BBTime 501 唾液主犯
「マスクして我と汝でありしかな」高浜虚子

はじめに句の解説から抜粋。『国内での転勤とはいえ、当時の交通事情では、これからはなかなか気軽に会うこともできない。そこで送別の会を開き、このような餞(はなむけ)の一句を呈した。お互いがいま同じようなマスクをしているように、同じように俳句を作ってきたので、外見的には似た道を歩んできたと言える。だが、振り返ってみれば「我」と「汝」はそれぞれの異なった境地を目指してきたことがわかる。これからも「汝」は「汝」の道を行くのであろうし、「我」は「我」の道を行く。どうか、元気でがんばってくれたまえ。』(解説より抜粋)。今回は「感染の主犯は唾液でしょう」のお話。

昨年末から「歯磨きクラスタ」の記事を複数、目にしました。まずは「歯磨き時に複数人が洗面所利用でクラスター発生か」の記事。『洗面所で同じ時間に複数人が歯磨きし、感染が広がった可能性がある』とのこと。もうひとつは「原因は蛇口か大江戸線の集団感染歯磨きなどで・・」(記事はこちら)。『歯磨きの時、ウイルスを含んだ唾液が飛び散った手で蛇口に触れるなどしたことで感染が広まった可能性が高いというのです。洗面所の蛇口は歯磨きのほか、手洗いやうがいをする時などにも使われていました』(引用元)。これらを踏まえると、感染拡大の主犯はやはり「唾液」のようです。老婆心ながら言い添えますが「決して歯磨きが犯人ではありません!」・・歯磨きはきっちりしてください。

マスクなしの会話、会話しながらの食事、狭い部屋でのカラオケ・・など共通点はやはり「唾液」です。他人の唾液をおそらく直接飲み込む・吸い込むことで感染すると思われます。このように考えると、神社仏閣での「手水:ちょうず」は極めて意味あることです。「清める」とは具体的に実際の行為として何なのか?答えは「手指と口の中を洗う」こと。いかに神主さんやお坊さんが賢かったかが窺い知れます。

その手水場(洗面所)でのクラスタ発生ですから問題は深刻です。手水の作法の最後は使った柄杓の柄の水洗い(水で流す)です。流石に現代、自宅以外の洗面所で使用後に蛇口や洗面を洗いません。しかしこれからは洗いましょう!

不特定多数が使用する洗面・手洗いを使用する際には・・1)まず水栓などは感染していると考える。2)可能な限り使用しない。3)やむを得ず使用する場合は、水を出して手を洗う前に水栓を洗う。4)水栓を洗い、手を洗い、もう一度次の人のために水栓を洗い水を止める。5)レストランなど可能な場合は、備え付けの使い捨て紙で手を拭き、もちろんその紙は捨てる。6)紙が置いてない場合が多いので、ポケットにティッシュを入れておき、それで手を拭き捨てる。

もちろん、マスク常時着用は必須マナーです。自分の唾液を少しでも飛ばさない、他人の唾液を極力直接吸い込まない。会食時は、向き合うのではなく横に座る。換気扇の近くの席を利用するなど・・他人のみならず「唾液」がどのように拡散したり付着しているかを考えることが肝要かと思います。

手指(しゅし)消毒も大切ですが、より重要なのは「唾液」の流れ・動きの認識でしょう。しかし、紹介した記事を読むごとに重い気持ちになります。なぜなら「既にウイルスが蔓延している」と思われるからです。公衆の洗面を使おうが、話しながら食事しようが、ウイルスがいなければ感染はしません。記事に関する人々はPCR検査で陽性ではなかったと思います(自覚症状なく勿論未検査)。まさに人知れずウイルスはあなたの身近に漂っている、付着している可能性が十分にあると考えて自己防衛するしかありません。最後に言い添えますが、歯磨きは口の中の免疫能を高めます!歯磨きが犯人ではなく、唾液が主犯です(おそらく)。歯磨きはしっかり、皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。8750
BBTime 500 緒:いとぐち
BBTime 500 緒:いとぐち
「湯豆腐やいとぐち何もなかりけり」石原八束

