BBTime 551 去年今年

「去年今年貫く棒の如きもの」高浜虚子

この句を目にすると、鐘を撞(つ)く「撞木:しゅもく」を連想します。解説には『季語は「去年今年(こぞことし)」で新年。午前零時を過ぎれば大晦日も去年であり、いまは今年だ。(中略)高浜虚子の有名な句に「去年今年貫く棒の如きもの」がある。このときに虚子は「棒の如きもの」と漠然とはしていても、時を「貫く」力強い自負の心を抱いていた』(引用元はこちら)。2022年初投稿は去年の振り返りです。

大晦日恒例毎日新聞「余録」です。『五輪も政権もコロナに翻弄(ほんろう)された2021年。いろはカルタで振り返る。【い】いけー!璃花子(りかこ)【ろ】露骨な軍集結【は】白寿まで恋バナ寂聴(じゃくちょう)さん【に】ニューヨーク、ニューライフ【ほ】報じる執念、平和賞【へ】変異で知ったギリシャ文字【と】と/う/しば分割【ち】知の巨人旅立つ【り】立憲ふらり「路線」の旅【ぬ】拭えぬ疑惑も強シンゾー【る】ルール無用のリコール署名【を】重い軽石被害【わ】我が身省みずほ【か】画面越しの平和の祭典【よ】4冠でも道半ば【た】誰の声を「聞く力」【れ】レイレイはどっち?【そ】総務省七光り接待【つ】翼広げたパラ開会式【ね】ネバーギブアップ核廃絶【な】内部告発でFBメタメタ【ら】楽観にスガって幕【む】無理やりの森友封じ【う】宇宙でやがてセレブ婚【ゐ】異郷で無念、入管の闇【の】ノーと言えぬ石炭火力【お】王者の証しグリーンジャケット【く】軍政に抗議の3本指【や】辞メルケル【ま】マナベばいつかノーベル賞【け】権力習中【ふ】文通するのに100万円【こ】ごっつぁん理事長【え】エンジンはないねん【て】天高くツバメ舞った秋【あ】あれ、COCOAどこ?【さ】サイゴンかぶーる陥落【き】銀ぶら男爵【ゆ】夢の満票、賞タイム【め】名横綱は孤高の花道【み】見せる野球がシンジョー【し】10万円で混乱分配【ゑ】えせ統計は消しゴムで【ひ】火の車半導体【も】盛られ続けた土砂リスク【せ】選挙より占拠のトランプ流【す】捨てマスク【京】きょうの祈り、鎮魂の10年』(2021/12/31余録より)。

毎年いくつか理解困難なものがります。昨年は「【れ】レイレイはどっち?」のひとつ。家人に聞くとすかさず「双子のパンダ」とのこと。もし不明なイロハがあれば検索してみてください。今回は寅年にちなんだ四曲です。では皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。

BBTime 550 Stay Foolish!

「バカだなと目が言うホットウイスキー」火箱ひろ

句の解説を読んで・・確かにウイスキーの湯割りをホットウイスキーとは呼びませんね。『サントリーの「ウイスキー入門」によると、ホットウイスキーは「あたたかいグラスから柔らかに香るウイスキーのおいしさは格別」「アウトドアで飲めば、暖をとるのにも効果的」とある。蜂蜜やシナモンなどを加え、お湯割りと言わないところがお洒落感を募らせる。寒い日に頬を明るく染めて、大きなマグカップで飲むホットウイスキーは、気心の知れた者同士がよく似合う。掲句の「バカだな」は声には出していないが、発しているも同然、しかも甘い言葉として。男が女に向かって言う「バカだな」も、女が男に向かって言う「バカね」も、どちらも言葉通りでないことをふたりはじゅうぶんに承知している。というわけで立派なのろけ句なのだが、ほんわかあったかい気分になるのは、やはりホットウイスキーの効果だろう。『火箱ひろ句集』(2013)所収。』(解説より)。今回は「バカな覚悟」について、12/15付のほぼ日「今日のダーリン」より。

以上「今日のダーリン」12/16付より

「バカ」と聞くとジョブズの2005年6月にスタンフォード大学卒業式でのスピーチを思い出します。『亡くなったスティーブ・ジョブズ氏は多くの印象的な言葉を残した。中でも2005年に米スタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチは、自らの生い立ちや闘病生活を織り交ぜながら、人生観を余すところなく語り、広く感動を集めた。「ステイ・ハングリー、ステイ・フーリッシュ」』(引用元)。「Stay Hungry. Stay Foolish. And I have always wished that for myself. And now, as you graduate to begin anew, I wish that for you.  Stay Hungry. Stay Foolish.」(全文はこちら)。・・ハングリーであれ。愚か者であれ。

