BBTime197 春光楽楽

BBTime197 春光楽楽
「塗椀のぬくみを置けり加賀雑煮」井上 雪

春光楽楽とは春の光はウキウキして楽しいの意味で賀状に使える四字熟語です。前回「病気」アップ後に考えておりました。遊びとは本来ウキウキ楽しいもの、端(はな)から病気になるために遊ぶ人はいません。でもなぜゲームで病気になるのか?お酒、煙草、スイーツ、缶コーヒーなども同じ図式でしょう。何事も「ほどほど」が肝要なのでしょうが「ほどほど」がわかっていても「ほどほど」でやめられないのも人がゆえ。本年最初の「折々のことば」が「雑」でした。

万葉集』は、何と「雑」の分類から出発する。中西進
鷲田さんのことば 年の初めといえばお雑煮。ここにも「雑」が使われている。古代中国の辞書によれば、「雑」は「五采(ごさい)相(あ)い合うなり」(五色の彩りが一つになる)とか「最なり」(第一のもの)を意味すると、随想「美しきカオス」(「潮」昨年12月号)で国文学者は教える。雑技も華々しい技芸のこと。歌集の「雑」も華やかな開始を示すと思われ、「その他」ではないと。ごっちゃ(多様)こそ「万物の礎」?(鷲田清一

小生、丼物が好きです、チャンポンも好きです。上等コーヒーにはミルク入れても撹拌しません、味のグラデーションを楽しみます。チャンポンとは本来「さまざまな物を混ぜること、または混ぜたものを意味する言葉」のようです。日本はチャンポン文化であると聞いたことがあります。日本語などその最たるもので漢字・ひらがな・カタカナのチャンポンです。

欧米人、特にアメリカ人はトランプゲームが好きです。空港の待合などで車座になって興じる姿をよく見かけます。ちなみにトランプ大統領も同じ綴りですが、トランプの元々の意味は「トランプカードの中の切り札」であって、日本で言うところのゲームそのものとは少々異なります。折々のことばの「遊びを遊ぶ」にも出てきますが、遊びとは数多くあります。すぐに飽きるからでしょう。食事の「おかず」の語源も数(かず)に由来するそうです。

ゲームにしてもスイーツにしてもやはりチャンポンがよろしいかと。電子ゲームのみならずカードやすごろく、箱菓子にケーキ屋の菓子、果物、手作りおやつのように「雑」がよろしいかと。(老婆心:あれもこれもではなく選択肢が沢山がよろしいかと)2730
今回の一言「ほどほどのコツは雑(チャンポン)」
今回の二曲「ハーモニー」


おまけ:冒頭の句の作者に敬意を表して雪化粧の桜島です。本日(1/11)朝撮影。

BBTime196 病気

BBTime196 病気
「竹馬やいろはにほへとちりぢりに」久保田万太郎

竹馬」が冬の季語とは知りませんでした。記事(俳句一口講座)には「どの季節にも遊べそうな気がしますが、冬の季語になっています。もともとは川を渡るときや降雪の際に使われる生活用具だったそうで、そんなところから冬のものという意識が定着したのではないでしょうか」とあります。同じく「竹馬」がアマゾンなどで売られているのも驚きでした。もっとも竹製ではありませんがね。

年明け早々気になる記事を見つけました。「ゲームのやり過ぎで日常生活に支障をきたす症状、WHOが疾病分類へ」との見出し。端的に言うと新たに「ゲーム病・ゲーム症」を定義し、診断されれば患者として治療が必要であるとのこと。

いやはや・・です。小生とコンピュータゲームの出会いは高校時代、喫茶店設置型のインベーダーゲームでした。当時ワンコイン(百円)で1回。鹿児島の公立高校でしたので即禁止。学校近くの喫茶店で密かに興じていると「そげん面白かや(そんなに面白いのか)?」との声。横を見ると補導係の先生、瞬間凍りつき敢え無くゲームオーバー・・その後マリオ登場です。

