顔を上げれば 明日が広がっている。

顔を上げれば 明日が広がっている。

空は、いつも違っている。
青く晴れ渡ったと思えば、恵みの雨で大地を潤す。
地平線を赤く染めたあとには、漆黒の闇に星を輝かせる。
人は、みんな違っている。
別々の土地に暮らし、それぞれの時間を生きている。
思い思いに笑い、ときどき泣き、さまざまな気持ちを秘めている。
しかし、これだけは変わらない。
みんなが顔を上げると、そこにはいつも空がある。
そして一つひとつ、すべての空はつながっている。
たとえ深い悲しみが訪れても、
人は誰もひとりではないと教えているかのように。
心を温かく満たし、明日へと背中を押してくれる空。
ひととき見上げれば、どこまでも続くその広がりから
元気が、希望が、あなたの胸に届くかもしれない。

「10月20日は新聞広告の日」 10/20朝日新聞朝刊より

いろは歌と四法印その5

いろは歌と四法印その5

「あさきゆめみじえいもせず」
「浅き夢見じ酔いもせず」
「はかない夢などみるまいぞ、
酔っているわけでもないのに」
→「涅槃寂静」となるそうです。
いずれにせよ、昔の人は偉い!

Tell me what you really feel.
本音を聞かせて。

いろは歌と四法印その4

いろは歌と四法印その4

「うゐのおくやまけふこえて」
「有為の奥山けふ越えて」
「人生という険しい山道を今日もまたひとつ越えて」
→「一切皆苦:いっさいかいく」
*はい、日々大変です。

If you open your eyes you will see a world of possibilities.
目を見開けば、多くの可能性が見えてくる。

「なぜ歯医者の子どもはムシ歯にならないのか」その11

「なぜ歯医者の子どもはムシ歯にならないのか」その11
−ニコラ歯科を開いた理由

またまた、横道にずれますが、10/18付けの朝日新聞「天声人語」に、面白い話しが出てました。10/18は発明王エジソンの没後80年だそうです。考えてみるとすごいことです。この80年の間に夜がどれほど明るくなったことか。ちなみに、電球を発明したのはエジソンではなくジョセフ・スワンで、エジソンの功績は「電灯の事業化に成功した」ことのようです。一方、コラムでは「現代人が周囲で生じる急激な変化を十分に理解するために必要とする英知は、発明それ自体か進歩する速度に比べると、はるかに遅々とした進歩を示すにすぎない」(物理学者:池内了)という深い洞察の文章も紹介しています。「いろいろな発明・進歩に人々がついて行けない、逆に支配されている」と書いてあります。
今回の「歯は磨いても、もらうもの」と少々似ていると思いませんか。歯のためには良いと理解できても、生活習慣のほうが先にきて、取り入れることができない(もしくは取り入れない)。先日、ある百貨店の外商の男性との話です。外回りで多くの人に会われるから、是非クリーニングを!とオススメしたら「1ヶ月の小遣いが3万なんです。通勤の電車賃(約160×2×20日=6400)、昼飯は千円までは行きませんが(1000×20=2万円)、残り3000円です。あと、私タバコ吸いますんで・・(クリーニング代はでません)」でした。もちろん、人の価値観はそれぞれです。喫煙者ならよけいにクリーニングが必要と思われるのですが、このかたの優先順位はタバコでした。しかも、ご自分でヤニがついていると認識されていても・・。まだまだ「歯は磨いても、もらうもの」という新しいサービスは認知度が低いのかもしれません。しかし、情報として知ったとしても、知った人が生活に取り込むスピードは遅々のようです。その遅々の歩みの中で、確実にムシ歯は発生します。このように考えてくると、ムシ歯予防の相手(敵)はムシ歯菌ではなく、生活習慣・価値観なのかもしれません。

「なぜ歯医者の子どもはムシ歯にならないのか」その10

「なぜ歯医者の子どもはムシ歯にならないのか」その10
—ニコラ歯科を開いた理由

生活者レベルでの「なぜムシ歯ができるのか」は、非常に荒っぽいかもしれませんが「歯磨きをその人のすべきこととしてきた」だと思います。歴史的に、恐らく今でも、多くの歯医者は、目の前の患者さんが子供さんであれば「君が磨かなかったから、ムシ歯になったんだよ」、大人の方であれば「あなたの歯磨き不足で歯周病になったんですよ」と言うでしょう。言われた人は認めつつも頭のどこかで「今朝も磨いたし、それなりに磨いているけど」と思うはずです。はっきり言います!「あなた自身ではきちんと磨くことはできない」のです。不可能なこと(100%磨くこと)を、さも「あなたのすべきこと」として習慣的に押し付けられて来たのです、きっと。お風呂でのシーンを思い浮かべてください。小さい頃から母親に言われてきました「耳の後ろは洗ったの?」。耳の裏、背中、踵(かかと)などでも、ご自分で綺麗にするのは困難です。ましてや口の中においてをや!

