残念ながら・・

体型のように、少々小太りでも構わない、と同じかも知れません。
生活にさほど支障はないので(口では痩せたいと言っても)、
小太りを選びます、と言う人もいるでしょう
ムシ歯ゼロを望むのは歯科医師であって、
全ての人はそこまで望んでいないのではないでしょうか。
残念ながら・・・

ではいけない!
ムシ歯ゼロを望んでいない歯科医師もいるし、
ムシ歯ゼロを望んでいる人々もいます。
その人は、ムシ歯になった時、金属の被せものが入った時、
窓口でお金を払う時に、歯を抜かざるを得ない時、等々
恐らく多くの人が後悔するでしょう。

その後悔が見えるのは歯科医師です。
やはり、人々が望む望まないに拘らず、
ムシ歯予防を推進すべきでしょう
おそらく、まだまだ本気が足りないように思います。

歯を磨けばムシ歯は防げる
非常にシンプルなことが、なぜ確実に行われないのか?
考えます、実行します。

サツマイモとリンゴのケーキ

サツマイモとリンゴのケーキ

サツマイモとリンゴ

これもMOKUのケーキです。
サツマイモ+リンゴ+他=ケーキになる

ムシ歯予防に関してふと思いました。
歯+プラーク=ムシ歯になる
この式は誰もが知っていますし、ほぼこの通りになります。

肺+喫煙=肺癌になる
この式は否定は出来ないでしょうが、肺癌にならない人もいます。
病気の原因がはっきりしているもの:例えば「ムシ歯」
ムシ歯の場合は非常にシンプルです
歯+プラークー(マイナス)プラーク=白い歯を維持
ヒトは食べます、歯は食するために口の中にあります。
歯+プラークは、避けられません
しかし「歯+プラークープラーク」は可能です

現在、喫煙は病気であるとして治療(喫煙をやめる)が保険で可能です
歯科診療所(プロの手)で磨き残しを除去してもらえば「ムシ歯」を避けられる
とはっきりとわかっていても、保険はカバーしていません。

小さなムシ歯を指摘され歯科診療所に行って治療を受けます
歯を削られ人工物を詰められ・・・
この作業(治療)が繰り返されると・・・
歯を守るはずの治療が、歯を失う原因となる可能性があるのです。

歯を守る方法は人々(患者)にゆだねられています。
歯を守ってくれる歯医者と出会い、
幼い頃から生活の中に習慣として歯医者通い、
なおかつ、その歯医者がぎりぎりまで歯を削らない

歯を守ることは、顕微鏡的には非常にシンプルです。
歯を磨けば、ムシ歯にはならないのですが、
現実的には、その人の歯に対する価値観や親の考え方など
色々なことが絡み複雑なものとなります。
ムシ歯予防が徹底されない理由は口の中でもなく、歯ブラシの方法でもなく、
歯磨き粉の効能でもなく、日本の社会にあるように思います。

こう考えると「ムシ歯」は病気のひとつですが、
体型のように、少々小太りでも構わない、と同じかも知れません。
生活にさほど支障はないので(口では痩せたいと言っても)、
小太りを選びます、と言う人もいるでしょう
ムシ歯ゼロを望むのは歯科医師であって、
全ての人はそこまで望んでいないのではないでしょうか。
残念ながら・・・

体重増えないレストラン

体重増えないレストラン

歯の予防のことを考えています。
「体重の増えないレストラン」を思い付きました。
そのレストランで、お腹いっぱい食べても、
100グラムたりとも体重は増加しない!
タニタ食堂よりも受けるかも知れません
「翌朝良い目覚めのバー」これなどいかが
しっかり飲んでも、翌朝はスキッと起きられるバー

体重増加でも二日酔いでも、
結果的に体にマイナスになるものを貯め込んでしまうから厄介になるのです。
アセトアルデヒドが処理されれば二日酔いから解放されますが、
飲んでしまったお酒は糖分として体内に蓄積されます。
ひとたび体内に入ったものを除去することは容易ではありません

体内(もしくは体の表面)にはいったもので、
ほぼ100%除去できるものがあります
そうです!歯の表面の汚れです。歯垢です。
そのカフェで食事したら、歯の汚れがほぼゼロになる
なんてカフェがあったら、行ってみたいと思いませんか?
そのカラオケハウスで歌ったら、歯がピカピカになる
そのバーで一晩飲んだら、歯が白くなる

体脂肪やアセトアルデヒドは、簡単に除去できませんが、
歯垢は除去可能です。
従来の歯科診療所、歯科医院は、ご存じの通り治療がメインであり看板です。
歯磨きを看板にし、気安く来れる施設のスタイルってどんなものなのでしょうかね。
デント・カフェはそのひとつになりうるか

関係のないパニーニ

美味しいモノは体に悪い?

