BBTime 436 タツブラシ
「春風や闘志いだきて丘に立つ」高浜虚子

句の解説には『大正二年、虚子が俳壇復帰に際して詠んだ有名な句。そんなこととは知らずに、十代の頃この句を読んで、中学生の作品かと思った。あまりにも初々しいし、屈折感ゼロだからだ。俳句の鑑賞では、よくこういうことが起きる。句の作られた背景を知らないために起きるのだが、しかし、その誤解の罪は作者が負うべきなのであって、読者のせいではない。テキストが全てだ。……という具合に基本的には考えているのだが、俳句であまりそれを言うと何か杓子定規的で面白くないことも事実だ。そのあたりの曖昧なところが、俳句世界の特質かもしれない。喜寿の虚子に、上掲の句を受けた作品もある。「闘志尚存して春の風を見る」。よほど若き日の闘志の句が気に入っていたと見える。(清水哲男)』(解説より)。復帰の理由はこちらに詳しく書いてあります。今回は「立つ」についてのお話。

先日「チョコブラシ」の立つ機能を改善しました。改善に合わせて名前も「タツブラシ」へ。以下ミンネのサイトより
『名の通り立ちます。なぜ立つ必要があるのでしょう?「歯を磨く」について根本的に考えた結果です。なぜ磨く必要があるのでしょうか・・目的はただひとつ「バイフィルム」の除去です。歯の表面に「バイオフィルム」というヌルヌルとした膜(フィルム)が作られます。このバイオフィルムがムシ歯や歯周病の原因となります。流しや洗面に見られるヌメリもバイオフィルムのひとつです。バイオフィルムには薬剤が効きません、自分でバリヤを持っているからです。このために「物理的除去」しかバイオフィルムを取り除く方法はないのです。 歯を磨いているのにムシ歯になる・・理由はシンプル「磨き残し」があるからです、磨き残しのバイオフィルムのせいです。では、できる限り磨き残しを少なくするにはどうすべきか?丁寧に磨くしかありません。丁寧に磨くとは・・歯の表面を全て磨くことです。従って従来よりも時間がかかります。三分五分では無理です、十分以上かかります。とは言え「100%磨き」は実際無理です、目標のつもりで磨いてください。 食後必ず丁寧に磨かずとも「一日トータルで全部磨く」で大丈夫です。食後のみならず、コーヒータイムの後に、ホッと一息の時に、気分転換として・・の歯磨き。いつでもどこでも歯磨き。このために歯磨きのつど「洗面」に立つのではなく「立つ」歯ブラシを作りました。タツブラシはデスクの上、パソコンの横、ベッドサイド・・直径3センチの平面があれば充分です。オススメ磨きは、歯磨き粉なしの「唾液磨き」です。唾液は免疫作用を持っています、唾液で磨くことで長い時間(十分以上)のダラダラ磨きが可能です。 グリップは使用済みの発泡酒のコルク栓で、毛はナイロン、柄はポリアセタールです。付属の透明チューブは携帯時のカバーとしてお使いください。柄の部分に刻み目(約7.5cm)があります、長さの微調整が可能です。「歯は白く、ハグキピンクに、吐息は甘く!」』以上ミンネより。

歯ブラシが「立つ」ことにより歯磨き習慣が今以上に良くなります。いつでもどこでも歯磨き!タツブラシのコンセプト(ベースになる考え方)「SEERS:シアーズ」もお読みください。「スタンドバイミー:stand by me」には「そばに立ってください」「私のそばにいて」「私の力になって」などの意味で、かたや「スタンドバイユー:stand by you」は「あなたを応援する・助ける」の意味です。今春、いろいろな「旅立ち」を迎える方へのプレゼントにも是非!
「スタンドバイユー:stand by you」がタツブラシの願いです。0930
https://youtu.be/pHa4pvspCqc
おまけ:大好きな春の句をひとつ「大人だって大きくなりたい春大地」星野早苗
カテゴリー: 歯磨き
BBTime 435 ハミガキ
BBTime 435 ハミガキ
「芹レタスセロリパセリよ血を淨めよ」山本左門

句を見てふと・・「芹」だけが漢字なのはなぜだろう、レタスなどは西洋野菜だから?。句の解説に『自然から遠ざかるほど、人は病気に近づく。京都浄瑠璃寺の住職がラジオで話していた。作者の焦燥感も、そこに根拠を持っている。歴史上、自然が昨今ほどに人間の問題となったことはないのである。その意味で、まことに現代的な俳句だ。この句は、小川双々子が主宰する「地表」(一宮市)で、今年度の地表賞を受賞した作品のひとつ。双々子は、左門句が現在の俳壇に蔓延する季語季題趣味と無縁であることを評価し、さらに言う。「季語は業のようなものだから、その純正なはたらき(詩としてのはたらき)を駆使するなど容易ではない。大方は<俳>などというはたらきを計るから、自らの居場所さえ解らなくなる為態となる」。(清水哲男)』(解説より)とありますが、後半は理解困難でした。ちなみに、芹は春、セロリは冬、レタスは春、パセリは夏の季語です。「自然から遠ざかるほど、人は病気に近く」・・賛成です!やはり人間も動物、人間の非動物化は奢りだと思います。今回はハミガキ(歯磨き粉・歯磨きペースト)について。

