BBTime 418 百年一笑

BBTime 418 百年一笑
「三日月ほどの酔いが情けの始めなり」原子公平

掲句は季語が「三日月」で秋です、ご容赦の程。解説には『季語は「(三日)月」で秋。長い酒歴のある人でないと、こういう句は詠めまい。『酔歌』という句集があるほどで、作者は無類の酒好きだった。「三日月ほどの酔い」とは、飲みはじめのころの心的状態を言っている。ほろ酔い気分の一歩手前くらいの心地で、酔っているとは言えないけれど、さりとて全くのシラフとも言えない微妙な段階だ。おおかたの酒飲みは、この段階でぼつぼつ周囲の雑音が消えてゆくことが自覚され、自分の世界への入り口にあるという気持ちが出てくる。すなわち、シラフのときには自制していたか抑圧されていて表には出さなかった(出せなかった)「情け」が動き「始め」るというわけだ。「情け」といっても、いろいろある。「情にほだされ」て涙もろくなることもあるし、逆に「情が高ぶって」怒りやいじめに向かうこともある。加えて、曰く言いがたい酒癖というものもある。だが、いずれにしても、「知」よりは「情」が頭をそろそろともたげてくるのがこの段階なのであって、飲み始めた当人にその情がどこに向かうのかがわかりかけるのも、この段階だ。作者は今宵もひとりで飲みながら、長年にわたる飲酒を通じて生起した様々な心的外的な出来事を振り返って、すべての「始め」はこのあたりにあったのだなと合点している。「情けは人のためならず」と言うが、酒飲みの情はその日その日の出来心によるから、人に情けをかけたとしても、必ずしも自分のためになるとは言いがたい。酒好きには、しいんと身につまされる一句だろう。『夢明り』(2001)所収。(清水哲男)』(解説より)。今回は「智と情」についてのお話。BBTime 416「百年一生」もご参照のほど。

画像は昨年晦日(2019/12/30)の朝日新聞「折々のことば」です。『智は、いつも、情に一ぱい食わされる。 ラ・ロシュフコー 人がなす推論や判断は、期待や恐怖、自愛や憎悪といった感情に知らぬまにバイアスをかけられ、あらぬ方向に向かう。希望的観測というのはその典型だ。知性は撓(たわ)みやすいものなのだ。だからだろう、知性はみずからに明確な根拠や厳密な方法を課してきた。推論や判断は、性急にではなく丹念に、そして注意深くと。17世紀フランスの公爵の『箴言(しんげん)と考察』(内藤濯(あろう)訳)から。(鷲田清一)』 句の解説にもあるように「情(感情)が智(知性・科学的根拠)に勝る」のが人の性(さが)。健康より「美味しい・甘い」が優先されるのでヒトは太り、ムシ歯のリスクが高まります。

これから「百年一生」の時代です・・かと言って必ずしも「健康=幸福」とも言い切れないと思います。「一病息災」に一理あるのも然り、健康の為に生きるのではなく、自己の満足のために生きる。時に、不健康でなことであっても人々が「喜び」を優先させるのも、これまた「人の性」。

「破顔一笑:はがんいっしょう」とは、顔をほころばせて、にっこり笑うこと(出典)。百年一生のためには、情が智に勝る事もある、欲が理性に勝つ事もある、これが人生でしょうねと 2020年の始めに「百年一笑」・・これもなかなか良いんじゃないとほくそ笑むのでした(一笑)。

ご存じの方も多いでしょう、黒田清輝の「智・感・情」です。詳しくはこちらこちらをご参照ください。話飛びますが「美術館に行く人は「長生きする」傾向、英大学の調査で判明」の記事を見つけました。長寿の秘訣のひとつに「美しいものに触れる」があるようです。そう言えば、夏目漱石「草枕」は・・・
『山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。住みにくさが高こうじると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟さとった時、詩が生れて、画が出来る。』  やはり、人生に「美しい・美味しい」は必須です・・百年一笑!
「智:wisdom」にかけての曲です。6400


BBTime 417 門松の竹

BBTime 417 門松の竹
「まつかれてたけたくひなきあしたかな」作者不詳

ネットで見つけた画像です、よく見ると竹が水平に切ってあります。「寸胴:ずんどう」と呼ばれネット記事には『門松の寸胴は水平に竹が切られている状態のものを指します。こちらの形が実は門松の本来の形状で、そぎの切り方は後ほど現れた形です。元々は寸胴の方が一般的で、江戸時代以前は寸胴でした。江戸時代になっても武家の家では寸胴の門松が飾られたと言われています』(出典はこちら そぎ:斜めにカット)とありました。