昨日「同じケーキなのに」を書いたあと考えていました。
なぜ「美味しいモノは体に悪いのか?」

おそらく昔のこと、ヒトらしくなってきて「美味しい・不味い」ということを知り、
美味しいを求めるようになってきた頃
美味しいもの=滅多に食べられないもの、ではなかったのでしょうか?
「猿酒」という言葉を聞いたことがあります。
が木の洞に溜め込んだ果実(サルナシといわれる)が、自然に発酵して酒になったものを古代の人が飲んでいたのが猿酒の初めであったという伝説がある」Wikipedia
ヒトは動物性脂肪を美味しいと感じるとも聞きました。
酒にせよ、脂身にせよ、美味しいけど体にはリスキーである
逆に考えると、低リスクの食べ物は日常の食べ物で、さほど感動もなかった。
つまり、美味しいとは思わなかった。
年に1回もしくは数回しか口にできなかった食べ物、
滅多に口にできない=感動する=美味しい と、なったのでは?

低リスク(体の健康や歯に対して)の食べ物しか口にしなかった頃は、
歯磨きは不要でした。
今や酒、脂身、甘いもの、刺激の強いもの、何でも入手可能、入口可能です。
よって、ヒトは美味しいと言う喜びを得たと同時に「体に良くない」というリスクも手にしてしまった。摂取する量や回数を考慮しなければならなくなった。
と、いうことでしょうかね。

食べ物に関してコントロール(制限)が必要である
口のメンテナンスもこのコントロールに入ると思います。
ご本人が可能なコントロール、ご本人だけでは出来ないコントロール、
より良い口のメンテナンスは、ご本人だけでは出来ないコントロールのひとつです。

脂身が美味しい

悪くなる前に・・ではなく

悪くなる前に出会ってください
と、こちらに書きました。
具体的にどうすれば出会えるのか?
色々な方法は考えられます。
家族が通っている歯医者にいく
知り合いからの情報、
ネットで検索

今、もっと確実に健康な歯を守るシステムを
あーでもない、こーでもないと考えています。

アイデアや知恵があれば、ご教授下さいませ。

同じケーキなのに!

最近、モクのケーキにはまっています。
ふと、歯医者の仕事に絡めて考えました
モクのケーキは食べた人を幸せにします。
と、同時に少なからず太るリスクも食べた人に与えます。
と、同時に少なからずムシ歯のリスクも与えます。
全く同じ、一個のモクのケーキ
モクのケーキのみならず、岡山酒店のワインも同様
飲んだ人に喜びを与えます、同時に、健康へのリスクも
ゼロとは言えません。
お菓子やワインだけではありません
森山の唐揚げ弁当であっても、カナンの胡桃トーストであっても、
同じように、喜びとリスクを持っています。

食べる量、飲む量、その後の歯磨きなどをしっかり踏まえることで、
限りなくリスクをゼロに近づけることは可能ですし、多くの人は、それらを実践することで「喜び」だけを享受されていると思います。

カボチャです

さて、一人の歯医者がいます。
その歯医者は、あなたの歯を守ることができます。
その同じ歯医者が、あなたの歯を破壊(悪く)する可能性も持っています。
結論から言います。
あなたが、いつ歯医者と出会うかで大きく「その後」が変わります。
バージンティース(全く治療を受けていない健康な歯)の時に出会えば、
貴方の白い歯の守り人になってくれます。
ひとたび、ムシ歯になって治療が必要になってしまった時に出会えば、
その歯医者が、守り人とは反対の破壊者になる可能性はゼロではないのです。
もちろん、ムシ歯を削って日常生活に支障が無いようにと歯医者は治療を行います。
しかし、歯医者とて人、歯もヒトの一部、100%再発・悪化は無いとは言えません。
ほぼ100%守ることができるのは、悪くなる前に出会うことです。
ご本人には歯の治療はできません、
実は同様に、完璧に歯を守ることも、ご本人には出来ないのです。
同じケーキやワインが、
その人にプラスを与える一方、マイナスになることもある。
歯医者に出会うタイミングで、5年後10年後に大きな差が出る。
是非、悪くなる前に出会ってください。

スペインの赤

混合予防:こんごうよぼう

混合予防:こんごうよぼう
予防について考えています。
さて、TPPに絡んで「混合診療」という言葉を耳にします。
保険診療と保険外診療の併用(混合)する診療のことです。
これはさておき、混合予防という言葉を思い付きました。
歯科治療に対するニーズは、昔も今もしっかりあります。
しかし、歯科予防となると人それぞれ
先日「先制医療」のことも書きましたが、
医療提供者(歯科医師)側の気持ちは、
先制医療であろうと、歯科予防であろうと、言葉はともかく
すべての人が、月に1回は来院して頂きクリーニング(PMTC)を受けて頂ければ
口の健康を守ることができるのに!が本音です。
そこで「混合予防」
だらだら治療(ちょこちょこと、ながーく)しながら、
建前治療中身予防を提供するか、
細切れ治療(すぐ治療終了、またすぐ開始)をするか。
狙いはズバリ「継続こそ力なり」です。
建前治療中身予防、すなわち混合予防