先日ネットで面白い記事を見つけました。『「歯磨き粉で歯を磨く」という習慣はいつから私たちの生活の一部になったのか?』(出典はこちら)。アメリカでの話ですが・・本「習慣の力」より抜粋。『1900年代はじめのある日、アメリカのクロード・C・ホプキンスという有名な実業家のもとに、旧友が新しいビジネスのアイデアを持ち込んできた。彼はヒット間違いなしのすばらしい製品を発見したという。泡立ちのよいミント味の練り歯磨きで、商品名は「ペプソデント」』(57頁より)。

『クロード・ホプキンスを何より有名にしたのは、「どうすれば消費者のあいだに新しい習慣を生み出せるのか」を考案した一連のルールだ』『しかし、そのホプキンスも旧友からペプソデントを持ち込まれたときには、あまり興味を示さなかった。アメリカ人の歯の健康状態が急速に悪化していることは周知の事実だった。国が豊かになるにつれて、人々は甘い加工食品を大量に購入するようになっていた。第一次世界大戦の徴兵が始まったとき、あまりに多くの新兵にムシ歯があったため、口腔衛生に対する意識の低さは国家の安全を脅かす問題だという政府見解が出されたほどだ』(57-58頁より)。『問題は、歯磨きの習慣がないこの時代には、ほとんど誰も練り歯磨きを買わないことだった。口腔衛生が国家の問題となっても、誰も歯を磨かなかったのである』(59頁より)。

『パートナーシップを結んで5年もたたないうちに、ホプキンスはペプソデントを地球上でもっとも有名な商品の一つに仕立て上げ、その過程で歯磨きの習慣を生み出す手助けをした』『最初に広告キャンペーンを打ってから10年後の世論調査で、アメリカの人口の半分以上にとって歯磨きが日常の儀式になったという結果も出ている。ホプキンスは歯磨きを生活習慣として確立する手助けをしたのだ』(59-60頁より)。・・続きは記事を参照ください。

ホプキンスが注目した「膜」とはバイオフィルム(biofilm)のことでしょう。『バイオフィルムとは微生物の集合体のことです。数種の細菌がコミュニティーを作って増殖した膜状のもので、細菌が外的要因(薬剤、体内の免疫反応、口腔内の環境変化など)から身を守るために作ります。台所や風呂場の排水口や川底の石にヌルヌルとした膜ができることもありますが、あれがバイオフィルムです。また、口腔内の細菌のかたまりである歯垢(プラーク)もバイオフィルムのひとつです。 歯周病の直接の原因は歯垢、つまりバイオフィルムです。歯と歯肉の境目には歯肉溝(しにくこう)とよばれる浅い溝があり、そこにたまった歯垢中の細菌が歯周病の原因になります。』(ライオンのサイトより)。

「膜:バイオフィルム」に注目したのは正しいことですが・・『リンゴを食べたり、歯を指でこすったり、歯を磨いたり、勢いよくうがいすれば、膜ははがれる。練り歯磨きは膜をはがすには何の役にも立たない。実際、当時の有名な歯科研究者の一人が、どの練り歯磨きも役に立たないし、とくにペプソデントは役に立たないと語っている』(61頁より)。

うがった見方をするようですが、ホプキンスが友人より頼まれた歯磨き粉(ペプソデント)を売らんがために仕掛けた広告により、副産物として「歯を磨く習慣」の確立へ繋がったというわけです。もちろん主産物は「ペプソデントを売る」です。

日本の歯磨き粉の幕開けを元禄年間(1688-1704)の「乳香散」とするならば、アメリカよりも200年も早いことになります・・詳しいことは「BBTime 唾液磨き」を。それにしても「役に立たない歯磨き粉」を売らんがためとは言え、結果的に歯磨き習慣の確立へ繋がったということはスゴイ事だとは思います。今回皆様に伝えたかった事は「歯磨き粉は必須ではない!」ということ。百年前のペプソデントと比べれば今のハミガキにはフッ素(フッ化物)を始めムシ歯予防・歯周病予防に効き目のある成分が入っているハミガキもありますが、過信は禁物!

今また、細菌やウイルスに効果のある「ラクトフェリン」が注目されています。ラクトフェリンは唾液にも入っています。個人的意見ですが、まずは唾液磨きを!物足りない方は最後に少し歯磨き粉をお使いください。始めから歯磨き粉を使うのは唾液のラクトフェリンがもったいない!ご自愛の程、ご歯愛の程。0670
追加:念の為、現在使用中のハミガキの成分を見てビックリ!薬用成分はフッ化ナトリウム(いわゆるフッ素)のみでした。さらにビックリは長い長い名前の「ヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリド」なんと片仮名で31文字。フッ化物の歯の表面での停留時間を長くするためのコーティング剤としての成分のようです。少しでも長くするように、31文字となっているのではないでしょうけど(笑)まさしく寿限無。このハミガキ(下の画像)は歯科医師がオススメするスタンダードなものです。この良心的なハミガキですらこうです。ドラッグストアには色々な薬効成分を謳ったハミガキが並んでいます。チューブに書いてある事は嘘ではないにせよ、実際に歯磨き時に歯の表面や歯茎に対して謳ってあるほどの効果は無いでしょう、恐らくゼロです。少なくともその値段を払う価値はありません、無駄遣いです!