小生(歯科医)における「バカな覚悟」とは、ムシ歯予防カフェ開店です。カフェに通うだけで歯の健康維持ができる・・そんなカフェです。今日のダーリンにあるように『いまに「適応」するだけでなく、「予測や予想」を考え、そこに向かって進むのでもなく、「望み、望まれている未来」に向かって歩んでいく。これは、「ちょっとバカ」に思われるという覚悟が、とても大切だということをも意味していますよねー』。まさにそんなバカな、バカみたいなこと、バカもやすみやすみ言え・・「ムシ歯をつくらせないカフェ」・・来夏に鹿児島市でオープンします(バカな覚悟として宣言)。皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。

BBTime 549 唇

「数へ日やレジ打つときの唇うごく」小原啄葉

画像はどう見ても「レジ打つ人」の唇には見えません(笑)が。皆さんマスクしておられますので、そもそも「唇」は隠れています。今回は「唇」についてのお話。解説には出てきませんが「唇うごく」は「くちうごく」と読むのでしょう(おそらく)。先日の朝日新聞「折々のことば」に目が留まりました。

『唇のまわりに、文化が横たわっている。 ミッシェル・セール  食べる、味わう、話す、歌う、泣く、笑う、愛撫(あいぶ)する。口は文化を最も基本的なところで担う器官だ。知性の原型もそこから蠢(うごめ)きはじめる。赤子は物の形状を囓(かじ)って確かめるし、考えるとはそもそもが、ものごとを吟味すること、つまり味わい分けることだ。そしてホモ・サピエンス。語源をたどれば「味わう人」を意味する。フランスの哲学者の『五感』(米山親能訳)から』(朝日新聞12/16付「折々のことば」)。

かなり前ですが、拙文に「さてタイトルの三つの語句(マンジャーレ・カンターレ・アモーレ)。イタリア語をかじった方はご存じ、イタリアに興味ある人にも耳なじみの言葉でしょう。イタリア人は「食べる・歌う・愛する」ために生きていると、よく日本では評されます。これに関するイタリア人の興味深い記事を見つけました。来日後はじめこそ面白いと感じたが、あまりにも目にするので、今では次元の低いステレオタイプだと思うようになったとのこと。同時に、ふと気がついたそうです。この三つはすべて「口という器官」が関係している!言われてみればそうですね。食べる、歌うはもちろんのこと、彼の解釈では「愛する=キス」で、やはりくち」(ハナ通信No.73)。

イタリア人と言えば・・こんな言葉も。『「陽気にならないと、人はいい仕事ができないぞ」ディエゴ・マルティーナ  日本文学研究家・詩人が引くイタリアの塗装職人の言葉。一日中マスクをしているからか、それとも世間の空気のせいか、仕事中は鼻歌をほとんど歌わなくなった。歌は嫌な仕事にものせてくれるし、まわりの空気もほぐす。適度のゆるみがないと、作業も軋(きし)んで不快な音を立てる。イタリア人は何より「余裕」を大事にする。無理をするのは御法度。『誤読のイタリア』から』(朝日新聞7/26朝刊「折々のことば」より)。歌う・・まさにカンターレ!

唇の脇役」も投稿しております、どうぞ。「唇のまわりに、文化が横たわっている」を考えるに、動物であれば何はさておき「食べる」ことが最優先事項。まさに物事のイロハとはイ=胃、ロ=くち、ハ=歯となります。これがヒトなら、より正しくは恐らく「歯口胃=ハロイ」。歯と口を同じとすれば「ハ・イ」。「ハイ」に携わるのが「ハイシャ(歯医者)」・・おあとが宜しいようで 皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。

BBTime 548 耳

「楽観的蜜柑と思索的林檎」神野紗希

これを見るとただ単に連語?と思えるような俳句です。解説には『句集「すみれそよぐ」(朔出版)から。ミカンとリンゴを楽しんでいる感じ。我が家の卓上には、ミカンとリンゴのほかに黒くなりかけた欲情的バナナ、すこし硬い禁欲的キウイ、そして軟化した蠱惑的(こわく)柿がある。そういえば、物理学者で俳人、随筆家だった寺田寅彦に今日の句の先例のような句がある。「客観のコーヒー主観の新酒かな」』(毎日新聞2020.12.25朝刊)。さて、今回は前回「歯と眼」に続く「耳」・・耳寄りなお話。