では斜めカット(そぎ)の由来は・・結構えぐい話です。冒頭の句の解説に『新年早々、頭の体操です。この句は、どう読んだらよいのでしょうか。時は戦国時代。元亀四年正月。浜松北方の三方ケ原で武田軍との合戦に破れ、浜松城に逃げ帰りシュンとしていた徳川家康のもとに、武田方よりこれみよがしに上掲の句が届けられた(昔の戦さは呑気なところがあった)。読んでみると、「松(松平=徳川)枯れて竹(武田)類なきあしたかな」とあり、要するに、これからは武田の天下なんだぞと書いてあった。家康にしてみれば、結局はこの敗戦が生涯唯一のものになるわけだから、その意気消沈ぶりもすさまじかったに違いない。そんな心境の彼に、句の追い討ちである。まいったなあ。落ち込んでいると、徳川方にも知恵者がいた。「殿、おそれながら……」と、彼は独自の読み方を披露してみせたのである。すなわち、「松枯れで武田首無きあしたかな」と。これで家康も元気になった。で、ここからが本題。いまだに東京などで門松の竹を槍のように尖らせているのは、このときの「武田首無き」という徳川方の解釈に由来している。武田の地元である山梨県や外様大名の支配下にあった土地では、門松の竹は節のところから水平に切り落として飾るのが普通だ。お宅は、どちらでしょうか。(清水哲男)』(解説より)とあります、血生臭い話です。

来週月曜日(1/6)より今年の本格始動の方も多いことでしょう。「口は生きるの1丁目」、「百年一生」の百分の1の2020年今年、ご自愛の程ご歯愛の程!年の始め、エンジン始動にはこの曲を!6100


おまけ:あるラジオ番組でゲストデザイナーが「今年2020は、アヒルが卵を背負って歩いているようだ」と、言い得て妙!ひょっとすると子年ならぬアヒル歳?

BBTime 416 百年一生

BBTime 416 百年一生
「松過ぎの又も光陰矢の如く」高浜虚子

箱根駅伝をみていたらサンスターの秀逸なCMに出会いました。干支にかけての「マウス」かどうかは不明(笑)ですが「100年マウス・100年ヘルス」「口は、生きるの1丁目」・・良いですね!  サンスターサイトには『人生100年時代、サンスターが目指すのは、お口の健康を起点とした、全身の健康と豊かな人生。毎日習慣として行う歯みがきなどのオーラルケアは、お口の健康を守り、そして全身の健康を守ることにもつながっています。100年食べ、100年しゃべり、笑う。一人ひとり、自分らしく輝いた人生、豊かな人生を送るためにも、お口のケアを大切にしていただきたい。そのために、サンスターにできることは星の数。そんな思いを込めて企業CMを製作しました。』(サンスターより)。

『登場する0才の赤ちゃんは生えたばかりの歯が2本。女性は87才にして現役モデルを続けるフランシスさんで、現在でも自分の歯20本を保っています。これから歯とともに生きていく子供にとっても、大人にとっても、オーラルケアは人生を豊かにする大切な健康習慣です。  サンスターは今後もお口の健康を起点としながら全身の健康に寄与する情報・サービス・製品をお届けすることで、人々の健康寿命の延伸に寄与することを目指していきます。』(サンスターより)。

出演者プロフィール   Frances Dunscombe
数々の有名ブランドからも指名される87歳現役モデル。London Fashion Week に登場した最高齢モデルであり、世界各国からの取材も多数。ファッション雑誌でも表紙を飾り、Zalandoなどの大手広告のモデルにも抜擢され、現在も世代を超えたアイコン的な存在として活躍中。お口のケアを大切にし、今でも自分の歯は20本ある。また日々、心の底から正直に笑うことを大切に生活しており、モットーはポジティブでいること。』(サンスターより)。

このモデルさん、87歳ならばこの方の歯(永久歯)は81歳。動画にも歯が登場しますが、体の中で最も歳とらない(老けない)のが歯です!言い換えれば「まめな歯の手入れ」が若々しさを保つ1丁目なのです。

まめな手入れを可能にする歯ブラシ「チョコブラシ」をデザインしました。ご興味ある方はこちらをどうぞ。百年にちなんでの曲を選びました。5700



追加:百年一生の次は「百年一笑」!こちらもどうぞ。さらに「百年一緒」も!