さらに注意して欲しいのは「白くなる」を謳っているペーストです。「白くなる」理由が単に研磨剤の作用で「白くなる」場合、厳密に言うと歯の表面を削っていることになります。上等な磁器や銀食器を荒い研磨剤で磨くと台無しになってしまいます。同じ事が歯においても起こります、ご注意ください。ポイントは「低研磨:ていけんま」の表示があれば安心です。結局、約百年前発売のペプソデントと令和のハミガキと大差無しです。なぜなら「バイオフィルム」には薬効成分が効かないからです。ヌルヌルしているバイオフィルムですが、薬剤に対する硬いガードを持っています。イラストの跳ね返されている矢印がその意味です。ということでヌルヌルバイオフィルムを除去する方法は「物理的」に除去するしか無いのです。すなわち「歯磨き」しか効果的なバイオフィルム除去法はありません。ダラダラとある程度の時間の「唾液磨き」を重ねてオススメします。「タチブラシ」も合わせてオススメします!

BBTime 427 温々磨き
BBTime 427 温々磨き:ぬくぬく磨き
「春立つと古き言葉の韻よし」後藤夜半

立春(2/4)の朝の桜島です。句の解説には『韻は「ひびき」と読ませる。昔から、立春の句や歌は数多い。それだけに、後代になるほどひねくりまわし過ぎた作品が目立つようになってきた。止むを得ないところではあるけれど、だからこそ、逆に立春という題材をどう扱うかは、俳人や歌人の腕の見せどころでもある。「芸の人」夜半としては、そこでしばらく考えた。考えた結果、立春のあれやこれやの情景を捨て去って、一見すると素朴な発想のこの一句に落ち着かせることにした。さすが、である。つまり、この句には古今の名句や名歌のひびきが、すべて収まってしまっているからだ。さりげなく「他人のフンドシで相撲をとる」のも、立派な芸というべきだろう。脱帽。(清水哲男)』(解説より)。昨日節分で本日立春、暦の上では春ですが、寒さはこれからが本番のようです。「春が立つ」に因んで「ブラシ立つ」について。

先日、NHKラジオ第2の「体感する万葉集」に「立つ」が出てきました。霞立つ・風立つ・霧立つ・波立つ等々・・「立つ」とは「人知人力(じんちじんりき)の及ばぬものが目の前に発生する事」「自然の理によってその場に立ち現われる現象」とのこと。

立つブラシこと「チョコブラシ」・・これは人智人力によって立っています(笑)。すなわち意図あってのデザインです。自立することによって、置く場所(存在する場所)を問いません・・歯科医師的発想(感覚)かもしれませんがね。

温々のベッドで目覚めた朝、ベッドサイドに「チョコブラシ」が立っていれば・・手を伸ばして温々(ぬくぬく)のまま歯磨き可能です。歯ブラシと唾液があれば、歯磨きは可能です。チョットだけ習慣(常識)を変えてみませんか?爪楊枝使用の際に歯磨き粉は使いません、デンタルフロス(糸ようじ)も同じく歯磨き粉使用しません。歯ブラシも歯磨き粉なし、唾液だけで充分可能です。しかも口の中は言わばあなたの体内、唇(くちびる)閉じれば閉ざされた空間です。歯磨きに使う唾液はあなたの唾液・・飲み込んで何の問題があるのでしょうか、全く問題無しです。歯磨きは「洗面所」で「歯磨き粉使用」という習慣(常識)を変えてみませんか?歯磨きが終わった時にはバッチリお目覚めです!

「もうあかん追儺(ついな)の豆に歯がたたず」小寺正三
いつでもどこでも、しっかり歯磨きで句のようなことは回避できます!いつでもどこでも「チョコブラシ」オススメします。9030
お知らせ:2月は「ぬくぬく磨き」キャンペーン中です。詳しくはこちらへ!
BBTime 422 革命的
BBTime 422 革命的
「居酒屋の灯に佇める雪だるま」阿波野青畝

今冬は雪不足のようで(鹿児島は降らないので伝聞)「佇める(たたずめる)雪達磨」も少ないのでしょうか。今回は、前々回「うどんの形」に書いていた「革命的デザイン」についてのお話。

AERA の綴じ込み付録です。いつのAERA か不明ですが、まだジョブズ氏ご存命であった時だと思います。8番目の言葉として紹介されているのが「時折、革命的な製品が出てきて、すべての様相を一変させてしまう:Every once in a while a revolutionary product comes along that changes everything.」です。iMac iPod iPhone iPad・・と革命的製品を立て続けに世に送り出しました・・人々の生活は一変しました。その後、Apple Watch AirPods など、これまた人々の生活を変える(であろう)製品を生み出しました。付録の裏表紙には「We innovate out. 我々は革新で苦境を切り抜ける」とあります。

Appleデザインに関する記事『Appleに影響を与えた伝説の工業デザイナー、ディーター・ラムスの「いいデザインの10か条」』を見つけました。十ヶ条とは・・・
1)いいデザインは革命的である。Good design is innovative.
2)いいデザインは製品を使い易くする。Good design makes a product useful.
3)いいデザインは美的である。Good design is anesthetic.
4)いいデザインは理解し易くする。Good design makes a product understandable.
5)いいデザインは出しゃばらない。Good design is unobtrusive.
6)いいデザインは正直である。Good design is honest.
7)いいデザインは長く続く。Good design is long-lasting.
8)いいデザインは首尾一貫している。Good design is thorough down to the last detail.
9)いいデザインは環境に優しい。Good design is environmentally friendly. 10)いいデザインはデザインが最小限である。Good design is as little design as possible.

