BBTime 441 ソントク

BBTime 441 ソントク
「神のみぞ知ることの多すぎる春」稲畑廣太郎

桜の開花も「神のみぞ知る」ことであったでしょうに、人は科学の力をもって開花を予想し「当たった・はずれた」と一喜一憂します。句の解説には『句が生まれたきっかけは何か個人的なことだったのかもしれないが、クリスチャンである作者の神に対する思いは常日頃からきっと深く、全ては神の思し召し、と受け止めていたと思われる。それでもそれにしても、と口をついて出た言葉がそのまま一句となっている。大地が芽吹き花が咲き、多くの人生の門出が祝われるこの季節に、その人生が思いもよらない方向へ行ってしまう出来事が次々起きる昨今。五、五、五、二、の破調が、そんな不本意な春をこの先もずっと語り残す。『玉箒』(2016)所収』(抜粋引用)。

地球は人々に「春だから」とか「2020年だから」などと忖度(ソンタク)しません。この世で起こる全ての自然の営みは「神のみぞ知る」こと。今回はソンタクならぬ損得について。

「220 唾液磨き」「435 ハミガキ」「437 鰯の頭も!」で、歯磨き粉について書きました。歯磨き粉使用の損得とは?「得」なこと(使う理由)・・1)習慣だから 2)ムシ歯予防になるから(と思っている) 3)キレイになる(と思っている) 4)ウガイ後が気持ちいい・・などでしょうか。かたや「損」すること(使う人にとってマイナスになること)は・・1)お金がかかる 2)どこでもは磨けない 3)途中でウガイすると汚れは残っているのに磨き終わった気になり終わりにする 4)ウガイするために洗面などの設備が必要となる 5)ムシ歯予防にさほど効果ないのに、価値あることだと信じ込んでしまう

歯磨き粉を使わずに「唾液磨き」するならば・・1)歯磨き粉代不要 2)水不要なので場所を選ばない 3)場所を選ばないのでいつでも可能になる 4)舌で歯の表面を触る(舐める)ことで磨き残しがわかる 5)唾液の持つ数々の良い効果が生かせる 6)長時間丁寧に磨くことができる(ウガイ不要ゆえ)・・などでしょう。

おそらく、ここまで読んでくださった方のほとんどは今夜の歯磨きで歯磨き粉を使われるでしょう。「歯磨き粉使用禁止」とは言いませんが、歯磨き粉使用の損得をこれを機会に今一度あなたなりに考えて欲しいと思います。「フッ化物添加」の歯磨き粉であればムシ歯予防効果は期待できます。歯磨き粉の使用不使用が問題ではなく、しっかりバイオフィルムを落とすか否かのみが問題なんです。

「タバコは百害あって一利なし」と耳にしますが、喫煙者にとっては「一利なし」ではなく「一利どころか百利あり」もしくは「分かっちゃいるけど中毒なのでやめられない」なのでしょう。歯磨き粉使用を「百害あって一利なし」とは言いませんが「値段の程の価値はない」と声を大にしていいます。ある時、歯科コンサルタントの方から「歯磨き粉は当たれば儲かる」とチラッと聞いたことがあります。言葉の裏を推測するに「歯磨き粉は粗利が大きく、消耗品だから当たれば大きい」なんでしょうね。

歯磨き粉を賢く選んで使われることをお勧めします。「フッ化物配合」は意味がありますが「キシリトール入り」「生薬入り」「〇〇入り」などは試験管レベルでは効果有りでも、口の中での数分間磨きではおそらく効果無しでしょう。少なくとも値段ほどの効果は期待薄です。そのお金を歯ブラシに使った方がまだ意味があります。「習慣だから使う」方は唾液磨き終了後、ベロで歯の表面を確認してから、小豆大(あずきだい)から大豆大の量を歯ブラシに付けてご使用ください。フッ化物配合ハミガキであればウガイはしない方がムシ歯予防効果は高くなります。

習慣は・・怖いのです。習慣は思考を停止させます、いいえ人によっては思考停止どころか、はなっから信じて疑いません。歯磨き粉使用の損得は「神のみぞ知る」ではなく、考えれば理解可能なことです。・・理解可能でも行動を変える(行動変容)が、またこれ人にとっては難しいのですが。ご自愛の程、ご歯愛のほど。4680



補足:1)「歯を白くする」・・ふた通りあります。「黄ばみ=バイオフィルム」を取ると白くなる。これはバイオフィルムの除去によって白くなります。バイオフィルムは歯磨き粉では除去できません、歯ブラシの毛先による物理的「こする」ことで除去可能です。コーヒーやお茶、赤ワインなどによる「外来性着色=ステイン」は、歯磨き粉に含まれる「磨き砂」によって除去できますが、注意して欲しいのは「歯の表面を傷つける」ことです。頻繁に使うのは避けてください。2)「口臭を消す」・・口臭の原因の多くは口腔内の炎症です。歯茎の炎症の原因のひとつは「バイオフィルム」です。バイオフィルム除去は「歯ブラシ」のみ可能で、歯磨き粉では除去できません。3)「ムシ歯予防」・・ムシ歯の原因は「バイオフィルム」です。酸に対する抵抗性を高めるのは「フッ化物」です。フッ化物配合の歯磨き粉でなければ、歯磨き粉そのものに「ムシ歯予防効果」はありません。