BBTime 415 新年信念

BBTime 415 新年信念
「明けぬとも美しき初日かな」カルノ

あけましておめでとうございます、今年も宜しくです。新年の信念として「甘い力」をアップします。画像は元旦(元日の朝 06:55)の夜明け前。

「甘い力」
四十年も前のこと。歯科大入学後間も無く、先輩の口からため息のようなひと言「敗者だ」。新聞に「ムシ歯のワクチン開発につながる研究」の見出し。先輩曰く「実用化されれば歯科医不要、敗者だ」。「将来どうなるんだろう」とその時思った。

杞憂に終わった。しかしそれは喜ぶべきことではなく、憂うべきことだと、今思う。日々「ムシ歯の真の原因は?」と自問自答。「カイスの三つの輪」という古典的病因論を大学で習った。三つの輪とは「歯・細菌・砂糖」で、これらが重なるとムシ歯になるという極めてシンプルな理論。予防のためには輪の重なりを減らせば良い。歯をなくすことは本末転倒なので、残る二つの輪を小さくすることでリスクは減り予防につながる。細菌を減らすために歯を磨き、砂糖を減らすためにお菓子を食べないようにする。これまたシンプルで可能だと信じていた。歯科医なりたての頃、ムシ歯の小学生に「歯をしっかり磨き、あまりお菓子を食べないように」と注意し、親御さんには「お菓子を制限してください」と忠告した。磨き残しのある年配の方に「しっかり磨くように」と真顔で諭していた。

これは間違いではないのか?無理難題を強いているだけではないか?と疑い始めたのが、ここ十年。まさしく「発見」であった。卵焼きにも焼肉のタレにも砂糖は入っている。ケーキやジュースだけではない、しかもムシ歯菌にとっては卵焼きもケーキも同じ。砂糖の摂取量を減らすことはできても、ゼロにすることは無理である。細菌すなわち汚れにおいても同様で、磨けば予防できると信じていた。磨けば予防可能、これは事実。しかし完璧に磨くことはできないのが現実。フロスや歯間ブラシを併用しても、歯の汚れを自力のみで完璧に取り去ることは不可能に近い。左手の汚れは、目で見て右手で落とすことができ、落ちたか否かを確認できる。ところが口の中はさにあらず。汚れている箇所を確認しないまま闇雲に磨き、汚れが落ちたか否かを確認することもできない。日常生活で不可能なことを、あたかも可能であるかのように説き、時にムシ歯をつくったのは自業自得であるかのように説明してきたことを心密かに恥じた。「甘いものを食べ過ぎず歯を磨けばムシ歯にならない」は、実生活においては正しくないのである。試験管の中では「カイスの三つの輪」は正しい、しかし口の中では正しいとは言えない、少なくとも現実的ではない。

「ヒトは甘いものが好きである」を進化の過程で検証すると「ヒトが選ぶものは甘い」がより的確だそうだ。摂食する際に高カロリーのものを選ぶようになり、結果的にそれら高カロリーのものはヒトにとって「甘かった」とのこと。原始人のみならず現代人を魅了してやまない「甘い力」。ヒトやアリのみならず、ムシ歯菌をも引きつける「甘い力」は絶大である。

近年、ムシ歯をはじめ多くの病気について予防の重要性が声高に説かれる。「予防に勝る治療なし」は言うは易く行うは難し。とはいえ数ある病気の中でも病因が明らかなのはムシ歯をおいて他にない。そこで「甘い力」の利用を考える。老若男女から愛され、癒しや喜びを与える甘い力を利用しない手はない。