話が長くなりましたが、「ムシ歯のできるわけ」は「歯の床屋さん、美容室がない」からです。あなたの歯をきちんと磨いてくれる第三者がいなかったからです。しかし、今はいます。歯科診療所で歯科医師や歯科衛生士が、プロとして磨いてくれます。

「なぜ歯医者の子どもはムシ歯にならないのか」その9

「なぜ歯医者の子どもはムシ歯にならないのか」その9
—ニコラ歯科を開いた理由

また、少々ずれますが、ムシ歯はなぜできるかご存じでしょうか?もちろん知ってますよ、という声が聞こえてきそうです。古典的な三つの輪(カイスの輪)の図式が有名です。「歯」「砂糖」「細菌」の三つが同時に存在することで「ムシ歯」はできますよ、というものです。

三つの輪の重なり部分(=ムシ歯成立)を小さくすることで、ムシ歯は防げますよと歯科医師は言ってきました。キャンディーを果物に変えることで、しっかり磨くことで、歯質を強化することで、重なる部分は小さくなり、ムシ歯は減りますよ、という理論です。実際小学校の検診時に、このように話していました。それぞれの輪っかに気を配れば、ムシ歯無しの生活を手に入れられますよ!

数年前気がつきました。この理論は嘘ではありませんが、現実的には実行不可能なことです。人々の口の中には「歯」と「細菌」は必ずあります。もっとも「歯が一本もない人」は別です。歯のある人は食事します、すなわち砂糖を摂取します。ということは、カイスの三つの輪の重なりを小さくすることはできても、ゼロにすることは非現実的です。つまり、カイスの図は顕微鏡的にムシ歯が成立する理論であって、生活者にとっては別レベルの理論であるように思えます。

「なぜ歯医者の子どもはムシ歯にならないのか」その8

「なぜ歯医者の子どもはムシ歯にならないのか」その8
—ニコラ歯科を開いた理由

タイトルの「なぜ歯医者の子どもはムシ歯にならないのか」について話します。「白い歯ありきで予防から」ということを現実的方法はいかに?と考えると、ずばり「日々の生活に取り込む」しかないと思います。親が歯科医師であれば、ましてや開業医であれば、日々に取り込むことは容易です。しかも生まれてすぐからでも可能です。歯科医の子どもは物心ついた時には、おそらく習慣になっているでしょう。

歯科医師として、親として、このことに気がついた時に地団駄踏みました。なぜ、このことに気がついていた歯科医師は、他の子どもたちにも同じようにしてあげなかったのだろうと。しかし、もし、ある歯科医師がこのことを小さなお子さんを持つ若いお母さんに伝えたとして、何人のお母さんが「ハイ」と首を縦に振るでしょうか。

こう考えるといろいろな要因が歴史的に業界の利権なども絡まって、予防まっしぐらと、進んで来なかったのかもしれませんが、おそらくベースには「ムシ歯にはなるもんだ」「歳がきたら歯周病にはなるもんだ」という考えが、人々にも歯科医師にもあったのでしょう。しかし、今は違います。スウェーデンで考案されたPMTCの理論、システムによって、「歳だから」は否定されました。バイオフィルムが原因であると明らかになり、バイオフィルムの除去方法(PMTC)も確立されています。多くの歯科医院がPMTCを導入しています。これから、どうアプローチして行くか?寅さんの句が聞こえてきます。

「赤とんぼじっとしたまま明日どうする」渥美清

「なぜ歯医者の子どもはムシ歯にならないのか」その7

「なぜ歯医者の子どもはムシ歯にならないのか」その7
—ニコラ歯科を開いた理由

このように考えると「歯科予防の日常化・習慣化」を妨げるものは、歯科医師と患者さん・お客さんとの一対一で解決できないほど、大きな壁なのでしょうか。そうは思いません、そうではないと思いますが、今回のニコラ歯科オープンで言えることは「スムーズな予防への移行は治療からである」です。その方(患者さん)を治療する中で信頼関係が構築されて、轍を踏まないようにと予防のステージに進む。これがおそらく最も自然でしょう。21年間の桜歯科も確かにそうでした。そうであれば「ムシ歯を回避する薬」をファーストチョイスにすることは無理なのでしょうか。加えて問題は、治療が先にくると言うことは、ムシ歯が有るということですから、健康な歯を守ることはできないことになります。どうにかして、その方が歯科医師と出会う順序を変えたいのです。ムシ歯ありきで治療からではなく、白い歯ありきで予防からに、変えたいのです。