このように考えるのは、予防を治療から切り離して独立させることは可能ですが、
多くの人がこぞって、独立した予防処置を商品として買うとは言えないでしょう。
やはり、人々の選択は予防より治療です。
予防が必要、価値があると頭で分かってはいても、なかなか行動変容までは・・。
混合予防について、さらに考えて行きます。

IMG_0925
本文とは
無関係です。きんとうんのスープを飲み切ると底に。

先制医療:せんせいいりょう

先日、ラジオから「先制医療」という言葉が耳に飛び込んで来ました。

先制医療とは
先制医療(Preemptive medicine)とは、発症前に高い精度で発症予測(Predictive diagnosis)あるいは正確な発症前診断(Precise medicine)を行い、病気の症状や重大な組織の障害が起こる前の適切な時期に治療的介入を実施して発症を防止するか遅らせるという、新しい医療のパラダイムである。本パラダイムは、今後の医療の進むべき方向の1つであると考えられる(図参照)。先制医療が従来の予防医療と異なるところは、病態・病因の発生や進行のメカニズムにあわせて、予見的に介入する点である。

従来の予防医学
国民の健康を守りつつ医療費の高騰を抑えるための最善の方法は、「国民ができるだけ病気にならないようにすること」であろう。この考え方を実現するため、従来の予防医学は、主に経験的事実を根拠として、すべての人を対象に展開されてきた(例:生活習慣の改善など)。このような従来型の予防は一定の効果を上げてきたと考えられるが、今後より多くの人々が病気にならないようにするためには、発想の転換が必要なのではないかと考えられる。
出典はこちら

上の二つの文を読まれてどう思われますか?
歯科における「予防」は、従来予防ではなく先制医療であることは明白です。
なぜならば、カリエス・歯周病ともに「こうすれば(歯科医療従事者の介入)発症を回避できる」ということが、ほぼ確立されており、どの歯科医療機関に置いてもおおよそ可能です。
どう思われますか?

デント・カフェ

デント・カフェ
予防について、色々と考えています。
今回、思い付いたのは「デント・カフェ」
歯医者(歯科医院)のようで、喫茶店のようで、
歯磨き道場のようで・・・
基本的に会員制です。
会員は、年会費を払っての入会
喫茶店に行く感覚で、デントカフェに行って、
月に一度は、奥の部屋でクリーニングを受ける。
おいしい茶菓子や紅茶・緑茶の提供を受けられる

月一回のクリーニングの日は無料で、スイーツとティー。
他の日は、有料での提供、言わば普通の有料カフェ
美味しいと「歯を大切に」の直結!
短絡的過ぎますか・・・ハハハ

モクのケーキ

快適歯科推進ラボ004:美味しいと直結

美味しいと予防の直結
いつも予防について考えています。
継続して頂くためにはどうすれば良いのか?
考えました!美味しいとの直結
オーラルエステ(自費のPMTC)にはマイレージがあります。
おおよそ500円から1000円くらいまでのモノです。
当初、単価500円前後の商品を探していましたが、
500円予算で喜んで頂けるモノってそうそうありません。
そこで予算を1000円にアップしました
これは!というものをたまに見つけますが、マンネリ化します。
今回のアイデアはズバリ「食事券」。
ダイレクトにオイシイのプレゼント

美味しいと歯の手入れの必要性を直結させる方法
食事券:絵はがき用意 1000円分の食事券

表書き:絵葉書の上半分に、お店の住所、店名、電話番号
下半分に来店日、お店のサイン、感想(美味しかったメニューなど)を書いてもらう
手順(メンバー=患者さん。歯=歯科医院側)
1−メ:マイレージがたまる(5回毎にマイレージプレゼント)
2−メ:ジャンル(和食・洋食など)を選ぶ
3−歯:食事券発行(30日の期限付きハガキ)、マップを添える
4−メ:お店に行き食事しサインをもらう
5−メ:食事後の来院時にハガキを歯科医院に提示し1000円ゲット
6−歯:感想などを確認後サインし、切手を貼ってハガキを投函する
7−お店がハガキを受け取り、感想を読む
8−美味しいと歯の手入れの大切さの信頼関係が生まれる

行きつけやオススメのお店って、何軒かお持ちのはず。
話しやすい大将やマスターに、話してみては?

中華:サブロー・アオキ

ピンぼけは酔いのため