ムシ歯発生をゼロにする方法は本当にあるのか。カイスの輪において「歯」をゼロにはできない、「砂糖」ゼロもほぼ不可能に近い、残るは「細菌」。思うに「何を食べるか」よりも「食べた後、どうするか」である。砂糖てんこ盛りのスイーツを食べても、完璧に磨き上げればムシ歯にはならない。日常において、ムシ歯の真の原因は砂糖ではなく「行動」だと確信する。口の中から如何にして汚れを減らすかが、最も模索すべきことだと思う。歯ブラシに加え糸ようじ、歯間ブラシ、フッ化物などを駆使することは可能でも、この離れ技を多くの人に求めるのは、これまた無理難題である。ズバリ、解決法をひと言で言うならば「歯は磨いても、もらうもの」。プロ(歯科衛生士・歯科医師)による定期的なクリーニングを加えるのが一番現実的だと思う。「えっそんな」と思わず、髪の毛を触って欲しい。その髪を切ったのは誰ですか?多くはプロのはず。月に一度でいいのである。月に一度「歯は磨いても、もらうもの」を実践頂ければ、ムシ歯発生ゼロは可能だ。「そんなこと近くの歯医者も言ってるよ」と聞こえてきそうだが、おそらく甘い力を使ってはいない。甘い力を利用した予防とは「ムシ歯予防カフェ」。月に一度、できれば二度、三度と足を運んでもらえば完璧である。スイーツを楽しんだ後にプロに「磨いてもらう」甘い仕掛け。甘い力で行動変容を促し、しっかりと予防を日常に組み込む。スイーツをムシ歯の主犯と捉えるのではなく、スイーツの持つ「甘い力」を予防に生かす。これぞまさしく「ムシ歯ワクチン」システム。カフェは現在構想中だが、発見を発明に、発明から文明文化へとムシ歯予防を進化させたい。

初日です!読んで頂きありがとうございます。今年も読み応えある文章をお届けできればと思いつつ・・ワイングラスに手が伸びます。ではまた 4640


 

BBTime 414 亥年の余禄

BBTime 414 亥年の余禄
「その前に一本つけよ晦日蕎麦」鷹羽狩行

今年も大晦日になりました・・皆様の一年はどのような歳でしたか?句の「その前に」には「名残惜しさ」を含んでいるような気がします。余禄をもって振り返ってみます。イラストの出典はこちら

今朝(12/31)の毎日新聞「余禄」より・・『元号が令和になった2019年。いろはカルタで振り返る。【い】イチロ邁進(まいしん)の野球人生【ろ】ロン待つ黄泉路(よみじ)ヤスがゆく【は】板門店またいではみたが【に】24時間戦えません【ほ】補助金取れんナーレ【へ】ベスト8でにわかファン【と】都知事にバッハの戦慄(せんりつ)【ち】チッ、チケット当たらず【り】輪禍悲痛【ぬ】抜き差しならぬ日韓【る】は客を呼ぶ【を】沖縄の心、国知らず【わ】ワンチームに遠い世界【か】家族差別も根絶へ【よ】世つなぐ京アニ愛【た】台風停電で逐電ちくでん)【れ】令和平安絵巻【そ】ゾゾをヤフーでラインして【つ】ついに撮った漆黒の穴【ね】子年に祈る子の平安【な】なんと、クリステル【ら】来夏よりパリで璃花子の夢【む】無理だ老後2000万【う】宇宙のかなたにタッチダウン【ゐ】いつまデモ香港【の】のれんに腕押し弾劾訴追【お】汚職ドットコム【く】グレた世界に少女の怒り【や】闇トークでやめトーク【ま】毎月勤漏統計【け】契約者なめたらいかんぽ【ふ】文化財切断の言語道断【こ】小判ザメ原発に群がる【え】エリカロシアも薬物で【て】電池で革命ノーベル彰【あ】アフガンの井戸は枯れぬ【さ】の疑枠【き】球速より球児に休息【ゆ】ゆめゆめブレぬジット【め】目黒のサンマも貴重品【み】短い国会長い政権【し】シンゾーにトウモロコシ全部【ゑ】炎上恨めし首里パリ【ひ】ヒナコだけどシブコ【も】文科省の考えぬ力【せ】税上げてポイント甘言【す】の一手【京】教皇の祈り、核なき世界』(毎日新聞「余禄」より)【ん】ん!これはいいぞ「チョコブラシ」。記事リンクは、小生が勝手に選びましたので、ひょっとすると的外れがあるかもです、ご容赦の程。

最後に「いろは」の俳句をご紹介・・「竹馬やいろはにほへとちりぢりに」久保田万太郎 余禄ならぬ余談ですが、過去の「余禄」をリンクしておきます。201220142015201620172018 ということで、今年一年の皆様の「connote.jp」へのご訪問に感謝!皆様、よいお年玉を!4040