まずは解説を・・『どうですか、湯豆腐でも。冷えてきたことでもありますし……。誘って、鍋を間にしたまでは事は首尾よく運んだのであるが、その後がどうもいけない。この人と二人きりになったら、以前から切り出そうと思っていた話題が、うまく出てこない。なんとも曖昧な会話を交わしている間に、鍋のなかはほとんどカラッぽだ。ただただ、豆腐の破片のような空しい時間が過ぎていくばかり。このとき、鍋の相手は間違いなく男だろう。湯豆腐をいっしょに食べられる女とだったら、何も話に困ることもないからである。そうですよね、みなさん。とはいっても、もしかするとこれは厄介な別れ話ということも考えられる。……と、瞬間的にいま感じた方がおられたら、隅にはおけない存在とお見受けせざるをえない。『高野谿』所収。(清水哲男)』(解説より)。今回はいとぐちについて。

このタイミング(1/13)で、新型コロナの新型が現れるとは・・(トホホ)。前回の「知るほどに」に書いたように、まさに神のみぞ知る明日、来月、今春です。さて依然として治療法のいとぐちがまだまだのようですが、感染予防の「ヒント・いとぐち」ではないかと思うことがあります。手前味噌ですが「歯科診療所でのクラスタは少ない」のです。はっきり言うと小生の知る限りでは「歯科診療所でクラスタ」はいまだゼロです(情報が少ないだけかも知れません)。訳を考えました、結論から申します。新型コロナウイルス感染症は「ウイルスを含んだ唾液沫を直接飲み込むと感染しやすい」のだと思います。

歯科治療中をイメージしてください。患者さんは口を開け、歯科医やスタッフは口の中を覗き込みます。唾液を触りますし、マスクしていない患者さんと会話します(患者さんがマスクしていると治療不可)。にもかかわらず意外と感染しないのです。従事者(歯科医師・歯科衛生士・歯科助手)は、マスク・グローブは必須で小生はメガネ(拡大鏡付き)を着用します。マスクの上からフェイスガードなどは使っていません。他の医療従事者と大きく違うのは「バキューム」だと思います。ご経験おありでしょう、口の中の唾液などを吸うバキュームで、これは究極の換気です。仮にウイルス保有者が患者さんとして口を開けていても、その方の唾液の飛散はバキュームよって阻止されるのです・・おそらく。

と言うことは・・繰り返しますが「唾液沫を直接吸い込まないこと」が緒(いとぐち)だと思います。具体策として、常時マスク着用、会話の際はマスク必須、食事時は可能な限り横並び(対面ではなく)で席につく、怪しい人(感染疑わしい人)とは会話も食事も遠慮する、など自己防衛策でしょう。先日「海鮮丼」の有名な魚屋さんで食事した際、相席のママ友と思われる二人の女性のお一人が、マスクなしで結構大声で喋り続けていたので、思わず別テーブルに移りました。美味しい海鮮丼が「感染丼」になったら洒落にもなりません。

「湯豆腐の湯気に心の帯がとけ」金原亭馬生(十代目)・・気持ちはわかりますが、帯や褌はしっかりと締めてください。以前、京都妙心寺で坐禅したことがあります。食事の際、原則無言です。無言で美味しいものを食べることほど、苦しいことはありません。美味しいものを口にすると話したくなります。しかし、今だけは・・自制するしかないでしょう。

「湯豆腐やいのちのはてのうすあかり」久保田万太郎・・久保田万太郎はこの句を詠んだ五週間後に急逝しています。「いのちのはての」ではなく「命を救う」薄明かりとは、ひとりひとりの行動です。マスクも有効です、二枚目マスクである口の免疫も有効です、そのために口の中はキレイに。今こそ定期的口腔内清掃をお忘れなく!皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。7010
BBTime 499 知るほどに
BBTime 499 知るほどに
「神のみぞ知ることの多すぎる春」稲畑廣太郎

「春」には、ちと早いのですが・・『平成二十二年三月、と前書きがある。この一年後の平成二十三年三月から今日までのさまざまを思うとまさに、多すぎる、が今現在の実感として伝わってくる。掲出句が生まれたきっかけは何か個人的なことだったのかもしれないが、クリスチャンである作者の神に対する思いは常日頃からきっと深く、全ては神の思し召し、と受け止めていたと思われる。それでもそれにしても、と口をついて出た言葉がそのまま一句となっている。大地が芽吹き花が咲き、多くの人生の門出が祝われるこの季節に、その人生が思いもよらない方向へ行ってしまう出来事が次々起きる昨今。五、五、五、二、の破調が、そんな不本意な春をこの先もずっと語り残す。『玉箒』(2016)所収』(解説より)。東日本大震災は2011年平成23年3月11日、阪神・淡路大震災は1995年平成7年1月17日のこと。