詳しくは、ぜひ記事を読んでください、動画も是非!これら十ヶ条のひとつひとつに納得します。特に10番目の「最小限である」は、Apple製品には色濃く反映されていると思います。結構以前よりApple製品には「取扱説明書」が付いていません。「使い易く、理解し易く、最小限」であるからこそ使用中に使い方を習得してゆくのだと思います。と同時に残り二分か三分、もしくはそれ以上を使用者に委ねているような気もします。「革命・革新」とは製品が100%そうではなく、使用することで生活を「革命的・革新的」に変えていくのではないでしょうか。

我田引水、親バカちゃんりんです(笑)。「チョコブラシ」デザインのベースには「いつでもどこでも:everytime everywhere」「くさびじょう欠損をつくりにくい」「環境に優しい」などがあります。文献上1498年に現在の歯ブラシの原型が中国で作られました。お分かりのように、五百年前と今とでは食べるものも生活様式も全くと言っていいほど違います、全く同じものは「歯の形」だけ!それ故、歯ブラシの形が五百年間不変だったとしたら・・如何なものでしょうか?チョコブラシが革命的製品と言うのは憚れますが、使う人の「歯磨き」を変えるチカラ(デザイン)を持っていると自負しております。

最後に雪だるまとスノーマンのデザインについて。先日ラジオでこの両者の違いを話してました。スノーマンはパーツが三つ「頭・胴・足(下半身)」、日本の雪だるまは「頭と胴」のふたパーツ、だから達磨さんであるとのこと。句の解説は『繁華街に近い裏小路の光景だろうか。とある居酒屋の前で、雪だるまが人待ち顔にたたずんでいる。昼間の雪かきのついでに、この店の主人がつくったのだろう。一度ものぞいたことのない店ではあるが、なんとなく主人の人柄が感じられて、微笑がこぼれてくる。雪だるまをこしらえた人はもちろんだけれど、その雪だるまを見て、こういう句をつくる俳人も、きっといい人にちがいないと思う。読後、ちょっとハッピーな気分になった。『春の鳶』所収。(清水哲男)』(解説より)。チョコブラシで磨いてもらって「ちょっとハッピー」になって頂ければ幸いです。3720
https://vimeo.com/30462683
追加:付録についてネット検索したら 2011/06/29発売号でした。因みにSteve Jobs氏命日は 2011/10/05。
BBTime 419 百年一緒
BBTime 419 百年一緒
「一所懸命紅梅も白梅も」西嶋あさ子

まだお正月気分に浸っていたいのに「紅梅白梅」とはちと早いのですが、これまたご容赦を。句の解説には『NHK放送文化研究所によると、「一所懸命」は武士が賜った「一か所」の領地を命がけで守り、それを生活の頼りにして生きたことに由来した言葉で、これが転じて「物事を命がけでやる」という意味となったという。そのうち文字のほうも、命がけで守り通すことから、一生をかけての意味を強め「一生懸命」とも書かれるようになったようだ。今では「一生懸命」と表記・表現される場合が多くなり、多くの新聞や雑誌、放送用語で統一して使用されているという。しかし、掲句を見ると、やはり「一所」でなければならないことが確かにあると思う。ひとところを死守するのは、人間も植物も同じである。毎年同じ場所で、同じ枝からほつりほつりとほころび始める。梅の花がことにつぶらで健気に感じられるのは、冴え返る清冽な空気によるものだろう。一所懸命という音には、凛々しさとともに、痛々しいような切なさもどこかに感じられる。身を切る空気のなかで咲く梅のもつ不憫さも、この言葉は抱えているのである』(解説より)。今回は一所と同じ「一緒」についてのお話(古くは一緒は「一所」と表記:新明解国語辞典より)。

拙ブログお読みの方は「ハハーン」とお分かりのように「百年一生」「百年一笑」に続いての「百年一緒」です。新明解国語辞典には「一緒:二人以上の人が同じ行動をすること」とあります・・そうです、ヒトと歯は「百年一緒」まさしく一蓮托生(正確には歯の方が若干(数年)短くなりますが)なんです。

一蓮托生・百年一緒のわけは?ズバリ「歯は新陳代謝をしないから」です。言わずもがな他の部位は新陳代謝いたします。例えば爪は6か月、皮膚は28日、髪の毛が2年から6年、心臓は3週間、胃は1週間、肝臓は2か月などで細胞が入れ替わります。3か月でほぼヒトの体の細胞が全て新しくなるとも聞きます。速いヒトでは2年で髪の毛に至る体の全てが生まれ変わることになります・・しかし歯は新陳代謝しません。そこで必要な事は・・・?