BBTime 413 小掃除

BBTime 413 小掃除
「年の瀬のうららかなれば何もせず」細見綾子

画像は句とは裏腹に忙しい年の瀬の魚屋さんです。句の解説は『あれもこれもと思いながらも、結局は何事も満足にはかどらないまま過ぎてしまうのが、私の年の瀬。ならば、この句のように、今日は何もしないと思い決めたほうがすっきりする。天気は晴朗、風もなし。そう思い決めると、心の中までが「うららか」となる。他人に迷惑が及ぶわけではなし、何も焦ることはないのである。と言いつつも、ついついそこらへんの物を片付けたくなるのが、しょせんは凡人の定めだろうか。歳時記や古いタイプの暦を見ていると、昔の年用意は実に大変だったことがわかる。大掃除、餅つき、床飾り、松迎え、年木樵、春着の準備などなど、一日たりとも何もしないで過ごすわけにはいかなかったろう。ただし、暦というマニュアルに従って、頑張って事を進めていければ、ちゃんと人並みに正月が迎えられるようにはなっていた。マニュアル時代の現代において、そうした暦がないのも変な話とも言えようが、それだけ昔と比べて、正月の過ごし方やありようが多様化してきて、マニュアル化できなくなったということだろう』(解説より)。今回は口の中の掃除のお話。

母校(鹿児島市内公立高校)は掃除大好きでした。大掃除・中掃除・掃除(普通掃除)の三種が色んなタイミングで行われており、そのせいあって校内は見事にキレイ!そこで提案・・口の中の掃除(歯磨き)にも「大中小」を。

その日のリズム(日程)に合わせて「大中小」を当てはめてみてはいかがでしょう。朝は出勤・登校前で忙しいので「小」。昼もランチ後はあまり時間が取れないので「小」。夜だけは湯船の中で「大」など。人それぞれの「大中小」アリです。(個人的には一日二食派です)三食摂る方でも、食べる量・内容・所要時間は三食それぞれだと思います。汚れた分だけ洗えば(磨けば)いい訳で、毎食後同じ時間磨く必要はないのです・・が、やはり磨き残し・掃除のし残しがあるので、日に一度は大掃除、せめて中掃除は必要です。目安として大掃除10分以上、中掃除5〜7分、小掃除1、2分でしょうか。

オススメは「小も積もれば大となる」です。仕事や勉強の合間に息抜きに「口の小掃除」、小掃除五回でお掃除一回に匹敵します。コツ「いつも身近に歯ブラシを」!

小生の自宅大掃除の意義は「日頃しない処をする」です。同じく「口の中の磨き残し」を集中的に磨くのも大掃除並みの効果があります。ズバリ!その場所とは「上の一番奥の奥歯の奥の面」で、歯科用語で「上顎7番頬遠心面:じょうがく7番きょうえんしんめん」です。さらに8番目の「親知らず」が生えている方、生えかかっている方は、まさにその親知らずです。洗い方のコツは、まず人差し指で一番奥と思われる歯のほっぺた側の面を触ってください。そのまま少し口を閉じると、あら不思議!さらに奥まで指が入ります。そうなんです、口を開けたままだと奥の面には届きません。少し閉じると届きます。是非歯ブラシで試してみてください。歯医者の本音を言います・・この部分を治療するのは至難の技なんです。日頃歯ブラシが届きにくいのでムシ歯になる訳ですから、歯科の器具も届きにくいのです。歯磨きは口を閉じても可能ですが、治療は不可能です・・見えませんので。

毎度手前味噌ですが、この「チョコブラシ」は上顎七番頬遠心面が洗いやすい歯ブラシです。是非お試しを!詳しくはこちらへ。掃除から連想される楽曲は・・ボブ・ジェームスの「Marco Polo」です、どうぞ。3420



 

 

BBTime 412 EVE

BBTime 412 EVE
「聖菓切るキリストのこと何も知らず」山口波津女

我が家のシュトレン、ラストピースです。句の解説には『ほとんどの日本人は、この句のようにふるまっている。宗教をムード的にとらえ、聖なる日を娯楽化してしまう国民的規模のセンスとはいかなるものなのであろうか。したたかなのか、単にお調子者なのか。かくいう私ももとより例外ではないけれど、とにかく不思議という以外にはない。小学校の低学年だった昭和二十年代前半には、私も友達もキリストやサンタクロースという名前すら知らなかった。まだあちこちの家には、煙突があった時代である。(清水哲男)』(解説り)。作者の「山口はつじょ」氏は山口誓子の奥様で明治39年(1906)年10月25日生、昭和60年(1985)年6月17日没とのこと。この句がいつの作かはわかりませんが、各家庭から煙突が消えた頃からサンタさんが訪問し出すとは、サンタさんもご苦労な話です。

句にあるように、特に最近日本人は深く考えず、はしゃぐように思えます。来年に向けていろんな場面で「おもてなし」を耳にしますが、相手の文化を理解することも必要な「おもてなし」だと思います。さて、クリスマスは何の日でしょう?