「遊びを遊ぶ 安田武」 凧(たこ)あげ、蝉(せみ)とり、竹馬、お手玉、綾(あや)とり、花いちもんめ。すっかり見かけなくなった昔の児戯には二つの特徴があった。自然を相手に「ゆっくりと、のびやかに」遊ぶこと。勝ち負けを競うものではないこと。遊びは「合理性を拒否する」ものなのに、余暇として計画したりすれば、遊びを再び合理性の中に閉じ込めることになると、評論家が一昔前警(いまし)めていた。『遊びの論』から。2017.9.10 (鷲田清一「折々のことば」/朝日新聞連載)
本来、大人にとっても子供にとっても「遊び」とは楽しむもの癒すもの育むもの。逆に蝕むものならそれは遊びではなく毒や害です。9900

かたや、このような記事も。
「スイッチ、1家に1台?1人1台? 任天堂社長一問一答」揶揄(やゆ)するならば「一家に一害、一人一毒」です。自己責任ではなくゲーム機そのものに「時間制限自動ロック」が付いているば別ですが。人が創り出したもので病気になるとすれば妙な話です。「癒し・楽しみ」と「害・中毒」は紙一重。食べ過ぎると太ります、飲みすぎると酔っ払いますが、ゲームは少々異なります。太らないし、酔わないし、さほどお金を使い過ぎるでもなし。だからこそ恐いのではないでしょうか?所詮ゲームでありエンターテイメントであるべきものが「毒」になるとは・・トホホ。

BBTime195 初日

BBTime195 初日
「初明り地球に人も寝て起きて」池田澄子

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお読みください。
初日(はつひ)を見に行きました。
日頃は釣り人と散歩人とジョガーのみの長水路も
このように人人人・・。
予報は晴れでしたので多かったのでしょう。

いよいよ初日だ(7:30頃)と思いきや、雲が・・▽

この後、雲はさらに厚くなって・・▽


結局空振りでした。その後、昼から晴れて初噴火!

正月の空に天狗様現る!

これは初月の出・・拝△

翌二日は見事日の出が拝めました▽

おまけは三日の日の出▽

今年も皆さんがハッピー歯っぴいでありますように。
昨年の正月と同じですがアバの曲です。9450




最後に新年の挨拶入ってます△

BBTime194 煩悩百八

BBTime194 煩悩百八
「百八はちと多すぎる除夜の鐘」暉峻康隆

百八で多すぎるとなれば小生などどうなるのでしょう(苦笑)。句の解説には『「仏寺朝暮ノ百八鐘、百八煩悩ノ睡ヲ醒ス」とあり、寺の百八の鐘は毎日の朝暮の鐘のことだった。それをサボッテ、除夜だけ百八鐘を撞くようになったのは江戸後期からである』とあります。毎朝夕に百八回撞くのに何分要していたのでしょうか?おそらく十分以上かかっていたのでは。人々はそれぞれの場所で鐘の音を聞いて刻(とき)を知っていたのでしょう。さて恒例の大晦日の余禄です。今年のカルタには小生にはちと意味不明な言葉もあります。ちなみに百八の意味は諸説ありますが四苦八苦ゆえに四苦36+八苦72=108 をよく聞きます。年内(今年中)に107回撞き、108回目はその年(旧年・今年)の煩悩に煩わされないように新年に撞くそうです。8170

【い】一党両断【ろ】論よりツイート【は】排除のロンリー【に】偽ニュース世にはばかる【ほ】防衛省の闇夜に日報【へ】便利みちびき新衛星【と】遠くに見る神の島【ち】チバニアンにトレビアン【り】リモコンで綱飛ばし【ぬ】抜けたいもんプチデモン【る】流浪のロヒンギャ【を】老いてもAIに従えぬ【わ】和魂英才で文学賞【か】怪童、北の海道へ【よ】ヨイショばかりの与党質問【た】談合4兄弟【れ】連勝は一二三(ひふみ)から【そ】損得もそんたく次第【つ】露と消えにし選手団【ね】ネットに潜む暗黒のわな【な】なくした捨てた公文書【ら】拉致40年見えぬ解決【む】村のセンセイ成り手なく【う】上野でシャンシャンショー【ゐ】インスタバエどんな蠅(はえ)?【の】野放しの銃ラスベガス【お】オバマに続くイエスICAN【く】くまモン驚く肥後だっこす【や】やっパリ離脱【ま】麻央さん勇気のブログ【け】下駄(げた)をならして奴(やつ)が逝く【ふ】プレミアムつライデー【こ】神戸不正鋼【え】縁(えにし)結んだキャンパス【て】電通の電気消え【あ】圧勝で僕難突破【さ】サブちゃん馬でも大トリ【き】金策に走る走る東芝【ゆ】許サレム首都【め】メジャー斬り込む二刀流【み】店から消え人気わカール【し】上昇桐生で壁突破【ゑ】円より仮想通貨【ひ】ヒアリにヒヤリ【も】モリカケは年越し【せ】瀬戸際狙うロフテッド【す】素手でVX?【京】きょうで平成あと486日