BBTime 440 ケース2

BBTime 440 ケース2
「この部屋に何用だつけ春の昼」渡辺善夫

春になると今のところ思い出す(笑)好きな句です。『誰しもが心当りのある体験だろう。老化現象ではないかという人もいるが、どうであろうか。だとすれば、私には小学生の頃から、よくこういうことが起きたので、物忘れに関しては天才的に早熟だった(笑)ことになる。何をしにこの部屋に来たのか。忘れてしまったときの対策は、私の場合、ひとつしかない。もう一度、元いた場所に戻ってみることである。双六の振り出しに戻るようにしてみると、たいがい思いだすことができる。最近は、それでも思いだせないときもままあるが、この場合はやはり老化現象かもしれない。でも、何かを忘れてしまうことも、たまには必要だ。というよりも、人間は常に何かを忘れつづけていないと生きていけない動物ではあるまいか。誰が言ったのか、それこそ忘れたけれど、ニワトリは三歩歩くと何もかも忘れてしまうのだそうだ。時々、ニワトリになりたくなる。「俳句文芸」(1998年4月号)所載。(清水哲男)』(解説より)。今回は、これまた好きな七味唐辛子のケースについてのお話。

昨日「ポテチに追い七味、どうですか?「八幡屋礒五郎」使用でガツンとした辛み」の記事を見つけました(4/5毎日新聞)。内容は『八幡屋礒五郎(長野市)の七味唐辛子を自分でかけて食べる「直前にふるふるポテトチップス」を販売している。担当者は「七味の新鮮な風味が飛ばず、辛みもガツンと来る」と太鼓判を押す。 長野の土産品として「インパクトがあり、食べる時も楽しいものを」と商品開発した。七味が練り込まれたりまぶされたりする商品よりも香りと辛さがより伝わるという。七味は2袋ついており、好みで1袋か2袋を食べる直前に入れて、袋を良く振れば完成だ。 担当者は「もちろん足りない場合は(家庭の七味で)『追い七味』をしても。辛いものが苦手な人は、余った1袋はそばなどに使ってほしい」と話す』(抜粋引用元)。

小生にとって「七味」といえば「八幡屋磯五郎」。缶入り常備でピリッとさせたい時にはひと振りふた振り。先日も空になり、手元に残った缶を見ながら思いました・・「この缶、捨てるの勿体無いけど利用法は?」

思いついたのが・・フリスク・ミンティアのケースとして再利用・・正解でした!空缶に少し残っていた七味が追い七味となって「ピリ辛フリスク・ミンティア」の出来上がり。ピリ辛は想定外でしたが大正解!

ついでに「フリスク・ミンティア」の別の使い方をご紹介。1)まず大粒のフリスク・ミンティアを一粒口の中へ 2)歯磨き粉をつけずに歯ブラシだけで歯磨き開始 3)おおよそ一粒三分くらいもちます(一粒で三分間磨けます) 4)歯磨き中の唾液はどうぞ飲み込んでください 5)フリスク・ミンティアの味を変えることで歯磨きにも「フレーバー(味わい)」がプラスできます 6)だらだら磨きに合う「タツブラシ」もお試しあれ

ケースについては「CASE」を、七味唐辛子には「人生七味唐辛子」を、歯磨きについては「BBTime 059」「BBTime 249」もどうぞ。4380

BBTime 439 上善如水

BBTime 439 上善如水
「そんなことよく思ひつく春の水」岡田史乃

春の水は『季語は「春水(春の水)」。春は降雨や雪解け水などで、河川はたっぷりと水を湛える。明るい日差しのなかで、せせらぎの音も心地よく、ちょっと足を止めてのぞきこんでみたくなる』(引用元)と、あるように恐らく海の水は対象ではありませんが・・。今回は「水」についてのお話。ちなみに「上善如水」は「じょうぜんは水のごとし」と読み、如しは「若し」の表記もあります。

先日、ラジオから漢詩「上善水の若し」が流れてきました。最近見つけた隠れ家バー「如水:じょすい」のこともあり思わず傾聴・・老子の言葉です。
上善は水の若(ごと)し。水は善(よ)く万物を利して争わず、衆人の悪(にく)む所に処(お)る、故に道に幾(ちか)し。(最上の善なるあり方は水のようなものだ。水は、あらゆる物に恵みを与えながら、争うことがなく、誰もがみな厭(いや)だと思う低いところに落ち着く。だから道に近いのだ。)』(引用元)。

この言葉、日本酒の名前として耳にしてましたが、今回改めてその意味を知って思わず「唾液磨き・水磨き」に結びつけてしまいました(我田引水・笑)。「タツブラシ」「鰯の頭も!」にも書いたように、歯磨きには基本的に歯磨き粉は不要というよりほとんど意味が有りません。何も付けずに「唾液磨き」の方がムシ歯予防効果は高く、歯磨き本来の目的はより達成できます。

シャンプーで「頭皮」を洗い、石鹸で「皮膚についた汚れ」を落としますが、あくまで洗い流す(洗浄)のは「水」です。シャンプーや石鹸の仕事は「汚れや脂分」を皮膚から浮かせるだけです。洗濯石鹸や食器用洗剤も同じこと。シャツの繊維の間や食器表面に付着した汚れ・油などを洗剤の力で浮かせて、それを洗い流すのは「水」。ところで歯の表面に洗剤の力(泡の力)で浮かせるような汚れはつきません。カレー皿をイメージしてください。キレイな皿・キレイな乾いた皿にカレーを盛ります。油を含んだカレーは乾くほどにこびり付きます。しかし歯は乾いてはいません、常に唾液で濡れた状態です。ですから、歯の表面にカレーがこびりつくことはないのです。

繰り返し書きます。歯の汚れは歯磨き粉では落ちません!物理的に落とす・・多くは歯ブラシでこする、フロス(糸ようじ)で取る、歯間ブラシで取るなどの方法しかないのです。「ハミガキ」にも書きましたが、歯の表面の汚れ=バイオフィルムは薬剤(歯磨き粉)では落ちません!重ね重ね「唾液磨き」を勧めます、使いたい方は「仕上げ」にチョコッとどうぞ。

「上善如水」・・意味ある(よき)歯磨きは「唾液洗い・水洗い」。やはり「水」の力は偉大です。さて、先に紹介した「老子」の水に対する考えと「孔子」の考えは違うようです。以下引用『孔子の儒家思想でも「水(川)から学べ」といっていますが、老子と孔子とでは川のとらえ方が異なります。儒家は、川の流れが蕩々(とうとう)としていて尽きることがないことから、水(川)を「絶えざる努力の象徴」ととらえました。絶えず流れ動いている様子を勤勉な人間の姿にたとえたのです。一方、老子は、第八章のように、水を「何事にもあらがうことなく生きるものの象徴」ととらえていました』(引用元)。孔子の考える「水=絶えざる努力」もまさしく予防そのもの!