Wikipediaには『クリスマスChristmas)は「キリストのミサ」という意味で、一部の教派が行うイエス・キリストの降誕祭。あくまで誕生を祝う日であって、イエス・キリストの誕生日ではない』(Wikipediaより)とあります。そうなんです、イエス様の誕生日ではなく、イエス様の誕生を祝う日なのです。

これには大まかには二つの理由があるようで、ひとつは「イエス様の誕生日は不明」、もうひとつは初期のキリスト教会による「入会キャンペーン」・・過去ブログに書いておりました「ところで「クリスマスって何の日?」と十人に聞いたらおそらく十人が「イエス様の誕生日」と答えるでしょう。百人に聞いたら1人くらいは「イエス様の誕生日ではないよ」と答える人がいるかもしれません。イエス様の誕生日は不明ですが、西暦354年にローマ主教リーベリウスが「誕生を記念する日」として12月25日に制定したそうです。詳しいことはネットで探すと色々と出てきます、そちらを参考に。」(BBTime 023 為にが駄目に)。詳しくはここを是非お読みください、目から鱗(この言葉も聖書から)ですよ!

今朝(12/24)の朝日新聞朝刊天声人語に『日本文化のありようを「雑種文化」だとしたのは、評論家加藤周一の慧眼である。ここ数年もハロウィーンの広がりなど、雑食ぶりは健在だ。節操なき嫌いはあれど、目も耳も舌も、楽しく味わえるのが増えるこのは悪いことではない。』とありますが・・ね。

最後に「メリークリスマス」を他の言語で。仏語:ジュワイユ ノエル Joyeux Noel !。伊語:ブオン ナターレ Buon Natale !。西語:フェリス ナビダ Feliz Navidad !。1130

BBTime 411 CASE

BBTime 411 case
「自動車のとまりしところ冬の山」高野素十

句の解説に出てくる車はこのような自動車でしょうか。解説には『まだ「クルマ社会」ではなかった頃の句。「自動車」という表現から、そのことが知れる。これは作者が乗っている「自動車」ともとれるし、それなりに句は成立するが、私は乗っていないほうが面白いと感じた。さて、バスやトラックではなくて、いわゆる乗用車が田舎道を走ってくることなどは滅多になかった時代である。走ってくればエンジン音がするし、いやでも「何事だろう」と村中が好奇の目を注ぐことになる。みんなが、どこの家の前でとまるのかと、じいっと眺めている。同じように作者も目で追っていると、点在する人家を遠く離れたところでやっととまった。はて、不思議なこともあるものよ。人の降りてくる気配もないし、なかなか発車もしない。しんと寝静まったような小さな「冬の山」の前に、ぽつんとある一台の黒い「自動車」は奇怪だ。好奇心はいつしか消えて、だんだん光景が寒々しい一枚の絵のように見えてくる。見慣れた自然のなかに、すっと差し込まれた都会的な異物が、ことさらにそう感じさせるのだ。昔の乗用車はたいてい黒色で塗ってあったから、この山がすっかり冠雪しているとなると、ますます寒々しい光景となる。子供の頃、近くを「自動車」が通りかかると、走って追いかけたのが私の世代だ。そんな世代には、懐かしくてふるいつきたいような寒々しさでもある。『雪片』(1952)所収。(清水哲男)』(解説より)。考えてみると名は「自動車」であっても「自動」では走らない。牛や馬、はたまた人に引かれる事なく自力(と言っても燃料は必要)で動くという意味でしょう。今回は前回「SEERS:シアーズ」で触れたケースのダジャレです。車とは無関係の二つのケースの話。

字面通りに読めばcaseの「A:autonomous:自主的な」が自動の意味を持ちます。さて、今回「iPhone8plus」を「iPhone11」に機種変更しました。例によって画面に保護フィルムを貼り、好みのクリアケース(ハード)をつけました。使い始めると11にはホームボタンがないため、画面をなぞる操作が増え・・結局、指の腹がフィルムに引っ掛かるのが不快で、フィルムは外して画面は裸で使っています。

8プラスを初期化してケースを外し下取り返却・・ふと手元に残ったケース(ソフト)を捨てるしかないなぁと思いながらイレブンと遊んでいると・・あらら、ぴったり入るではありませんか。8プラスのソフトケースにハードケース入りイレブンが入れ子のようにすぽっと入りました。携帯時(移動時)は表をソフトケースで覆い、使用時には背面にはめて使ってます。捨てたらゴミ、生かせばケース!