「百年一緒」は目出度い席で謡われる「高砂」に通じます。掛け軸に見られる老夫婦・・「俗謡に「おまえ百までわしゃ九十九まで、共に白髪の生えるまで」と謡うものがあり、これも『高砂』の尉・姥に結びつけて考えられている。俗説として、「百」は「掃く」、すなわち姥の箒を意味し、「九十九まで」は尉の「熊手」を表すのだという」(Wikipediaより)。驚きですね!高砂の老夫婦は熊手と箒で掃除しています。・・もうお分かりですね!百年一緒のコツは「掃除」です。新「高砂」図では尉(じょう:老人)は歯ブラシを、姥(うば:老女)は糸ようじを持って欲しいところです(一笑)。「百年一生」「百年一笑」「百年一緒」のためには諦めていただいて、チョコマカ磨いてください。チョコマカ磨きしやすい「チョコブラシ」をデザインしました、ご興味ある方はこちらをご覧ください。6750
https://youtu.be/COiIC3A0ROM
BBTime 416 百年一生
BBTime 416 百年一生
「松過ぎの又も光陰矢の如く」高浜虚子

2020/01/03投稿
箱根駅伝をみていたらサンスターの秀逸なCMに出会いました。干支にかけての「マウス」かどうかは不明(笑)ですが「100年マウス・100年ヘルス」「口は、生きるの1丁目」・・良いですね! サンスターサイトには『人生100年時代、サンスターが目指すのは、お口の健康を起点とした、全身の健康と豊かな人生。毎日習慣として行う歯みがきなどのオーラルケアは、お口の健康を守り、そして全身の健康を守ることにもつながっています。100年食べ、100年しゃべり、笑う。一人ひとり、自分らしく輝いた人生、豊かな人生を送るためにも、お口のケアを大切にしていただきたい。そのために、サンスターにできることは星の数。そんな思いを込めて企業CMを製作しました。』(サンスターより)。

『登場する0才の赤ちゃんは生えたばかりの歯が2本。女性は87才にして現役モデルを続けるフランシスさんで、現在でも自分の歯20本を保っています。これから歯とともに生きていく子供にとっても、大人にとっても、オーラルケアは人生を豊かにする大切な健康習慣です。 サンスターは今後もお口の健康を起点としながら全身の健康に寄与する情報・サービス・製品をお届けすることで、人々の健康寿命の延伸に寄与することを目指していきます。』(サンスターより)。

『出演者プロフィール Frances Dunscombe
数々の有名ブランドからも指名される87歳現役モデル。London Fashion Week に登場した最高齢モデルであり、世界各国からの取材も多数。ファッション雑誌でも表紙を飾り、Zalandoなどの大手広告のモデルにも抜擢され、現在も世代を超えたアイコン的な存在として活躍中。お口のケアを大切にし、今でも自分の歯は20本ある。また日々、心の底から正直に笑うことを大切に生活しており、モットーはポジティブでいること。』(サンスターより)。

このモデルさん、87歳ならばこの方の歯(永久歯)は81歳。動画にも歯が登場しますが、体の中で最も歳とらない(老けない)のが歯です!言い換えれば「まめな歯の手入れ」が若々しさを保つ1丁目なのです。

まめな手入れを可能にする歯ブラシ「チョコブラシ」をデザインしました。ご興味ある方はこちらをどうぞ。百年にちなんでの曲を選びました。5700
追加:百年一生の次は「百年一笑」!こちらもどうぞ。さらに「百年一緒」も!
BBTime 413 小掃除
BBTime 413 小掃除
「年の瀬のうららかなれば何もせず」細見綾子

画像は句とは裏腹に忙しい年の瀬の魚屋さんです。句の解説は『あれもこれもと思いながらも、結局は何事も満足にはかどらないまま過ぎてしまうのが、私の年の瀬。ならば、この句のように、今日は何もしないと思い決めたほうがすっきりする。天気は晴朗、風もなし。そう思い決めると、心の中までが「うららか」となる。他人に迷惑が及ぶわけではなし、何も焦ることはないのである。と言いつつも、ついついそこらへんの物を片付けたくなるのが、しょせんは凡人の定めだろうか。歳時記や古いタイプの暦を見ていると、昔の年用意は実に大変だったことがわかる。大掃除、餅つき、床飾り、松迎え、年木樵、春着の準備などなど、一日たりとも何もしないで過ごすわけにはいかなかったろう。ただし、暦というマニュアルに従って、頑張って事を進めていければ、ちゃんと人並みに正月が迎えられるようにはなっていた。マニュアル時代の現代において、そうした暦がないのも変な話とも言えようが、それだけ昔と比べて、正月の過ごし方やありようが多様化してきて、マニュアル化できなくなったということだろう』(解説より)。今回は口の中の掃除のお話。

母校(鹿児島市内公立高校)は掃除大好きでした。大掃除・中掃除・掃除(普通掃除)の三種が色んなタイミングで行われており、そのせいあって校内は見事にキレイ!そこで提案・・口の中の掃除(歯磨き)にも「大中小」を。