補足します・・コロナウイルスに関して「アルコール消毒」も盛んに言われます。アルコールは洗浄ではなく「殺菌」です。『マスクや手洗いうがい、アルコール消毒によってウイルスの侵入を防ぐのは皆さんご存じの通りでしょう。今回はアルコール消毒に注目してください。今回のコロナウイルスやインフルエンザは脂質でできた「エンベロープ」と呼ばれる膜を表面に持っています。(持っていないものもあります:ノロウイルスなど)コロナウイルスやインフルエンザウイルスの表面のエンベロープをアルコールは破壊でき、これによってウイルスは不活性化するのです。石鹸などによる手洗いも同じで、このエンベロープを壊してしまうのでウイルスは不活性化します』(引用元)。引用文にあるように、水は洗い流しますが、アルコールはウイルスそのものを殺し(破壊)ます。詳しくはこちらも是非。手洗いについてはこちらも。

コロナウイルス禍が収束し、さらに終息に至るまで「手洗い・うーがい・歯磨き」の徹底を!もちろん終息後も、ご自愛の程、ご歯愛の程。3760

BBTime 437 鰯の頭も!

BBTime 437 鰯の頭も!
「街の雨鶯餅がもう出たか」富安風生

「美しき冷えをうぐいす餅といふ 岡本眸」・・『和菓子は美しい。食べるには惜しいと思うことすらある。作者の師である富安風生に「街の雨鴬餅がもう出たか」という有名な句があるが、味わいたいという気持ちよりも、その美しさが春待つ心に通い合っている。この名句がある以上、風生門としてはめったな鴬餅の句はつくれないという気持ちになるだろう。つくるのであれば、満を持した気合いのもとにつくるのでなければならない。で、この句は、見事に師のレベルに呼応していると見た。単なる美しさを越えて、美を体感的にとらえたところで、あるいは師を凌駕しているとも言えるだろう。野球に例えれば、師弟で決めた鮮やかなヒットエンドランというところか。それにしても、「鴬餅」とは名づけて妙だ。名前自体が春を呼び込んでいる。そんなこともあって、たまに私のような酒飲みでも食べてみたくなることがある。森澄雄の句に「うぐひす餅食ふやをみなをまじへずに」とある。『母系』(1983)所収。(清水哲男)』(出典はこちら)。

この季節、和菓子屋に並ぶのが「鶯餅」と「桜餅」。重箱の隅をつつくようですが、小生どうしても「鶯餅」と鳥の「ウグイス」が重なりませんでした・・が、鶯餅の本家を知って合点!本家は上の二つの画像のように薄緑色ではなく「黄な粉色」です。

これがウグイス・・どう見ても薄緑色ではありません。結論から言うと「ウグイス」と「メジロ」がごっちゃになっているようです。さすが本家は違います(色も忠実)!それもそのはず・・『天正年間(1580年代)の頃、大和郡山(現在の奈良県大和郡山市)の郡山城の城主であった豊臣秀長が兄の豊臣秀吉を招いた茶会を開く際に「珍菓を造れ」と命じ、御用菓子司であった菊屋治兵衛が餅をつくり献上した。秀吉はその餅を大いに気に入り「以来この餅を鶯餅と名付けよ」と菓銘を下賜した。時代を経てこの餅はお城の口餅と通称がつけられるようになったがこれは菊屋が城の入り口近くに店を構えているためであり、現在も同じ場所に店が存在している。現代ではもち粉から餅を作り、うぐいす粉をまぶすのが一般的となっているが、菊屋では餅米から餅をついて作り普通の色のきな粉をまぶしている』(Wikipedia)。因みに本家とは「本家菊屋」の「御城之口餅」です。こちらもご参照のほど「BBTime321 甘い歯」。長い枕となりました(笑)今回も歯磨き粉についてのお話。

ご存じのように「鰯の頭も信心から」とは『一旦信じてしまえば、どんなものでもありがたく思えるということ。江戸期、節分に鬼除けのため、玄関先に鰯の頭を吊るす習慣があり、それに由来するという説が有力』(出典はこちら)。「BBTime435 ハミガキ」「BBTime436 タツブラシ」にも書きました・・何度でも書きます、言います!歯磨き粉は「フッ化物」以外は、ほぼムシ歯予防には効果なしの成分内容です。ではなぜ歯磨き粉を使うのか?・・理由はまさしく「鰯の頭も」です。極端な表現ですが、今となっては「意味のない習慣」なんです・・意味の無いは言い過ぎですね(笑)歯磨き粉使用は「さほど価値のない習慣」なんです。

質問1)皆さんは何の為に「洗剤」を使われますか?
石鹸で手洗い、食器用で皿洗い、洗濯洗剤で洗濯、シャンプーで髪、洗顔石鹸で顔・・毎日どこかで何かを「洗剤」を使って洗っていらっしゃると思います。さて何を洗おうと(取り除こうと)されているのですか?・・あるブログを見つけました、ハウスクリーニング会社のサイトです。

