。
歯科の場合再発すると、
その歯医者は下手であるとみなされます。

また、新型カリエス(ムシ歯)とか、
新型○○などの新しい病気は おそらく現れません。

歯科における病気は
「C」カリエス:ムシ歯
「P」ピー:シソーノーロー
「O」オー:噛み合わせ
の三つから増えることはまずないでしょう。

ですから、上手な歯科医ほど、
仕事すればするほど、患者さんを減らしているのです。

患者を減らす歯医者ほど上手な歯医者なのです。

歯科維新033 ゆでタマゴ理論

ゆでタマゴ理論

ご覧になって、オヤッと思われた方はカルノと同世代ですね。
そうです、丸美屋ののりたまです。

では、ケッコーなお話を続けます。

医科の場合はバルーン

上の図を見て下さい。
医科の場合は「バルーン:風船」です。

マジメで上手な開業した医者は、
年々患者さんが増えます。
理由は明白、マジメで上手であるからです。

加えて医科における病気の特性もあります。
例えば「花粉症」、毎春もしくはある季節毎に、
患者さんは来院し
「今年もお世話になります」と言われます。

今回の新型インフルエンザに象徴されるように、
新しい病気が出現します。

また、ベースには
「ヒトは老化する」ことがあると思います。

かたや「歯科」は、はっきりと異なります。

歯科維新032 マルビ

なぜ「先手先手医療」にシフトを変えられないのか?
自分自身の開業20年を振り返りつつ考えました。
そこでひとつの仮説を立てました。

「マジメで上手な歯科医ほどマルビになる」。

マジメで上手な歯科医ほど・・

このマルビは、数年前に亡くなった
漫画家の渡辺和博さんが言い出した言葉です。
本来、どんな商売、職業、会社でも、

「マジメで上手な○○はマル金になる」
がきわめて普通であると思います。

そこで、さらに考えました!
考えついた結論が次の

「ゆでタマゴ理論」です。

提唱:ていしょう

妙心寺大摂心報告5「提唱:ていしょう」

土日に各一時間、東海大光管長より
「碧巌録:へきがんろく」
第十八則「忠國師無縫塔:むほうとう」・
二十七則「雲門體露金風:たいろきんぷう」
の講義でした。
配布資料は碧巌録原文で漢文。
管長はそれを滔々と読み下し解説されます。
まさしく大学の漢文講義の風情。
哲学を体感し実践する三日間でした。

「喝」!

大方丈:だいほうじょう

What a great opportunity this is for you!

これはあなたにとってすばらしい機会よ!

経行:きんひん

妙心寺大摂心報告4「経行:きんひん」

中日午前中に大徳寺まで往復約2時間半歩きました。
一列経行で、やっと大徳寺に着き金毛閣の横から中に入り
お経を唱えて二便往来後すぐに復路。
驚きが二つ。
何と先頭を歩いておられたのは老師様でした。
もうひとつは引率の和尚さん方の履物。
妙心寺は46塔頭(たっちゅう)寺院の集まりで
各玄関にはゴム草履が置いてあります。
何シーズンも履き古して潮焼けしたビーチサンダルのイメージ。
引率の和尚さんの履物がそれでした。
それを見た時に「無頓着」と共に
「放下着:ほうげちゃく」の禅語が頭に。
「捨て去りなさい」の意ですが、
それを体現されていることに感心しきりのカルノでした。
(経行:本来は長時間坐禅の合間に堂内を静かに歩行すること)
「喝」!

経行に出発

はい!一列で

大徳寺金毛閣

大徳寺出発往路へ

It’s a matter of heart. Words can’t explain it.

わかるかな、わかんないだろうなあ。