その日のリズム(日程)に合わせて「大中小」を当てはめてみてはいかがでしょう。朝は出勤・登校前で忙しいので「小」。昼もランチ後はあまり時間が取れないので「小」。夜だけは湯船の中で「大」など。人それぞれの「大中小」アリです。(個人的には一日二食派です)三食摂る方でも、食べる量・内容・所要時間は三食それぞれだと思います。汚れた分だけ洗えば(磨けば)いい訳で、毎食後同じ時間磨く必要はないのです・・が、やはり磨き残し・掃除のし残しがあるので、日に一度は大掃除、せめて中掃除は必要です。目安として大掃除10分以上、中掃除5〜7分、小掃除1、2分でしょうか。

オススメは「小も積もれば大となる」です。仕事や勉強の合間に息抜きに「口の小掃除」、小掃除五回でお掃除一回に匹敵します。コツ「いつも身近に歯ブラシを」!

小生の自宅大掃除の意義は「日頃しない処をする」です。同じく「口の中の磨き残し」を集中的に磨くのも大掃除並みの効果があります。ズバリ!その場所とは「上の一番奥の奥歯の奥の面」で、歯科用語で「上顎7番頬遠心面:じょうがく7番きょうえんしんめん」です。さらに8番目の「親知らず」が生えている方、生えかかっている方は、まさにその親知らずです。洗い方のコツは、まず人差し指で一番奥と思われる歯のほっぺた側の面を触ってください。そのまま少し口を閉じると、あら不思議!さらに奥まで指が入ります。そうなんです、口を開けたままだと奥の面には届きません。少し閉じると届きます。是非歯ブラシで試してみてください。歯医者の本音を言います・・この部分を治療するのは至難の技なんです。日頃歯ブラシが届きにくいのでムシ歯になる訳ですから、歯科の器具も届きにくいのです。歯磨きは口を閉じても可能ですが、治療は不可能です・・見えませんので。

毎度手前味噌ですが、この「チョコブラシ」は上顎七番頬遠心面が洗いやすい歯ブラシです。是非お試しを!詳しくはこちらへ。掃除から連想される楽曲は・・ボブ・ジェームスの「Marco Polo」です、どうぞ。3420
BBTime 410 SEERS
BBTime 410 SEERS:シアーズ
「湯豆腐やいとぐち何もなかりけり」石原八束

「緒:いとぐち」が有るや無しやはともかく、句の解説は『どうですか、湯豆腐でも。冷えてきたことでもありますし……。誘って、鍋を間にしたまでは事は首尾よく運んだのであるが、その後がどうもいけない。この人と二人きりになったら、以前から切り出そうと思っていた話題が、うまく出てこない。なんとも曖昧な会話を交わしている間に、鍋のなかはほとんどカラッぽだ。ただただ、豆腐の破片のような空しい時間が過ぎていくばかり。このとき、鍋の相手は間違いなく男だろう。湯豆腐をいっしょに食べられる女とだったら、何も話に困ることもないからである。そうですよね、みなさん。とはいっても、もしかするとこれは厄介な別れ話ということも考えられる。……と、瞬間的にいま感じた方がおられたら、隅にはおけない存在とお見受けせざるをえない。『高野谿』所収。(清水哲男)』(解説より)。今回はムシ歯予防の「いとぐち:緒」についてのお話。

ノーベル賞を受賞された吉野彰氏の講演にも出てくる「CASE:ケース」、最近、車メーカーが盛んに言い始めました。明日からの車社会の方向性を表す言葉で、メルセデスは『究極に理想的なクルマ社会の実現を目指し、メルセデス・ベンツが中長期戦略に掲げる「CASE」。その取り組みの現在、過去、そして未来像を紹介する』。トヨタは『Connected(コネクティッド)、Autonomous/Automated(自動化)、Shared(シェアリング)、Electric(電動化)といった「CASE」と呼ばれる新しい領域で技術革新が進む中、クルマの概念は大きく変わろうとしています。トヨタは、モビリティに関わるあらゆるサービスを提供し多様なニーズにお応えできる「モビリティカンパニー」として、「未来のモビリティ社会」の実現に取り組んでいます』。詳しくはリンク先をご参照ください。CASEに倣って歯磨きの新しいスタイル・チョコブラシのコンセプトを考えました。それが「SEERS:シアーズ」・・詳しく述べます。

「SEERS:シアーズ」順に
「S」saliva:サライバ・唾液=唾液磨き。 「E」everywhere/every time:エブリィウエア エブリィタイム=どこでもいつでも。 「E」easy/ecological:イーズィ エコロジカル=お手軽楽チン・環境に優しい。 「R」rest:レスト=息抜き。 「S」standing:スタンディング=継続・立っている。ちなみに英単語「seer:シア」の意味は先見者・予言者です。