「なぜ汚れを落とすのに洗剤を使うの?」このページは非常に興味深い内容です。抜粋引用します・・『アナタに質問します。「汚れを落とすためになぜ洗剤を使うのでしょう?」アナタはこんな風に思ってませんか?「そりゃ、洗剤が汚れを落とすからでしょ?」そう、そう誤解されても無理ありません』『これから説明していく ❝汚れ❞ はキッチンの油汚れ、と限定して説明していきます。誰もがイメージしやすくて説明しやすいからです。『なぜ汚れを落とすのに洗剤を使うのか?』それは、冷たい水やお湯の水の洗浄力で汚れを流し落としやすくするために洗剤の力を使うのです』『洗剤は(食器や調理器具など)対象物の油汚れの表面に洗剤の界面活性剤に吸着して対象物から汚れを浮かせ分離させて剥がし落とす助けをする洗い流す前の補助的な役割をする液体または固体の洗浄液です。要は、洗剤自体そのものが直接汚れを落とすのではないということです』(出典はこちら)。

また別ページ「どうして洗剤で汚れが落とせるの?」には『様々なものから汚れを取り除く力を持つのは、水の洗浄力。洗剤はあくまで汚れを落としやすくするためのお膳立てをしてくれる、いわばサポート役』(引用元)とあります。お読みになった方はお分かりのように、洗剤で落とそうとする汚れは「油汚れ」であり、基本的な洗浄作用は「水(もしくはお湯)」なんです。

質問2)口の中の「油汚れ」って?
トンカツ・唐揚げ・天ぷら・・などを食べたら口の中は油で汚れますか?歯が油でヌルヌルのままですか?・・そんなことないと思いますよ、水やお茶を飲んだらほぼ口の中はスッキリするのでは。もともと常時、歯の表面や口の中(粘膜)は唾液で濡れてますから、油がしつこく付着することは考えにくいのです。すなわち口の中や歯の表面に油汚れは残りません。前回「タツブラシ」に書いたように、歯に残る(存在する)汚れは「バイオフィルム」だけです。つまり口の中の落とすべき汚れは「バイオフィルム」のみです。例えれば海水浴後のシャワー・・海水でべっとり付いた砂を落とすのに、ボディ石鹸を使いますか?水だけで丁寧に洗えば砂は落ちますよね。

前々回「ハミガキ」にアップしたように、約百年前の第一次世界大戦(1914-1918)頃からアメリカで「歯磨き粉を使って歯を磨く」ことが習慣となってきました。恐らくその後「歯ブラシと歯磨き粉で歯を磨く」が、日本に伝わり日本人も真似したのでしょう。くどいようですが当時の歯磨き粉には研磨作用(磨き砂)による「歯を白くする」「歯についた着色を落とす」効果は少しはあったかもしれませんが、バイオフィルムを除去する効果はゼロです。同様に「今も」ゼロです。バイオフィルムは物理的除去(歯の表面をブラシなどでこする・磨く)でしか取り除くことはできません。歯磨き粉の化学的作用は皆無です。

バイオフィルムは1987年に命名されました(出典)。その後、歯科においてもバイオフィルムの研究が急速に進んでいます。ペプソデントから約100年経った今、ムシ歯や歯周病の原因はバイオフィルムであると(ほぼ)全ての歯科医師は知っています・・が、多くの人々は今だに失礼な言い方ですが「ほぼ効き目のない」歯磨き粉を「信じて有り難く」毎日使われているのです。ハンドクリームやフェイスクリームをつけてすぐ洗い流しますか?歯磨き粉はどうでしょう・・いろいろな薬効成分の表示があっても、すぐに洗い流して、口から吐き出して、効き目はいかほどでしょうか?すぐ吐き出すものにお金を掛けるとは勿体無い話と思われませんか?

歯磨き粉を使うなとは申しません・・しかし、高価な歯磨き粉は無意味(コストパフォーマンスが悪い)です。どうせ買うなら、質の良い歯ブラシを複数本買って、いつでもどこでも「唾液磨き」可能にされた方がベターです・・以上長々と個人的意見として書きました。次に買われる時の一助となれば幸いです。

補足をひとつ。お茶やコーヒー、ワインなどによる着色を取るには「歯磨き粉」が必要です。注意して欲しいのは「歯が白くなる」「美白効果あり」などを謳っている歯磨き粉の中には「研磨作用(磨き粉)」が強すぎるものがあります。すなわち歯の表面を傷つけてしまう歯磨き粉があります、ご注意ください。歯磨き粉を使わないと落ち着かない方は、まず唾液のみでじっくり磨いて、最後にほんの少し(大豆の大きさ位)ご使用ください。ではご自愛の程、ご歯愛の程。1750



おまけ:先日「タツブラシ」愛用の方からコメントを頂きました。「(磨く際に)あまり力が加わらないので、毛先が開かず長持ちします」とのこと。小生の使用経験でもゆうに三ヶ月は充分持ちます。タツブラシ・・自信持ってオススメします。

BBTime 436 タツブラシ

BBTime 436 タツブラシ
「春風や闘志いだきて丘に立つ」高浜虚子

句の解説には『大正二年、虚子が俳壇復帰に際して詠んだ有名な句。そんなこととは知らずに、十代の頃この句を読んで、中学生の作品かと思った。あまりにも初々しいし、屈折感ゼロだからだ。俳句の鑑賞では、よくこういうことが起きる。句の作られた背景を知らないために起きるのだが、しかし、その誤解の罪は作者が負うべきなのであって、読者のせいではない。テキストが全てだ。……という具合に基本的には考えているのだが、俳句であまりそれを言うと何か杓子定規的で面白くないことも事実だ。そのあたりの曖昧なところが、俳句世界の特質かもしれない。喜寿の虚子に、上掲の句を受けた作品もある。「闘志尚存して春の風を見る」。よほど若き日の闘志の句が気に入っていたと見える。(清水哲男)』(解説より)。復帰の理由はこちらに詳しく書いてあります。今回は「立つ」についてのお話。