炬燵みかんで楽観的、ニュートンやジョブズでりんごは思索的なのでしょうか。さて小生の好きな耳に「食パンの耳」があります。色々な活用法がありますが、マイブームは「耳とデュカ」です。いたってシンプル、耳にデュカをのせオーブンで5分ほど焼き、オリーブオイルをのの字にかけてハイ、イタダキマス、サラダがあれば最高です。

昨今毎日のように耳にする「フードロス」問題、まことにもったいない話です。水上勉さんの本に「野菜の切れ端、葉っぱなどを使いちゃんとした料理にするのが精進料理である」というような下りがありました、御意。パンの耳のさらに良いことは「安い」こと。いつもパン屋にあるとは限りませんが重宝しています。美味しく頂いて食物の有り難みを感じ、同時に歯の有り難みも噛みしめてください。

先日、拙ブログの読者の方より「曲の選考基準は?」との質問、お答えします。二つあります。ひとつはブログ内容に「ちなんだ曲」。もうひとつは「いい曲みっけ!」での選択。今回は「いい曲みっけ」の曲です。数日前朝、ラジオから昔懐かし「September」のイントロ・・ところが男性アナウンサーは曲名紹介で「December」・・あれ?十二月ではなく九月でしょ!と突っ込みました。再度、曲の終わりに「ディッセンバー」と。調べましたら何とありました。もちろん原曲はアース・ウインド・アンド・ファイアの「セプテンバー」で、この曲のクリスマスバージョン「ディッセンバー」があったのです。もう一曲は「林檎」にちなんでフランス人歌手「Pomme:ポム(林檎)」の曲です。では皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。

BBTime 547 歯と眼

BBTime 547 歯と眼
「レノン忌より小さき記事なり開戦忌」藤本章子

前回アップから日が流れました。さて、ご存じのように本日12/08はジョン・レノンの命日、1981年のことで満四十歳。また日本人にとって12/08は「真珠湾攻撃」(ハワイ時間12/07)。日本が開戦に踏み切った日に平和を謳ったジョン・レノンが亡くなるとは・・涙。句の解説には『今日十二月八日はかつての大戦の開戦日であり、ジョン・レノンの命日でもある。日本人にとって、いや世界の人類にとって、どちらが社会的に大きな出来事であったかは言うを俟(ま)たない。だが、この日の新聞はレノンの忌のことを大きく取り上げていたというのである。むろんレノン忌のことも風化させてはなるまいが、開戦の日のことはなおさらだろう。だが、ジャーナリズムとは残酷なもので、戦争の記憶の風化を嘆く舌の根も乾かぬうちに、かくのごとくに事態を風化させて平然としている』(解説より抜粋)。今回は最近目にした記事について。

雑誌プレジデント12.3号です。タイトルは「歯と眼の大問題」・・歯科と眼科について比較しながら誌面は進みます。主たる病気と治療法、かかる患者費用、はたまた大学の国家試験合格率や給料の比較まで。歯科医から見ると特に目新しい記事はあまりないように感じました。目を通し終わって強く感じたことは(connoteの読者の皆さんならおわかりでしょうが)根本的なことに着目していない!

例えば「緑内障」・・日本での失明原因1位。「しかし、緑内障の根本的な原因は今のところ不明です」(34頁より)。「白内障」・・「白内障は、糖尿病安堵に合併して起こることもありますが、原因の大半は加齢によるもの。誰にでも起こる老化現象の一つです」(36頁より)。原因不明もしくは加齢による病気ですから、人にとって避けられない病気と言えます。

一方歯科では「歯周病」・・「歯の表面に「バイオフィルム」と呼ばれる歯周病菌の巣窟をつくります。・・それによって、歯周組織が破壊されていくのです」(38頁より)。また「毎回1時間磨いてくれたら、歯周病は治る」(41頁より)とも。歯科の二大疾患は「ムシ歯」と「歯周病」、原因はともにバイオフィルムであり、バイオフィルムの物理的除去によって発症を阻止することができるのです。ズバリ言います!緑内障や白内障の発症を避けることはできませんが、ムシ歯と歯周病はほぼ完全に予防できるのです。この点が根本的に異なるのです。