「S」唾液磨き:まずは唾液磨きをオススメします。食後は水かお茶で軽くうがいして、そのままゴックンしてチョコブラシを口へ。磨きながら溜まった唾液はゴックン。唾液は歯にとってプラスになる効果をいくつも持ちます。歯の表面の再石灰化、菌に対する防御機能など「歯と口の粘膜」を守る効果があります。どうしても歯磨き粉を使わないと落ち着かない方は最後にすこーしお使いください。唾液(のみの)磨きであれば、歯磨き粉不要、洗面に立つ必要無し、うがい不要です。唾液磨きは良いこと尽くめ!磨いているとどんどん出てきます。唾液腺マッサージの替わりにもなりそうです。

「E」どこでもいつでも:画像のように小振り自立します。朝起きてベッドサイドのブラシを口へ。職場のデスクのブラシで朝みがき。ランチ後洗面(職員トイレ)での昼みがきの時も立ちますので気兼ねなく使えます。夕食後、手を伸ばして磨きながらパソコン・スマホ。夜みがき終わったらベッドサイドに立てて「おやすみなさい」。
「E」お手軽・楽チン、エコロジカル:グリップが大きいので歯磨きが楽チンです。不思議なことに長い時間磨いていても疲れないのです。ブラシ部分は交換式ですのでエコロジカル、環境に優しいです。

「R」息抜き:仕事中、勉強中のホッと息抜きにハミガキを!お茶やコーヒー飲んだ後にハミガキを!リラックスできます。
「S」立っている:立っていることでちょっと可愛いでしょ。目立つでしょ!
以上「SEERS:シアーズ」がハミガキの新スタイル!レベルアップしたムシ歯予防の「緒:いとぐち」になります。このような考えによって「チョコブラシ」を作りました、是非お試しを!0750
https://youtu.be/pHa4pvspCqc
BBTime 408 爪楊枝
BBTime 408 爪楊枝
「おでん煮えさまざまの顔通りけり」波多野爽波

都城駅前「ジャングル」の盛り合わせです。ダンチュウにここの記事が載ってます(前編 後編)。句の解説は『屋台のおでん屋。あそこは一人で座ると、けっこう所在ないものだ。テレビドラマでも映画でもないのだから、人生の達人みたいな格好の良いおじさんが屋台を引いてくるわけではない。だから、おじさんと人生論などかわすでもない時が過ぎていくだけだ。したがって客としても、そんなおじさんをじろじろ眺めているわけにもいかず、必然的に、目のやり場としては、屋台の周辺を通っていく見知らぬ誰彼の方に定まるということになる。と、まさに句のように「さまざまな顔が通り」すぎていく。それがどうしたということもなく、チクワやハンペンをもそもそと食べ、なぜかアルコールの薄い感じのする酒をすすりながら、「さまざまな顔」をぼんやりと見送っているという次第。句の舞台はわからないが、爽波は京都在住だったので、勝手に見当をつければ出町柳あたりだろうか。出町柳には、私の学生時代に毎晩屋台を引いてくる「おばさん」がいた。安かったのでよく寄ったのだが、彼女は学生と知ると説教をはじめるタイプで、辟易した思い出がある。「悪い女にひっかからないように」というのが、彼女得意の説教のテーマであり、辟易はしていたが、おかげさまで今日まではひっかからないで(多分……)すんでいるようだ。『骰子』(1986)所収。』(解説より)。

屋台ではないおでん屋「ジャングル」のカウンターに陣取ると、目に入るのは大将と奥さん(?)の仕事っぷりと長四角の鍋で出番を待つ「おでん」。カウンターにはお箸と爪楊枝・・今回は爪楊枝についてのお話です。

画像は「tanaka_tatsuya」氏のインスタグラムから。常々歯科医として「爪楊枝」に嫉妬してます(笑)。爪楊枝は店のカウンターや家庭の食卓の上に、当たり前のように鎮座していても不自然ではありません。人によっては(何故か多くはオジサン)ご馳走様の後に、これまたお決まりのように口にくわえて席を立ちます。「シーシー、ハーハー」する人もいれば、前歯で咥えたまま器用に上下させながら支払いをする人、爪楊枝の使い方も様々です。何に嫉妬しているかと言えば「卓上に自然にある」「食後にすぐ使用開始可能」の二点です。

wikipediaの「爪楊枝」読んで改めて合点しました。画像にもあるように、タコ焼きにさして食具としても使います。ピンチョスなどはまさに爪楊枝(ピン)で刺してあります。歯の清掃用具でありながら食具(食器)でもある爪楊枝だからこそ、卓上にあっても不自然ではないのですね。

以前「箸立ての横に歯ブラシ立てを!」と考えたこともありますが、今の食卓には箸立ては存在しません。また歯医者でこそ「食後に歯ブラシを」と思いますが、多くの方は食後は余韻に浸ってのおしゃべりやお酒を楽しみたい「時」です。そこで提案!余韻の後のスマホやテレビを見ながらの「ダラダラ磨き」。食後にお茶や水でうがい(口を閉じたまま)してゴックン・・これだけでも歯の表面は結構きれいになります。歯の素洗い・水洗いです。ゴックンの後はブラシに何も付けずに「唾液磨き」。ここでのポイントは二つ・・1)歯ブラシの置き場、2)立つ歯ブラシ。この寒い時期に暖かいリビングから寒々の洗面に歯ブラシを取りに行くのは億劫です。「ダラダラ唾液磨き」中の口に溜まった唾液は飲んでも問題なしです。歯磨き途中で歯ブラシを置くときに「立つ歯ブラシ」ならテーブルの上にチョコンと置けます。という考えから生まれたのが「チョコブラシ」です。是非お試しあれ!7770

追加:韓国の爪楊枝について。なんと韓国の爪楊枝は食べられます!wikipediaには『韓国では、1992年より使い捨て製品が禁止されたことから、飲食店などではトウモロコシの澱粉を原料にした食用にも出来る爪楊枝が使用されている。これによって残飯に混ざっていても、取り除かずに飼料として使えるようになった。』・・凄いですね!環境への配慮が凄い!韓国楊枝の記事は「こちら」や「こちら」に、次の画像が韓国爪楊枝です。コリャスゴイ!