先日「チョコブラシ」の立つ機能を改善しました。改善に合わせて名前も「タツブラシ」へ。以下ミンネのサイトより
『名の通り立ちます。なぜ立つ必要があるのでしょう?「歯を磨く」について根本的に考えた結果です。なぜ磨く必要があるのでしょうか・・目的はただひとつ「バイフィルム」の除去です。歯の表面に「バイオフィルム」というヌルヌルとした膜(フィルム)が作られます。このバイオフィルムがムシ歯や歯周病の原因となります。流しや洗面に見られるヌメリもバイオフィルムのひとつです。バイオフィルムには薬剤が効きません、自分でバリヤを持っているからです。このために「物理的除去」しかバイオフィルムを取り除く方法はないのです。     歯を磨いているのにムシ歯になる・・理由はシンプル「磨き残し」があるからです、磨き残しのバイオフィルムのせいです。では、できる限り磨き残しを少なくするにはどうすべきか?丁寧に磨くしかありません。丁寧に磨くとは・・歯の表面を全て磨くことです。従って従来よりも時間がかかります。三分五分では無理です、十分以上かかります。とは言え「100%磨き」は実際無理です、目標のつもりで磨いてください。     食後必ず丁寧に磨かずとも「一日トータルで全部磨く」で大丈夫です。食後のみならず、コーヒータイムの後に、ホッと一息の時に、気分転換として・・の歯磨き。いつでもどこでも歯磨き。このために歯磨きのつど「洗面」に立つのではなく「立つ」歯ブラシを作りました。タツブラシはデスクの上、パソコンの横、ベッドサイド・・直径3センチの平面があれば充分です。オススメ磨きは、歯磨き粉なしの「唾液磨き」です。唾液は免疫作用を持っています、唾液で磨くことで長い時間(十分以上)のダラダラ磨きが可能です。     グリップは使用済みの発泡酒のコルク栓で、毛はナイロン、柄はポリアセタールです。付属の透明チューブは携帯時のカバーとしてお使いください。柄の部分に刻み目(約7.5cm)があります、長さの微調整が可能です。「歯は白く、ハグキピンクに、吐息は甘く!」』以上ミンネより。

歯ブラシが「立つ」ことにより歯磨き習慣が今以上に良くなります。いつでもどこでも歯磨き!タツブラシのコンセプト(ベースになる考え方)「SEERS:シアーズ」もお読みください。「スタンドバイミー:stand by me」には「そばに立ってください」「私のそばにいて」「私の力になって」などの意味で、かたや「スタンドバイユー:stand by you」は「あなたを応援する・助ける」の意味です。今春、いろいろな「旅立ち」を迎える方へのプレゼントにも是非!
「スタンドバイユー:stand by you」がタツブラシの願いです。0930




おまけ:大好きな春の句をひとつ「大人だって大きくなりたい春大地」星野早苗

BBTime 435 ハミガキ

BBTime 435 ハミガキ
「芹レタスセロリパセリよ血を淨めよ」山本左門

句を見てふと・・「芹」だけが漢字なのはなぜだろう、レタスなどは西洋野菜だから?。句の解説に『自然から遠ざかるほど、人は病気に近づく。京都浄瑠璃寺の住職がラジオで話していた。作者の焦燥感も、そこに根拠を持っている。歴史上、自然が昨今ほどに人間の問題となったことはないのである。その意味で、まことに現代的な俳句だ。この句は、小川双々子が主宰する「地表」(一宮市)で、今年度の地表賞を受賞した作品のひとつ。双々子は、左門句が現在の俳壇に蔓延する季語季題趣味と無縁であることを評価し、さらに言う。「季語は業のようなものだから、その純正なはたらき(詩としてのはたらき)を駆使するなど容易ではない。大方は<俳>などというはたらきを計るから、自らの居場所さえ解らなくなる為態となる」。(清水哲男)』(解説より)とありますが、後半は理解困難でした。ちなみに、芹は春、セロリは冬、レタスは春、パセリは夏の季語です。「自然から遠ざかるほど、人は病気に近く」・・賛成です!やはり人間も動物、人間の非動物化は奢りだと思います。今回はハミガキ(歯磨き粉・歯磨きペースト)について。

先日ネットで面白い記事を見つけました。『「歯磨き粉で歯を磨く」という習慣はいつから私たちの生活の一部になったのか?』(出典はこちら)。アメリカでの話ですが・・本「習慣の力」より抜粋。『1900年代はじめのある日、アメリカのクロード・C・ホプキンスという有名な実業家のもとに、旧友が新しいビジネスのアイデアを持ち込んできた。彼はヒット間違いなしのすばらしい製品を発見したという。泡立ちのよいミント味の練り歯磨きで、商品名は「ペプソデント」』(57頁より)。

『クロード・ホプキンスを何より有名にしたのは、「どうすれば消費者のあいだに新しい習慣を生み出せるのか」を考案した一連のルールだ』『しかし、そのホプキンスも旧友からペプソデントを持ち込まれたときには、あまり興味を示さなかった。アメリカ人の歯の健康状態が急速に悪化していることは周知の事実だった。国が豊かになるにつれて、人々は甘い加工食品を大量に購入するようになっていた。第一次世界大戦の徴兵が始まったとき、あまりに多くの新兵にムシ歯があったため、口腔衛生に対する意識の低さは国家の安全を脅かす問題だという政府見解が出されたほどだ』(57-58頁より)。『問題は、歯磨きの習慣がないこの時代には、ほとんど誰も練り歯磨きを買わないことだった。口腔衛生が国家の問題となっても、誰も歯を磨かなかったのである』(59頁より)。