もうひとつはエアポッズ、普通のエアポッズです。何と画像のリコーカプリオの液晶ビューファインダー革ケースがぴったし!これは重宝してます。車とは無関係なケースのお話でした。

おまけ:俳人「高野素十」のwikipediaを読んでみると、東京帝国大学医学部出身で大学教授まで勤めたお医者さん、天は二物も三物も与えたんですね。医者で俳人で大学教授とは、希有なケースでしょうけど。0850


BBTime 410 SEERS

BBTime 410 SEERS:シアーズ
「湯豆腐やいとぐち何もなかりけり」石原八束

「緒:いとぐち」が有るや無しやはともかく、句の解説は『どうですか、湯豆腐でも。冷えてきたことでもありますし……。誘って、鍋を間にしたまでは事は首尾よく運んだのであるが、その後がどうもいけない。この人と二人きりになったら、以前から切り出そうと思っていた話題が、うまく出てこない。なんとも曖昧な会話を交わしている間に、鍋のなかはほとんどカラッぽだ。ただただ、豆腐の破片のような空しい時間が過ぎていくばかり。このとき、鍋の相手は間違いなく男だろう。湯豆腐をいっしょに食べられる女とだったら、何も話に困ることもないからである。そうですよね、みなさん。とはいっても、もしかするとこれは厄介な別れ話ということも考えられる。……と、瞬間的にいま感じた方がおられたら、隅にはおけない存在とお見受けせざるをえない。『高野谿』所収。(清水哲男)』(解説より)。今回はムシ歯予防の「いとぐち:緒」についてのお話。

ノーベル賞を受賞された吉野彰氏の講演にも出てくる「CASE:ケース」、最近、車メーカーが盛んに言い始めました。明日からの車社会の方向性を表す言葉で、メルセデスは『究極に理想的なクルマ社会の実現を目指し、メルセデス・ベンツが中長期戦略に掲げる「CASE」。その取り組みの現在、過去、そして未来像を紹介する』。トヨタは『Connected(コネクティッド)、Autonomous/Automated(自動化)、Shared(シェアリング)、Electric(電動化)といった「CASE」と呼ばれる新しい領域で技術革新が進む中、クルマの概念は大きく変わろうとしています。トヨタは、モビリティに関わるあらゆるサービスを提供し多様なニーズにお応えできる「モビリティカンパニー」として、「未来のモビリティ社会」の実現に取り組んでいます』。詳しくはリンク先をご参照ください。CASEに倣って歯磨きの新しいスタイル・チョコブラシのコンセプトを考えました。それが「SEERS:シアーズ」・・詳しく述べます。

「SEERS:シアーズ」順に
「S」saliva:サライバ・唾液=唾液磨き。 「E」everywhere/every time:エブリィウエア エブリィタイム=どこでもいつでも。 「E」easy/ecological:イーズィ エコロジカル=お手軽楽チン・環境に優しい。 「R」rest:レスト=息抜き。 「S」standing:スタンディング=継続・立っている。ちなみに英単語「seer:シア」の意味は先見者・予言者です。

「S」唾液磨き:まずは唾液磨きをオススメします。食後は水かお茶で軽くうがいして、そのままゴックンしてチョコブラシを口へ。磨きながら溜まった唾液はゴックン。唾液は歯にとってプラスになる効果をいくつも持ちます。歯の表面の再石灰化、菌に対する防御機能など「歯と口の粘膜」を守る効果があります。どうしても歯磨き粉を使わないと落ち着かない方は最後にすこーしお使いください。唾液(のみの)磨きであれば、歯磨き粉不要、洗面に立つ必要無し、うがい不要です。唾液磨きは良いこと尽くめ!磨いているとどんどん出てきます。唾液腺マッサージの替わりにもなりそうです。