おまけ:爪楊枝に関して「BBTime 310 柳と歯」で書いてます。ブログ終わりで「チョコブラシ」についても触れています。是非、お読みくださいませ。
BBTime 407 プラ依存
BBTime 407 プラ依存
「円鏡のラジオやせわし年用意」小沢昭一

まずは句の解説を『年用意は、新年を迎えるためにいろいろと支度を整えること。私などは何もしないが、それでも部屋の掃除などをはじめると大変だ。本の山をあっちへやりこっちへやり掃除機をかけたところまではよかったが、その本どもが元の場所に戻らない。どう積み重ねてみても、以前より広い場所を占めてしまう。寝る場所の確保さえ覚束なくなり、本は乱雑に積み上げたほうが狭いスペースですむという真理を発見するに至る。ところで、このときの作者は何をしていたのだろうか。ふと気がつくとつけっぱなしのラジオから、円鏡のせわしない話し声が聞こえてくる。ただでさえせわしないのに……と、さすがの小沢昭一も苦笑の図。これで三平でもからんだヒには、ラジオをぶん投げたくなってしまっただろう。『変哲』所収。(清水哲男)』(解説より)。

さて、これからよく口にし耳にするのが「よいお歳を!」。実は「来たる新年がよい年でありますように」に軸足があるのではなく「今年のやるべきこと、すべきことが万事片付きますよう、もう一踏ん張りしましょう」がメインで、結果的に「無事に新年を迎えられますよう」が本来の使い方だったようです。前半部分が省略されてお尻だけが残り「よいお歳を」の挨拶になったとのこと。「畳と女房は」で紹介した落語「芝浜」にも出てきますが、当時(江戸時代)、盆と年末が借金(売掛け金)の支払い日で「年用意」には支払いもメイン仕事のひとつでした。「払うべき借金を払って、無事に新年を・・」となる訳です。従って大晦日(31日)に「よいお歳を」は使えないのです。ちなみに大晦日の挨拶は「来年もよろしくお願い致します」がよろしいとのこと。・・枕がちと長くなりました、今回は「歯をキレイにすると地球が汚れる」というお話。

雑誌「ナショナルジオグラフィック」日本版2019年12月号に「やめられない?プラスチック依存」の記事を見つけました、大問題です!以下雑誌記事より抜粋で御紹介。

『歯ブラシ、タイヤ、たばこ、靴。これらに共通するのは、プラスチックが使われていることだ。奇跡の物質とも呼ばれるプラスチックが今、地球全体の問題になっている。』(29頁より) 。『使い勝手が良く、比較的安く作れるプラスチック製品は、どのようにして私たちの生活に欠かせないものになったのか。地球を守るために、どうしたらプラスチックへの依存を断つことができるだろう。』(58頁より)。

『10億本 米国で捨てられる歯ブラシの本数(今年の予測)。生分解性の代替製品も売られているが、プラスチック製が圧倒的に多い。』(63頁より)。ちなみに日本では年間4億本以上が使用されているようです。

『2003年にマサチューセッツ工科大学が行った世論調査では、生活に不可欠な革新技術として、歯ブラシは車やパソコン、携帯電話よりも上位にランクされた。私たちは歯の健康と引き換えに、自然に返らないごみを生み出しているのだ。』(65頁より)。

記事の最後に「私たちにできること」と三項目あげてありますが・・。二番目の「ブラシ部分が交換式の歯ブラシを選ぶ」しか現実的ではないような気がします。他に挙げるとするならば「マイブラシを持ち歩く」ことによって「ホテルの(質の悪い・歯や歯茎を傷つけやすい)歯ブラシを使わない」「歯科医院のブラッシング指導時に安易にもらわない、買わない」でしょうか。また歯ブラシメーカーはこぞって「月に1回」の交換を声高に薦めていますが、小生経験的に充分にひと月以上もつと思います。「充分に使ってから交換する」こともプラゴミ減らしにつながると思います。まとめます!・・1)「ブラシ部分が交換式の歯ブラシを選ぶ」2)「マイブラシを持ち歩く」3)「ホテルの(質の悪い・歯や歯茎を傷つけやすい)歯ブラシを使わない」4)「歯科医院のブラッシング指導時に安易にもらわない、買わない」5)「充分に使ってから交換する」

手前勝手ですが「チョコブラシ」も交換式です。グリップはコルク製です。よろしければ是非どうぞ!歯に優しい地球に優しい「チョコブラシ」です。7610