『パートナーシップを結んで5年もたたないうちに、ホプキンスはペプソデントを地球上でもっとも有名な商品の一つに仕立て上げ、その過程で歯磨きの習慣を生み出す手助けをした』『最初に広告キャンペーンを打ってから10年後の世論調査で、アメリカの人口の半分以上にとって歯磨きが日常の儀式になったという結果も出ている。ホプキンスは歯磨きを生活習慣として確立する手助けをしたのだ』(59-60頁より)。・・続きは記事を参照ください。

ホプキンスが注目した「膜」とはバイオフィルム(biofilm)のことでしょう。『バイオフィルムとは微生物の集合体のことです。数種の細菌がコミュニティーを作って増殖した膜状のもので、細菌が外的要因(薬剤、体内の免疫反応、口腔内の環境変化など)から身を守るために作ります。台所や風呂場の排水口や川底の石にヌルヌルとした膜ができることもありますが、あれがバイオフィルムです。また、口腔内の細菌のかたまりである歯垢(プラーク)もバイオフィルムのひとつです。  歯周病の直接の原因は歯垢、つまりバイオフィルムです。歯と歯肉の境目には歯肉溝(しにくこう)とよばれる浅い溝があり、そこにたまった歯垢中の細菌が歯周病の原因になります。』(ライオンのサイトより)。

「膜:バイオフィルム」に注目したのは正しいことですが・・『リンゴを食べたり、歯を指でこすったり、歯を磨いたり、勢いよくうがいすれば、膜ははがれる。練り歯磨きは膜をはがすには何の役にも立たない。実際、当時の有名な歯科研究者の一人が、どの練り歯磨きも役に立たないし、とくにペプソデントは役に立たないと語っている』(61頁より)。

うがった見方をするようですが、ホプキンスが友人より頼まれた歯磨き粉(ペプソデント)を売らんがために仕掛けた広告により、副産物として「歯を磨く習慣」の確立へ繋がったというわけです。もちろん主産物は「ペプソデントを売る」です。

日本の歯磨き粉の幕開けを元禄年間(1688-1704)の「乳香散」とするならば、アメリカよりも200年も早いことになります・・詳しいことは「BBTime 唾液磨き」を。それにしても「役に立たない歯磨き粉」を売らんがためとは言え、結果的に歯磨き習慣の確立へ繋がったということはスゴイ事だとは思います。今回皆様に伝えたかった事は「歯磨き粉は必須ではない!」ということ。百年前のペプソデントと比べれば今のハミガキにはフッ素(フッ化物)を始めムシ歯予防・歯周病予防に効き目のある成分が入っているハミガキもありますが、過信は禁物!

今また、細菌やウイルスに効果のある「ラクトフェリン」が注目されています。ラクトフェリンは唾液にも入っています。個人的意見ですが、まずは唾液磨きを!物足りない方は最後に少し歯磨き粉をお使いください。始めから歯磨き粉を使うのは唾液のラクトフェリンがもったいない!ご自愛の程、ご歯愛の程。0670


追加:念の為、現在使用中のハミガキの成分を見てビックリ!薬用成分はフッ化ナトリウム(いわゆるフッ素)のみでした。さらにビックリは長い長い名前の「ヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリド」なんと片仮名で31文字。フッ化物の歯の表面での停留時間を長くするためのコーティング剤としての成分のようです。少しでも長くするように、31文字となっているのではないでしょうけど(笑)まさしく寿限無。このハミガキ(下の画像)は歯科医師がオススメするスタンダードなものです。この良心的なハミガキですらこうです。ドラッグストアには色々な薬効成分を謳ったハミガキが並んでいます。チューブに書いてある事は嘘ではないにせよ、実際に歯磨き時に歯の表面や歯茎に対して謳ってあるほどの効果は無いでしょう、恐らくゼロです。少なくともその値段を払う価値はありません、無駄遣いです!

さらに注意して欲しいのは「白くなる」を謳っているペーストです。「白くなる」理由が単に研磨剤の作用で「白くなる」場合、厳密に言うと歯の表面を削っていることになります。上等な磁器や銀食器を荒い研磨剤で磨くと台無しになってしまいます。同じ事が歯においても起こります、ご注意ください。ポイントは「低研磨:ていけんま」の表示があれば安心です。結局、約百年前発売のペプソデントと令和のハミガキと大差無しです。なぜなら「バイオフィルム」には薬効成分が効かないからです。ヌルヌルしているバイオフィルムですが、薬剤に対する硬いガードを持っています。イラストの跳ね返されている矢印がその意味です。ということでヌルヌルバイオフィルムを除去する方法は「物理的」に除去するしか無いのです。すなわち「歯磨き」しか効果的なバイオフィルム除去法はありません。ダラダラとある程度の時間の「唾液磨き」を重ねてオススメします。「タチブラシ」も合わせてオススメします!

BBTime 427 温々磨き

BBTime 427 温々磨き:ぬくぬく磨き
「春立つと古き言葉の韻よし」後藤夜半

立春(2/4)の朝の桜島です。句の解説には『韻は「ひびき」と読ませる。昔から、立春の句や歌は数多い。それだけに、後代になるほどひねくりまわし過ぎた作品が目立つようになってきた。止むを得ないところではあるけれど、だからこそ、逆に立春という題材をどう扱うかは、俳人や歌人の腕の見せどころでもある。「芸の人」夜半としては、そこでしばらく考えた。考えた結果、立春のあれやこれやの情景を捨て去って、一見すると素朴な発想のこの一句に落ち着かせることにした。さすが、である。つまり、この句には古今の名句や名歌のひびきが、すべて収まってしまっているからだ。さりげなく「他人のフンドシで相撲をとる」のも、立派な芸というべきだろう。脱帽。(清水哲男)』(解説より)。昨日節分で本日立春、暦の上では春ですが、寒さはこれからが本番のようです。「春が立つ」に因んで「ブラシ立つ」について。