「神のみぞ知る」と発言してブーイングを受けた大臣もいましたが、この世はまさに「神のみぞ知る」「一寸先は闇」です。明けたばかりの2021年もこの先どうなるやら。今回は違う意味合いの「知る」について。

洋書「CHIC SIMPLE」の前書きに「The more you know, the less you need.」とあります。訳せば「知るほどに、必要なくなる」でしょうか。前回「人生の触媒」に書きましたが、まさに小生にとってのいいモノは「The more you know, the less you need.」です。ちなみにこれはアボリジニの言葉です。

学生時代に「閾値:いきち・スレスホールドthreshold」を習いました。例えば「痛い」・・人によって痛みの感じ方(痛いか、痛くないか)は異なります。痛みに対する閾値が低い人は、ほんの少しの刺激でも「痛い」と感じ、閾値の高い人は言わば「痛みに強い」「痛みに鈍感」となります。閾値とは、その人のその物事に対する物差しであり、最低限の基準と言えましょう。

話を「知るほどに」に戻します。スペシャリティ珈琲を知って外食の際、デザートと共に供される珈琲が飲めなくなりました。選択肢があれば別の飲み物にします。それまで珈琲は黒っぽく苦いもので、ミルクと時に砂糖も加えないと飲めないと思ってました。確かにコーヒーの歴史ではストレート珈琲は亜流です。今ではストレートで飲む方が小生にとっては本流です。ワイン・焼酎も同様で、小生が教授と呼ぶ方(酒店店主)に出会って以降、その店で売ってあるワイン・焼酎しか飲みません(さすがに外食時、そうはいきませんが)。

パスタやピザに関しても同様で、新店情報を得たら調査には行きますが、定番店は数店のみです。結果的にトンカツならここ、パンならあそこ、おでんなら・・と閾値となる店があります。知れば知るほどに閾値は上がり選択肢は狭まります。まさに「知るほどに悩まない」となるのです。これはモノに関しても同様!

「神のみぞ知る」・・人には知り得ないことが多々あるのも事実です。我のみぞ知る・知り得ることがあるのも事実です。ステイホームを利用して「我を知る」ことも面白いのではないでしょうか。「己を知るほどに欲少なし」。できれば「口の中も知る」・・鏡で見ることもやって頂きたいと思うのです(笑)。鏡でウイルスは見えませんが、ウイルスの棲んでいるであろう箇所(歯の汚れ)、好みそうな状況(汚れている状態)を見ることはできます。皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。6740
BBTime 498 人生の触媒
BBTime 498 人生の触媒
「元日の玄関にある笑ひ声」塩尻青笳

何気なく見つけた掲句の解説を読んでハタと・・『年が明けました。昨年は特別な年でした。日本の歴史の中で、大きな意味をもった年でありました。それでも年は明けました。2012年、もう特別でなくてもいい。当たり前の時間が流れて、当たり前に水道からきれいな水が出て、当たり前に家族と夕飯を食べられる年であってほしいと、願わずにはいられません。本日の句、読んでいるだけでホッとした気持ちになります。玄関にある笑い声。年始の挨拶に来た友人や親せきとの笑い声でしょうか。軽い冗談でも言いあっているのでしょうか。気の置けない間柄なのでしょう。お互いに幸せな一年でありますようにと、笑い声の間には、深い思いが包み込まれているのです』(解説より)・・文中の2012年を2021年に変えても、全く違和感がありません。お判りのように「大震災」の翌年(2012年)です。再来月11日で丸十年が経ちます。・・ちと重い枕になりました。今回は重くない軽くない「いいモノ」についてのお話。つらつらと昨年を振り返りながら、小生の感心したモノを五点ご紹介します。

第5位:グレゴリーのデイパック「カバートソリッドデイ」。いろんな場面で重宝しています。出張、買い物、ワインの買い出し等々。使用者のことをしっかり考えての造りです。買い物で少々荷物が増えてもしっかり収納できるので、常に両手が自由。これが何よりで、バスなどでの移動中、歩き中などでも自由な手ですぐさまスマホを取り出し「カシャ」・・シャッターチャンスを逃しません。両手が自由だと歩く姿勢もシャキッと背筋が伸びます。大きさがメンズ(大きめ)とレディス(やや小振り)あり。