オマケをひとつ。前回「アマゾン脱出!」でコーヒーカウンティ(coffee county)を紹介しました。小生、毎朝ハンドドリップで淹れて飲んでおります。加えて月に最低2本は赤ワインを楽しみます。このため月に一度の歯のメンテナンス時に、ステイン(外来性着色)をとってもらいます。偶然インスタグラムで見つけたこの歯磨き粉「MASHIRO:マシロ」結構良さそうです。ポイントは使う量を少量にすること。ケチって使う方が懐に優しいし、何と言っても歯に優しいのです。ピンクのザクロとグリーンのハーブミントの二種のフレーバーがあり、30gで1800円。今回の歯磨き曲はもちろんジョン・レノンの「Happy Xmas(War Is Over)」。では皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。


BBTime 546 アマゾン脱出!

「あたたかき十一月もすみにけり」中村草田男

先日(11/29)の桜島、まさに小春日和。解説には『昔から、この句が好きだ。なんということもないのだけれど、心がやすまる。実際に今年の十一月も暖かかったが、そういう事実を越えて、何か懐かしい響きを伝えてくれる句だ。意図的に使われている平仮名の、心理的な効果によるものだろう。字面は詠嘆的なのだが、詠嘆がまといがちな大袈裟な身振りを、やわらかい平仮名がくるんでしまっている。ほど良い酔い心地。そんな感じもする。そしてちょっびりと、同時に明日からの「酔いざめの師走」が暗示されていて、そこがまた読む者の琴線に微妙に触れてくるのだ』(引用元)。解説には「ほど良い酔い心地」とありますが、地球温暖化を憂うに「酔い心地」とは言っておれません。掲句は11/3掲載「BBTime 543 Disaster」でも引用しております。今回、ほんの僅かでも温暖化阻止に貢献したいと思いつつ・・コーヒーについて。

先月からウエーブ式ドリッパーを使っています。それまでは紙フィルターの横と下を折ってドリッパーにセットするタイプでした。このウエーブタイプの方が美味しいです。紙フィルターが残り少なくなってきたため近所のスーパーに・・このタイプはありませんでした。アマゾンで頼めば少々送料がかかりますが数日で手元に届きます。ポチッとしようとして「待てよ」・・運送中にCO2排出するよな。ということで探しました、ハンズにありました。・・今回アマゾン脱出成功、温暖化阻止の僅かな一歩!

このドリッパーで何を淹れているの?・・「coffee county」の豆です。行きつけのパン屋「panis:パニス」で飲んで感動!コーヒーカウンティの豆を色々と飲むうちに、(この歳になって)やっと味の違いがわかるようになりました。今では毎朝起床後の儀式となりました。「次のおやつ」001クルミっ子とカウンティの珈琲、最高です。「次のおやつ」002プティ・ピエールにも好相性!「次のおやつ」003はcoffee countyの豆。

画像はcoffee countyのサイトから拝借。ちなみにBBTime 545 Epinard はこちら。写真だけですが、コーヒーどうぞ。皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。



お知らせ 2021/11/26

お知らせです。
いつも「connote.jp」を読んで頂きありがとうございます。
実はサーバーがサイバー攻撃を受け、現在復旧中です。
当面の対応策として「note」にアップしてゆきます。
connoteからnoteへ。
BBTime 545 Epinard:エピナール アップしています。
ここ数日で冬到来!です。皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。
カルノ

BBTime 544 Tirami su!

BBTime 544 Tirami su! ティラミス!
「立冬のクロワッサンとゆでたまご」星野麥丘人

今年の立冬は11/7、予報では最高気温24度。暖かい立冬になりそうです(やはりDisasterの始まりでしょう)。俳句はクロワッサンなのに画像はティラミス!・・先日(11/1)、ティラミスの生みの親の訃報を目にしました。今回はティラミスについてのお話。

記事によると『イタリアで、ティラミスの生みの親とされるアルド・カンペオル氏が死去した。92歳だった。Il Messaggeroが報じた』『カンペオル氏が暮らし、働いていたイタリア北東部ヴェネト州の知事は「アルド・カンペオル氏の逝去に伴い、トレヴィーゾヴェネト州)はその料理とワインの歴史において新たにもう一つの星を失った。同氏のレストラン経営者としての長い活動と『Alle Beccherie』(カンペオル氏のレストラン、Esquire)は、最高のおもてなし、質、礼儀を基盤とした何十年にもわたるトレヴィーゾのより良き伝統をつくってきた。彼の顔から笑顔が消えることは決してなかった」と哀悼の意を表した』(引用元)。