これは毎日新聞「選者・仲畑貴志さんと選ぶ万能川柳2017年」のイラスト。今年も余禄のごとくに百八どころか沢山の良いこと悪いことがありました。世の常と言えばそれまででしょうが、来たる歳が良い歳、良い口、良い歯でありますように!新しい歳、2018年、平成30年がもうすぐです、あなたのそばに!


BBTime193 小さい幸せ

BBTime193 小さい幸せ
「よい夢のさめても嬉しもちの音」五筑

句の解説にはこうあります。「早朝、まだ暗いうちに、近隣で餅を搗く音に目が覚めた。せっかく「よい夢」を見ていたのに、破られてしまった。しかし、破られても「もちの音」を聞くほうが嬉しい気分である。さあ、いよいよ正月だ。子供のころは農村に暮らしたので、私にも同じ体験がある。この時季になると、毎朝、どこからか「もちの音」が聞こえてくるのだった。正月を待つ心は、子供のほうが熱い。寝床のなかで聞いていると、なんだかとてもドキドキした。思い返すと、旧家ほど早めに搗いていたようだ。我が家のような新参の家や小さな家が、最初に搗くことはなかった。搗く順番に、何か暗黙の取り決めがあったような気がする。したがって、我が家では大晦日近くに搗いていた記憶がある。二十九日だけは「苦餅」となるので、搗くのは避けた」出典はこちら。作者は江戸期と聞いて思い出したのが落語「尻餅」・・舌足らずべらんめえ調の八代目可楽師匠で後程どうぞ。
先日「折々のことば」に幸せを見つけました。

「小さい幸せ見つけるのうまいな」加瀬健太郎の妻
写真家が休みに一家で温泉に行く。倹約のため、夕食を部屋でとるのを諦め訪れた変哲もない中華屋で「火山が噴火したみたい」な焼きそばにありつき、「よかったなここにして!」と大喜び。幸福は小さく、小刻みに。すると日に何度も幸せな気分になれる。人と思わず顔を見合わせることも増える。夫をとっさにこう評した奥さんも素敵(すてき)。『お父さん、だいじょうぶ?日記』から。(鷲田清一

インスタグラムを始めて四ヶ月、233投稿になります。他の方の画像を見ていると、まさしく「小さい幸せ見つけるのうまいな」と思います。インスタグラム画像=小さい幸せ→ゆえに炎上しにくいのでしょう。ちなみに小生のインスタグラムは hideky1961
ところで、以前BBTime176「こんなもんじゃない!」に書きましたが、昨日も患者さんの口から「こんなもんと思っていました」の言葉を聞きました。
「この上の入れ歯、喋りにくいでしょ」
『・・?』
「大きくて話にくかったでしょ」
『こんなもんと思っていました』
PIP使って舌の邪魔をしている部分を削って小さくしたところ
『あら!違う、喋りやすい』
「あなたが、もし眼鏡を新調して下を向いたら落ちる。サングラスでもないのに見えにくい。新聞の文字が読めない。かけていると鼻が痛いなどが起きたら文句を言うでしょ。入れ歯も同じです。食べるための、おしゃべりするための入れ歯です、どうぞ遠慮なくクレームをつけてください」

入れ歯は「こんなもん」と思い込んでいるあなた、「こんなもんじゃない」場合が多々あります。どうぞ足を運んでみてください「小さな幸せ」が増えると思います。
今回の一言「こんなもんじゃないのです」
今回の一曲「Happy」7530


蛇足:折々のことばの画像をよく見ると「小さい幸せ」の裏に「不満」の文字が透けて見えます。不満の裏返しが「小さい幸せ」。不満は小さくとも溜め込まずに行動を起こすと「小さな幸せ」になりますよ、きっと。佳いお歳を、よいお年玉を!