「E」どこでもいつでも:画像のように小振り自立します。朝起きてベッドサイドのブラシを口へ。職場のデスクのブラシで朝みがき。ランチ後洗面(職員トイレ)での昼みがきの時も立ちますので気兼ねなく使えます。夕食後、手を伸ばして磨きながらパソコン・スマホ。夜みがき終わったらベッドサイドに立てて「おやすみなさい」。
「E」お手軽・楽チン、エコロジカル:グリップが大きいので歯磨きが楽チンです。不思議なことに長い時間磨いていても疲れないのです。ブラシ部分は交換式ですのでエコロジカル、環境に優しいです。

「R」息抜き:仕事中、勉強中のホッと息抜きにハミガキを!お茶やコーヒー飲んだ後にハミガキを!リラックスできます。
「S」立っている:立っていることでちょっと可愛いでしょ。目立つでしょ!
以上「SEERS:シアーズ」がハミガキの新スタイル!レベルアップしたムシ歯予防の「緒:いとぐち」になります。このような考えによって「チョコブラシ」を作りました、是非お試しを!0750




BBTime 409 筋力低下

BBTime 409 筋力低下
「ゆく年を橋すたすたと渡りけり」鈴木真砂女

銀座の小料理屋「卯波:うなみ」に何度か足を運びました。カウンターで常連さんと笑いながら掛け合う真砂女さんを片隅から見ていると、初老の男性客「もう、働かんでもいいでしょ!」答えて真砂女さん「私、遊びたいから働いてんのよ」。ビールを注ぐ真砂女さんの薬指には大きな大きなエメラルドの指輪が鎮座しておりました。その常連さん、一眼レフでバシバシと至近距離から写していらっしゃいました。

句の解説には『今年も暮れてゆく。そう思うと、誰しも一年を振り返る気持ちが強くなるだろう。「ゆく年(行く年)」の季題を配した句には、そうしたいわば人生的感慨を詠み込んだ作品が多い。そんななかで掲句は、逆に感慨を断ち切る方向に意識が働いていて出色だ。作者にとってのこの一年は、あまり良い年ではなかったのだろう。思い出したくもない出来事が、いくつも……。だから、あえて何も思わずに平然とした素振りで、あくまでも軽快な足取りで「すたすたと」渡っていく。このときに「橋」は、一年という時間の長さを平面の距離に変換した趣きであり、短い橋ではない。大川にかかる長い橋だ。冷たい川風も吹きつけてくるが、作者は自分で自分を励ますように「すたすた」と歩いてゆくのである。』最後まで恋に生きた真砂女さんです。今回は「すたすた」と行かない「筋力低下」について。

近頃、耳にする言葉に「サルコペニア」「フレイル」「オーラルフレイル」があります。詳しくはそれぞれのリンクを御参照ください。簡単カルノ流解釈・・サルコペニア:クモザルの手のように手足が細くなり(筋肉が落ち)筋力・握力などが低下すること。ちなみにWikipediaには『サルコペニア(sarcopenia)とは、加齢による骨格筋量の低下と定義され、副次的に筋力や有酸素能力の低下を生じる。筋肉量の低下を必須項目とし、筋力または身体能力の低下のいずれかが当てはまればサルコペニアと診断される。量を制限する食事療法はサルコペニアのリスクを高めると指摘されている』(引用元)。

フレイル:カルノ流解釈は「ふるえる=手が震えたり、歩みがしっかりしない」です。ネット検索すると『フレイルは、日本老年医学会が2014年に提唱した概念で、「Frailty(虚弱)」の日本語訳です。健康な状態と要介護状態の中間に位置し、身体的機能や認知機能の低下が見られる状態のことを指しますが、適切な治療や予防を行うことで要介護状態に進まずにすむ可能性があります』(引用元)とあります。

オーラルフレイル:サルコペニアなどにより筋力が低下し、加えて気力も低下するとフレイルになるリスクが高まります。フレイルの初期段階として口のフレイル(オーラルフレイル)があります。詳しくはこちらを。日々の臨床において、口の中が磨けていない高齢の方を結構見ます。ひょっとすると「筋力低下」「握力低下」「唾液量減少」などの言わばサルコペニアやオーラルフレイルの初期症状なのかも知れません。握力低下で歯磨き不十分→口の中が汚い→さらなる口腔内環境の悪化→オーラルフレイル悪化の悪循環に・・。

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