先日、NHKラジオ第2の「体感する万葉集」に「立つ」が出てきました。霞立つ・風立つ・霧立つ・波立つ等々・・「立つ」とは「人知人力(じんちじんりき)の及ばぬものが目の前に発生する事」「自然の理によってその場に立ち現われる現象」とのこと。

立つブラシこと「チョコブラシ」・・これは人智人力によって立っています(笑)。すなわち意図あってのデザインです。自立することによって、置く場所(存在する場所)を問いません・・歯科医師的発想(感覚)かもしれませんがね。

温々のベッドで目覚めた朝、ベッドサイドに「チョコブラシ」が立っていれば・・手を伸ばして温々(ぬくぬく)のまま歯磨き可能です。歯ブラシと唾液があれば、歯磨きは可能です。チョットだけ習慣(常識)を変えてみませんか?爪楊枝使用の際に歯磨き粉は使いません、デンタルフロス(糸ようじ)も同じく歯磨き粉使用しません。歯ブラシも歯磨き粉なし、唾液だけで充分可能です。しかも口の中は言わばあなたの体内、唇(くちびる)閉じれば閉ざされた空間です。歯磨きに使う唾液はあなたの唾液・・飲み込んで何の問題があるのでしょうか、全く問題無しです。歯磨きは「洗面所」で「歯磨き粉使用」という習慣(常識)を変えてみませんか?歯磨きが終わった時にはバッチリお目覚めです!

「もうあかん追儺(ついな)の豆に歯がたたず」小寺正三
いつでもどこでも、しっかり歯磨きで句のようなことは回避できます!いつでもどこでも「チョコブラシ」オススメします。9030


お知らせ:2月は「ぬくぬく磨き」キャンペーン中です。詳しくはこちらへ!

BBTime 422 革命的

BBTime 422 革命的
「居酒屋の灯に佇める雪だるま」阿波野青畝

今冬は雪不足のようで(鹿児島は降らないので伝聞)「佇める(たたずめる)雪達磨」も少ないのでしょうか。今回は、前々回「うどんの形」に書いていた「革命的デザイン」についてのお話。

AERA の綴じ込み付録です。いつのAERA か不明ですが、まだジョブズ氏ご存命であった時だと思います。8番目の言葉として紹介されているのが「時折、革命的な製品が出てきて、すべての様相を一変させてしまう:Every once in a while a revolutionary product comes along that changes everything.」です。iMac iPod iPhone iPad・・と革命的製品を立て続けに世に送り出しました・・人々の生活は一変しました。その後、Apple Watch AirPods など、これまた人々の生活を変える(であろう)製品を生み出しました。付録の裏表紙には「We innovate out. 我々は革新で苦境を切り抜ける」とあります。

Appleデザインに関する記事『Appleに影響を与えた伝説の工業デザイナー、ディーター・ラムスの「いいデザインの10か条」』を見つけました。十ヶ条とは・・・
1)いいデザインは革命的である。Good design is innovative.
2)いいデザインは製品を使い易くする。Good design makes a product useful.
3)いいデザインは美的である。Good design is anesthetic.
4)いいデザインは理解し易くする。Good design makes a product understandable.
5)いいデザインは出しゃばらない。Good design is unobtrusive.
6)いいデザインは正直である。Good design is honest.
7)いいデザインは長く続く。Good design is long-lasting.
8)いいデザインは首尾一貫している。Good design is thorough down to the last detail.
9)いいデザインは環境に優しい。Good design is environmentally friendly.   10)いいデザインはデザインが最小限である。Good design is as little design as possible.

詳しくは、ぜひ記事を読んでください、動画も是非!これら十ヶ条のひとつひとつに納得します。特に10番目の「最小限である」は、Apple製品には色濃く反映されていると思います。結構以前よりApple製品には「取扱説明書」が付いていません。「使い易く、理解し易く、最小限」であるからこそ使用中に使い方を習得してゆくのだと思います。と同時に残り二分か三分、もしくはそれ以上を使用者に委ねているような気もします。「革命・革新」とは製品が100%そうではなく、使用することで生活を「革命的・革新的」に変えていくのではないでしょうか。

我田引水、親バカちゃんりんです(笑)。「チョコブラシ」デザインのベースには「いつでもどこでも:everytime everywhere」「くさびじょう欠損をつくりにくい」「環境に優しい」などがあります。文献上1498年に現在の歯ブラシの原型が中国で作られました。お分かりのように、五百年前と今とでは食べるものも生活様式も全くと言っていいほど違います、全く同じものは「歯の形」だけ!それ故、歯ブラシの形が五百年間不変だったとしたら・・如何なものでしょうか?チョコブラシが革命的製品と言うのは憚れますが、使う人の「歯磨き」を変えるチカラ(デザイン)を持っていると自負しております。

最後に雪だるまとスノーマンのデザインについて。先日ラジオでこの両者の違いを話してました。スノーマンはパーツが三つ「頭・胴・足(下半身)」、日本の雪だるまは「頭と胴」のふたパーツ、だから達磨さんであるとのこと。句の解説は『繁華街に近い裏小路の光景だろうか。とある居酒屋の前で、雪だるまが人待ち顔にたたずんでいる。昼間の雪かきのついでに、この店の主人がつくったのだろう。一度ものぞいたことのない店ではあるが、なんとなく主人の人柄が感じられて、微笑がこぼれてくる。雪だるまをこしらえた人はもちろんだけれど、その雪だるまを見て、こういう句をつくる俳人も、きっといい人にちがいないと思う。読後、ちょっとハッピーな気分になった。『春の鳶』所収。(清水哲男)』(解説より)。チョコブラシで磨いてもらって「ちょっとハッピー」になって頂ければ幸いです。3720




https://vimeo.com/30462683
追加:付録についてネット検索したら 2011/06/29発売号でした。因みにSteve Jobs氏命日は 2011/10/05。