『まさにトレヴィーゾのカンペオル氏のレストランで1960年代にティラミスが初めてつくられたと考えられている。レストラン「Alle Beccherie」のシェフがバニラアイスをつくっているときに、卵と砂糖を混ぜたものにうっかりマスカルポーネを落としてしまったのがきっかけだとされている。その後、レストラン経営者とその妻がこれにサヴォイアルディ(フィンガービスケット)などを加えたという。ティラミスはイタリア語で「私を引き上げて」という意味。アルド・カンペオル氏は、50年以上にわたってティラミスの特許を申請していなかった。ティラミスのオリジナルレシピは、2010年になってイタリア料理アカデミーで公証によって登録された』(引用元)。ティラミスについてより詳しくはこちら

さてこの「ティラミス」最後にアクセントがあります。しかも意味は「私を引き上げて!」転じて「元気にして!」なんです。調べると『1990年代に日本に紹介され、あっという間にイタリアのお菓子の代名詞となった「ティラミス」は、ご存じの通り tiramisù と書きます。このようにつながって綴るとわかりませんが、実は立派なイタリア語のフレーズなのです』(引用元)。『Tirami su ! (ティーラミ ス!)どうでしょう?分解すると、 tira が「引き上げる、もちあげる」の動詞 tirare 、 mi は「私を」という人称代名詞。そして su は「上に」という意味になります。つまり「私を上に引きあげて」ということで、「私を元気にして」「私を励まして」といった意味のフレーズだったのです』(引用元)。

ちなみに冒頭のクロワッサン、フランス語で三日月の意味。由来は・・『1683年トルコ軍の包囲を打ち破ったウィーンで、トルコの国旗の三日月になぞらえたパン、クロワッサンを焼き上げたという伝承があるが、これは事実に反する』とのことで、より真実に近いのは『その頃ヨーロッパ中で最も権力のあったハプスブルク家のオーストリア宮廷では、全ての分野でヨーロッパ最高の職人を雇っていた。パン職人は、その頃最も評判の良かったデンマークのパン職人が担当していた。マリー・アントワネットがフランスに嫁いだ時、デンマークのパン職人も同行し、デニッシュペストリーの生地で作ったのが最初のクロワッサンだとされている』(引用元はwikipedia)。小生、クロワッサン好きです。新しいパン屋を見つけると、まずはクロワッサンで評価します。皆さま、ティラミスを楽しんだあとも、ご自愛の程ご歯愛の程。5700



ティラミスお替り!お替りはこちら「イタリアのティラミス」

BBTime 543 Disaster

BBTime 543 Disaster:大惨事
「あたたかき十一月もすみにけり」中村草田男

本日11/3で霜月は始まったばかりですが・・句の解説(1999/11/30)『昔から、この句が好きだ。なんということもないのだけれど、心がやすまる。実際に今年の十一月も暖かかったが、そういう事実を越えて、何か懐かしい響きを伝えてくれる句だ。意図的に使われている平仮名の、心理的な効果によるものだろう。字面は詠嘆的なのだが、詠嘆がまといがちな大袈裟な身振りを、やわらかい平仮名がくるんでしまっている。ほど良い酔い心地。そんな感じもする。』(解説より抜粋)。1999年から二十年余り・・今では!今回はイギリス開催中の「国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)」に絡めてのお話。