BBTime192 希望

BBTime 192 希望
「焼芋を二つに折れば鼻熱し」吹田孤蓬

時に俳句は至極当たり前のことを至極明確に表現します。生芋を焼いて焼き芋に、熱々の芋を割ると・・鼻熱し。物事には全て原因と結果があります、前回の「後悔」も然り(しかり)。先日来ラジオで「心の進化を探るーはじめての霊長類学」を聴いています。松沢哲郎氏は最終回でおっしゃっています。「想像する力、希望を生み出す知性こそヒトの人たるゆえん」だと。進化の上でヒトに近しい生き物、チンパンジーやオランウータンなどでも「今ここ私」だけの人生で、ヒトのみが「自分以外の他人(ひと)と過去を踏まえて今を生き、未来に進む」生き物のようです。

人は手遅れを後悔するからこそ、いつぞや円楽師匠は「今回の騒動とかけまして、今東京湾を出て行った船と解きます。(その心は)“後悔”の真っ最中」と弁明しました。繰り返しますがチンパンジーは後悔しません、過去も未来も彼らにはないからです。人のみが過去を省みて今を生き未来に希望を抱きます。

「絶望するのと同じ能力、その未来を想像するという能力があるから、人間は希望をもてる。」松沢哲郎
チンパンジーはつねに「今、ここ」を生きている。だから一瞬ぱっと目の前に示された数字を丸覚えするのは上手だが、ずっと先のことに思いをはせたりはしないので、絶望もしない。これに対してヒトは、過去や未来といった不在の時に心をたなびかせる。だから、過ぎし日を懐かしみ、後悔もすれば、行く末を案じ、祈りもする、霊長類学者の「想像するちから」から。2017/3/10(朝日新聞 折々のことばより)

「去年今年貫く棒の如きもの」高浜虚子
年の瀬になると思い浮かべます。勝手に「棒の如きもの」から「撞木:シュモク」を想像します。去年今年(こぞことし)と変えないものもあれば、その裏には変えるべきものもあります。小生など円楽師匠よりも多くの舟が錦江湾を出たばかりの一年(苦笑)しかし「想像する力・希望を生み出す知性」を持ちます。
後手後手治療から先手先手予防へ!
最後に一日遅れのクリスマスプレゼント!

サンタクロースがいなければ……人間のあじわうよろこびは、ただ目にみえるもの、手でさわるもの……だけになってしまうでしょう。
フランシス・P・チャーチ
鷲田さんのことば サンタクロースってほんとにいるの? 1897年、「ニューヨーク・サン」新聞に寄せられたある少女の質問に、記者はこう社説で答えた。見えないものはみな、人間が頭の中で拵(こしら)え上げたものだなどとは言えないと。ほんとうに大事なものは見えないものからなっている。『サンタクロースっているんでしょうか?』(中村妙子訳)から。(鷲田清一)6500
今回の一言「人のみが希望を生み出す」
今回の一曲「Zenzenzense」




BBTime191 後悔

BBTime191 後悔
「流れ行く大根の葉の早さかな」高浜虚子

年末になるとこの句を思い出します。句を見て思うのですが「早さ」ではなく「速さ」の方が漢字としてはベターかなと。「早」の文字が葉のついた大根に似ているからかな(笑)。もっと深い意味があるのでしょうか。句についてはこちらもどうぞ。

先日(12/20)の朝日新聞コラム「折々のことば」がググッときました。(以下引用)
「人生は、手遅れのくり返しです。ある僧侶」
鷲田さんのことば:あの時はわからなかったけど今だったらわかるということが、人生にはよくある。自分のしたことが、他人に思いも寄らぬ仕方で受けとめられ戸惑う。他人の人生に意図せぬ屈折や傷を与えてしまい、そのことも後になってようやっと知る。気づいた時はもう取り返しがつかない。経験というのはたいていそんなふうに起こる。母の年忌に、ある僧の言葉として住職から伺った。(鷲田清一

「歯科治療は手遅れの繰り返しです」とも言えます。ほとんどの歯科治療は不可逆的行為です。ムシ歯になった部分を元に戻せないのと同様に、一度削った歯は元には戻せません。結果的に「削る→もっと削る→もっともっと削る→最後は抜歯」の悪循環に陥りやすいのです。まさしく後手後手医療!(余談ですが、サルやチンパジー類は後悔しません、ここで今を生きるのみ)