BBTime 419 百年一緒

BBTime 419 百年一緒
「一所懸命紅梅も白梅も」西嶋あさ子

まだお正月気分に浸っていたいのに「紅梅白梅」とはちと早いのですが、これまたご容赦を。句の解説には『NHK放送文化研究所によると、「一所懸命」は武士が賜った「一か所」の領地を命がけで守り、それを生活の頼りにして生きたことに由来した言葉で、これが転じて「物事を命がけでやる」という意味となったという。そのうち文字のほうも、命がけで守り通すことから、一生をかけての意味を強め「一生懸命」とも書かれるようになったようだ。今では「一生懸命」と表記・表現される場合が多くなり、多くの新聞や雑誌、放送用語で統一して使用されているという。しかし、掲句を見ると、やはり「一所」でなければならないことが確かにあると思う。ひとところを死守するのは、人間も植物も同じである。毎年同じ場所で、同じ枝からほつりほつりとほころび始める。梅の花がことにつぶらで健気に感じられるのは、冴え返る清冽な空気によるものだろう。一所懸命という音には、凛々しさとともに、痛々しいような切なさもどこかに感じられる。身を切る空気のなかで咲く梅のもつ不憫さも、この言葉は抱えているのである』(解説より)。今回は一所と同じ「一緒」についてのお話(古くは一緒は「一所」と表記:新明解国語辞典より)。

拙ブログお読みの方は「ハハーン」とお分かりのように「百年一生」「百年一笑」に続いての「百年一緒」です。新明解国語辞典には「一緒:二人以上の人が同じ行動をすること」とあります・・そうです、ヒトと歯は「百年一緒」まさしく一蓮托生(正確には歯の方が若干(数年)短くなりますが)なんです。

一蓮托生・百年一緒のわけは?ズバリ「歯は新陳代謝をしないから」です。言わずもがな他の部位は新陳代謝いたします。例えば爪は6か月、皮膚は28日、髪の毛が2年から6年、心臓は3週間、胃は1週間、肝臓は2か月などで細胞が入れ替わります。3か月でほぼヒトの体の細胞が全て新しくなるとも聞きます。速いヒトでは2年で髪の毛に至る体の全てが生まれ変わることになります・・しかし歯は新陳代謝しません。そこで必要な事は・・・?

「百年一緒」は目出度い席で謡われる「高砂」に通じます。掛け軸に見られる老夫婦・・「俗謡に「おまえ百までわしゃ九十九まで、共に白髪の生えるまで」と謡うものがあり、これも『高砂』の尉・姥に結びつけて考えられている。俗説として、「百」は「掃く」、すなわち姥の箒を意味し、「九十九まで」は尉の「熊手」を表すのだという」(Wikipediaより)。驚きですね!高砂の老夫婦は熊手と箒で掃除しています。・・もうお分かりですね!百年一緒のコツは「掃除」です。新「高砂」図では(じょう:老人)は歯ブラシを、(うば:老女)は糸ようじを持って欲しいところです(一笑)。「百年一生」「百年一笑」「百年一緒」のためには諦めていただいて、チョコマカ磨いてください。チョコマカ磨きしやすい「チョコブラシ」をデザインしました、ご興味ある方はこちらをご覧ください。6750

BBTime 416 百年一生

BBTime 416 百年一生
「松過ぎの又も光陰矢の如く」高浜虚子

箱根駅伝をみていたらサンスターの秀逸なCMに出会いました。干支にかけての「マウス」かどうかは不明(笑)ですが「100年マウス・100年ヘルス」「口は、生きるの1丁目」・・良いですね!  サンスターサイトには『人生100年時代、サンスターが目指すのは、お口の健康を起点とした、全身の健康と豊かな人生。毎日習慣として行う歯みがきなどのオーラルケアは、お口の健康を守り、そして全身の健康を守ることにもつながっています。100年食べ、100年しゃべり、笑う。一人ひとり、自分らしく輝いた人生、豊かな人生を送るためにも、お口のケアを大切にしていただきたい。そのために、サンスターにできることは星の数。そんな思いを込めて企業CMを製作しました。』(サンスターより)。

『登場する0才の赤ちゃんは生えたばかりの歯が2本。女性は87才にして現役モデルを続けるフランシスさんで、現在でも自分の歯20本を保っています。これから歯とともに生きていく子供にとっても、大人にとっても、オーラルケアは人生を豊かにする大切な健康習慣です。  サンスターは今後もお口の健康を起点としながら全身の健康に寄与する情報・サービス・製品をお届けすることで、人々の健康寿命の延伸に寄与することを目指していきます。』(サンスターより)。

出演者プロフィール   Frances Dunscombe
数々の有名ブランドからも指名される87歳現役モデル。London Fashion Week に登場した最高齢モデルであり、世界各国からの取材も多数。ファッション雑誌でも表紙を飾り、Zalandoなどの大手広告のモデルにも抜擢され、現在も世代を超えたアイコン的な存在として活躍中。お口のケアを大切にし、今でも自分の歯は20本ある。また日々、心の底から正直に笑うことを大切に生活しており、モットーはポジティブでいること。』(サンスターより)。

このモデルさん、87歳ならばこの方の歯(永久歯)は81歳。動画にも歯が登場しますが、体の中で最も歳とらない(老けない)のが歯です!言い換えれば「まめな歯の手入れ」が若々しさを保つ1丁目なのです。

まめな手入れを可能にする歯ブラシ「チョコブラシ」をデザインしました。ご興味ある方はこちらをどうぞ。百年にちなんでの曲を選びました。5700



追加:百年一生の次は「百年一笑」!こちらもどうぞ。さらに「百年一緒」も!