先日(10/27)アップされた動画は必見です。会議場に恐竜が現れてのスピーチ。内容は『皆さん、よく聞いてほしい。私は絶滅について、1つか2つのことくらいは知っているんだ。だから、あなたに話をさせてくれ。・・これは明らかなことだと思うが、絶滅に向かうことは悪いことだ。人間たちは自分たち自身も絶滅させるのか?それは、過去7000万年の間に私が聞いた話の中で、最も馬鹿げている。・・少なくとも、私たちは小惑星の直撃を受けた。あなたの言い訳は何なのだ?あなたは気候災害の責任者なんだ。しかしながら、政府は毎年、数千億の化石燃料に公的な助成金を費やしている。巨大な隕石への助成金として年間数千億ドルもの大金を費やすと想像してみたらよい。それが、今あなたたちがしていることなのだ!・・それらのお金で出来る他の全てのことに、考えをめぐらしてみてほしい。世界を見渡せば、貧困の中で暮らしている人がいる。(お金の使い道として)彼らを助けることの方が理にかなっていると思わないか。私には分からないが…このまま、人類の絶滅にお金を払っていくのか?・・ちょっと真面目に言わせてほしい。あなたは今、経済を立て直し、このパンデミックから立ち直るとても大きな機会を手にしている。これは人類にとって、大きなチャンスなんだ!・・だから、私の大胆なアイデアを披露しよう。絶滅を選ぶな。手遅れになる前に種を救おう。あなたたち人間が言い訳をするのをやめ、変わり始める時が来たのだ。ご静聴ありがとう。』(出典はこちら)。

これは人事(ひとごと)ではなく、全国民全地球人において、今から真摯に取り組み行動を開始すべきことです!もう、言われるまでもなく日々実践されている方も多いことでしょうが、追加してください。歯科医師からのお願いはズバリ「歯科治療の削減」です。歯磨き不足・メンテナンス不十分で奥歯にムシ歯ができました。歯科医院に行くと「ムシ歯ですので削って、型をとって、パラジウム合金の詰め物を入れます」・・残念ながら、毎日のようにこのようなこと(歯科治療)を行っています。この金属インレーが歯にセットされるまでに、どれほどの化石燃料が消費され温室効果ガスが排出されることでしょう。ムシ歯を作らなければ、この治療は発生しませんから排出量ゼロです。繰り返します、どうかムシ歯をつくらないでください。歯科においての温室効果ガス排出ストップにあなたも参加してください。お願いします!皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。5160




「It’s time for you humans to stop making excuses and start making changes.」

BBTime 542 ご歯愛の程

BBTime 542 ご歯愛の程
「いちまいの皮の包める熟柿かな」野見山朱鳥

この時節、好きな句です。解説には『掌に重い熟した柿。極上のものは、まさにこの句のとおり、一枚の薄い皮に包まれている。桃の皮をむくよりも、はるかに難しい。カラスと競い合うようにして、柿の熟れるのを待っていた我ら山の子どもは、みんな形を崩さずに見事にむいて食べたものだった。山の幸の濃密な甘味。もう二度と、あのころのような完璧な熟柿を手に取ることはないだろう。往時茫茫なり。なお、この句には、同時にかすかなエロスの興趣もある。『曼珠沙華』所収』(解説より)。先日スーパーの「おつとめ品コーナー」に熟柿を見つけ即購入。この歳になって熟柿の無駄のない、手を汚さない食べ方を発見しました(笑)。注意深く水洗いして、そのまま(皮を剥かずに)しゃぶりつく!今回はご自愛ならぬ「ご歯愛」について。

吹く風が冷たくなるこの季節、患者さんの主訴(しゅそ:主な困り事)でよく耳にするのが「しみる」です。冷たいものを口に含むとしみる、風が当たるとしみる、歯を磨くとしみる等々。「しみる」と聞いてまず思うのが・・「当たり前ですよ、歯は生きてますから」・・もちろん言いはしませんが。ご存じとは思いますが、歯は生きています。人体の中でもっとも硬い部分ですが、血が通い神経も通っています。ゆえに「しみる」を感じるのです。

日頃「歯は生きている」「血が通い神経が通っている」をさほど感じずに生活しておられると思いますが、歯は生きています。歯のみならず、歯を支える顎の骨や骨を覆う歯茎(歯肉)ももちろん生きています。あなたの歯にもっと愛を!「ご歯愛(じあい)の程」の意味するところです。

もちろん日常生活に支障が出るほど「しみる」場合は治療します。軽度なら「しみ止め」でコーティングしますが、日々の歯磨きによってコーティングは剥がれ再発します。楔状欠損や重度の「しみる」場合は、ムシ歯治療と同じように表面を削って詰める処置をします。ヒトの体は10万年前とほぼ変わっていないそうです。10万年前のヒトが氷水を日頃、口にしたでしょうか?過度な温度の食べ物・飲み物、過度な味付けの料理、砂糖のふんだんに入った食べ物を口にしたでしょうか?ヒトの体は狩猟採集で食物を得ていた頃とほぼ同じです。歯も生き物、いたわってやってください。皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。4080