以前「後手後手医療から先手先手予防へ」のイラストを作りました。後手の対語が「先手」ならば予防は先手です。お坊さんの言うように「人生は手遅れの繰り返し」が常でしょうが、先手先手予防は可能です。来年の元旦の計の片隅に「先手予防」を入れて欲しいと思いつつ・・聞こえてきたのが「My Way」5700
Regrets, I’ve had a few
But then again, too few to mention
I did what I had to do
And saw it through without exemption
今回の一言「後手後手医療から先手先手予防へ」
今回の一曲「後悔:regret」

BBTime190 大掃除とよいお歳をの関係

BBTime190 大掃除とよいお歳をの関係
「円鏡のラジオやせわし年用意」小沢昭一

画像は奈良の大仏様の「お身拭い:おみぬぐい」、今では毎年八月七日に行われるとのこと。個人的には寒い時期より暑い時の大掃除の方がベターだと思います。言葉「年用意」掲句で知りました。文字通り新年を迎えるための色々な用意をすること。実はこの時期に交わす挨拶「よいお歳を」は省略形で、フルでいうと「大晦日を無事に迎えるまでは、色々とやるべきことがあって大変ですが、良いお歳(新年)を迎えられますようにもう一踏ん張りしましょう」という意味のようです。ですから厳密には今月師走中旬頃から晦日までで大晦日には使用不可。因みにやるべきこととは、大掃除、正月の飾りなどの用意、ツケの支払い等々。

この時期、もうひとつ省略形があります。A HAPPY NEW YEAR!もそうなんです。「a」がつくのは「I wish you a happy new year.」の短縮形ゆえ。つかない場合はhappy birthday や good morning に「a」がつかないのと同じ理由でつかないのです。結局 a がついてもつかなくてもOKなんですが厳密には違いがあります。詳しくはこちらを。

母校は掃除大好き高校で、大掃除・中掃除・掃除とありました。年末の大掃除を色々かこつけて小掃除で済ますことはよくありますが、せめて年一回の口の大掃除はお忘れなく。できれば半年に一回、個人的には三ヶ月ごとの掃除並びにチェックをお勧めします。歯垢や歯石の除去もさることながら、噛み合わせの微調整がポイントです。歯は日々微妙に動いています、定期的なかみ合わせのチェックと必要に応じての微調整で噛み合わせから生じる脳へのストレスを軽減できます。口の大掃除は、歯垢歯石と噛み合わせストレスの除去です。噛み合わせの簡単な自己チェックを伝授します。カチカチとやって「カチ」の音が澄んで高いほどストレスの少ない噛み合わせです。
今回の一言「口の大掃除を定期的に!」
今回の一曲「clean:クリーン」

冒頭の句はこちらでも取り上げていました「BBTime082 トリセツ」。お身拭いの動画もどうぞ。4530

BBTime 189 6番目の白い歯

BBTime 189 6番目の白い歯
「白菜やところどころに人の恩」阿部完市

白菜の漬物、大好きです。母の作る白菜漬けには鷹の爪は入りませんでした。句を読んでまず連想したのがこれ、やはり卑しいのでしょう(笑)。解説には「白菜か白菜畑」と出てきます。

この時期、今年一年の感謝の気持ちでお歳暮を贈ったり頂いたり。昔、ハムのCMで風呂敷包を持って訪問するシーンがありました。歳暮の由来を繙く(ひもとく)とこれが正統派のようで、元々「正月に先祖の霊を迎える御魂祭りの御供え物を暮れのうちに本家に届ける風習」とあります(出典はこちら)。さて「人の恩」もさることながら「御自分の歯」にも感謝してほしいと思います。

画像は第一大臼歯、六歳臼歯とも呼びます。前から数えて6番目(永久歯列)の歯です。今月より下のみ白い冠(CAD/CAM冠:Computer Aided Design/ Computer Aided. Manufacturing)が保険適用になりました。BBTime168「しろがね」の時点では5番目までだったのですが、下の6番目もいくつかの条件を満たせば白い冠がオーケーとなりました。

BBTime051「永久歯とわ」にも書きましたが、おおよそ18歳以上、全て永久歯の方では、この6番目の歯が身体の中で最高齢となります。大まかに歯以外は新陳代謝しますので髪の毛を除くと半年もすればそっくり入れ替わっています。歯は新陳代謝しないので同じままです、よって六歳ごろに生えたこの歯が最高齢となります。ちなみに白い冠を被せなくとも、予防すれば生えた時同様白いままです。ご自愛のほど!4000

今回の一言「歯は最長寿」
今回の一曲「perfect」予防でパーフェクトに白い歯は可能です!


BBTime188 鬼が笑う!

BBTime188 鬼が笑う!
「鬼はみな一歯も欠けず春の山」友岡子郷

今年も残り十日余りとなりました。ここかしこで「来年のことを言うと鬼が笑う・・」と聞こえてきます。鬼が笑う理由には諸説あるようで、超能力を持つ鬼にさえ来年のことはわからないのに、能力的に劣る人間に先のことがわかるものかと「鬼が笑う」そうです。こんな昔話もあります(全文はリンク先で)。
オチはこうです「竹を噛んだ鬼の歯は、全部欠けてしまいました。鬼は「歯が痛い、だんご汁も食べられなくなった」と、オイオイと泣き続けました。それを見た和尚さんは「大丈夫、来年になったら良い歯が生えるから」と慰めました。
それを聞いた鬼は「それはよかった、来年になったら歯が生える!」と喜んで、にっこり笑いました。「来年の事を言うと鬼が笑う」という言葉は、この時から始まったそうです」チャンチャン・・鬼の歯はそうかもしれませんが、ヒトの歯は乳歯から永久歯への生え変わりの一回のみです!

画像は「団子汁」。話飛びます(得意技)が、だんご汁と羊羹は言葉として密接な関係があります。話はこうです。羊羹とはもともと今風に言えば「豚汁」の「羊版」で羊羹の「羊」はズバリ羊の肉です。「羹:あつもの」とは「羹に懲りて膾を吹く」の「羹:熱い汁」のこと。羊羹以外にも猪羹(ちょかん)、白魚羹(しらうおかん)など48種もあったそうです。この羹が仏教とともに中国から日本に伝来する中で、仏教では基本的に獣肉を食べないゆえ羊の肉が小麦粉の団子に変わります。その後、この団子が独立して、小麦粉が小豆や寒天に変わり和菓子の「羊羹」となったのです。詳しいことは「私の日本語辞典:和菓子文化が生んだ言葉第2回」をどうぞ(来年2月11日まで聴けます)。この和菓子の話、超オススメ、面白いです。他にも電池の話、語り口はどちらかというとパッとしないのですが目から鱗です(第11回は特にオススメ)。以前、ご紹介した「健康ライフ」も本当によく効くラジオ、薬に劣らずよく効きます!

さて、小生ラジオ党で、テレビとラジオの比率は完璧に0:10です。小生の生活にテレビがなくなって四十年近く経過します。テレビを観るのはホテルに泊まった時くらいのもんです。今のラジオはネットでも聴けますし、聴き逃しのサービスもあります。羊羹の話にせよ、健康についての話にせよ、知ると知らないでは大きな違いです。鬼が笑う、羊羹などは知れば生活が豊かになるでしょうし、健康については知れば知るほど健康維持が可能になります。

健康ライフ」を聴きながら改めて「病気とはなんぞや」と思いました。検索すると「人間動物に不調または不都合が生じた状態のこと。一般的に外傷などは含まれない」(ウイキペディアより)とあります。鬼ならまだしもヒトには予想はできません。その時に思ったのが「歯の病気」、二大疾患は「ムシ歯」と「歯周病」です。多くの病気は内部から悪くなりますが、歯の場合は内部から悪くなるのではないのです。ほとんどが歯の外(歯の表面)から原因はやってきます。「ムシ歯」はムシ歯原因菌が表面に付着することで起こります。歯周病も歯垢や歯石などが歯の表面に付着することで悪化していきます。この点が他の臓器の病気と大きく違います。

ウイキペディアには「一般的に外傷などは含まれない」とあります。解釈によっては「ムシ歯」は経過時間の長い外傷と言えるかも知れません。外傷を病気に入れないのはおそらく回避可能だからだと思います(もちろん不慮の事故などもありますが)。今回、伝えたかったのは「ムシ歯・歯周病は回避可能な唯一の病気である」です。

冒頭の句は春、来春のことを書いていると鬼に大声で笑われそうです・呵呵大笑!
今回の一言「ムシ歯・歯周病は回避可能である」
今回の一曲「laugh:笑う」



おまけです。3500