第4位:ブラウンの電動歯ブラシ「オーラルB iO」。ブラウンの電動歯ブラシ新型です、まさに殿堂入りの電動ブラシ!2分以上磨くと「ニコニコマーク」が表示されます。この電動歯ブラシでの二分間は手動の10~15分くらいに相当するでしょう。旧型との大きな違いは二点。まず静か・・無音とはいきませんが静かです。もう一点は、磨いた後の歯の表面が違います・・ツルツル!難点がひとつありました、ひとセットで三万円超えること。

第3位:ほぼ日手帳の「オリジナル」。長年、ほぼ日手帳「weeks」でしたが、昨年(2020)久しぶりにオリジナルを使用しました。1日1頁なので、結構な空白(面積)です。使い始めてすぐに、この空白を埋めるのが楽しくなりました!

第2位:スペシャリティ珈琲。昨年前半までコーヒーに関しては、ほぼ深煎りの豆に深入りしていました。豆表面はアブラでツヤツヤしており、ふた口目からは砂糖は不要でもミルクは欲しいかも、というような味わいのコーヒーです。ところが夏から行き始めたパン屋さんで供される珈琲を飲み始めたところ・・パン屋のご主人が味わいの説明で「洋梨のような」「ベリーのような」などの表現。またホームページの説明には「テロワール」とか「マイクロクライメット」などの言葉が。珈琲なのにワインのような説明です。飲んでみてわかりました、もちろん砂糖もミルクも不要ですし、ワインのような表現がわかるような(わからないような)。珈琲と紅茶の中間的な味わいであり、美味しさのような気がします。小生にとって新たなる出会いでした。

第1位:「Apple Watch」。昨年買ったモノの中でダントツの第1位でした。ともかく歩く歩く!歩く、走る、立って仕事する・・明らかに体を動かす量が増えました。おかげで夏の検診では肝臓のデータが全て良し!さすがに体重は右肩下がりとはいきませんが。

この五点を見返してみて、これまた気がつきました。これらのものは「モノからコトへのモノ」。グレゴリーデイパックは「両手を自由にする」。ブラウン電動歯ブラシは「口の健康持続」。ほぼ日手帳は「書かせる」。スペシャリティ珈琲は「舌と頭を癒す」。アップルウオッチは「体を動かす」。

以前「所有することに価値あり」と思って購入したモノもありましたが、今ではモノは「キャタリスト:触媒」であり、触媒としての作用が大きいモノが「いいモノ」であると思います。時計とは単に「時刻を知らせる」のではなく、どう過ごすか・どのように時間を使うかを考えさせ行動させる。大袈裟に言えば「時を過ごす」ことはまさに「人生をいかに消費するか」であり、この意味で時計とは良き人生のキャタリストです。今年も「いいモノ(所有すべきモノ)」とは「人生の触媒」であるとの目線でモノと向き合っていきます。では皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。8610
https://youtu.be/EcR-b9M6YU0
BBTime 497 大晦日の余禄
BBTime 497 大晦日の余禄
「ともかくもあなた任せのとしの暮」小林一茶

本日で2020年も終わります・・が「ともかくもコロナ任せの歳の暮れ」となりました、どうなることやら。解説には『あいかわらずとぼけていて、わかったようでどうもよくわからない句です。「あなた」をどのように解釈するかによって、家庭の中のことを詠んだ句なのか、あるいは世の中すべてを見渡している句なのかが決まるのでしょう。どちらにしても、「ともかくも」この句を読んでいると、なぜか安心してしまいます。年末だからといって、そうあくせくする必要はない。どうせなるようにしかならないのだからと、だれかに肩をたたかれているような、ほっとした気持ちになってきます』(解説より抜粋)。現状は解説と異なり「どうせなるようにしかならないのだからと・・ほっとした気持ち」にはなれませんが。さて恒例の大晦日の余禄です。今年一年366日を振り返ってみましょう。ちなみに昨年2019年はこちらへ。画像は今朝(12/31)の雪化粧した桜島。

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に揺れた2020年。いろはカルタで振り返る。【い】医療従事者へのエール【ろ】論よりGoTo【は】ハンコ業界の反抗【に】二階からお目付け【ほ】香港、涙の国暗法【へ】平和の礎(いしじ)、核禁条約【と】トランプにバイバイデン【ち】沈黙の巨人【り】竜宮から黒い宝石【ぬ】「ぬれ手であわ」とGAFA規制【る】ルートたどれぬクラスター【を】大阪都構想は二度死ぬ【わ】ワクチン競争曲【か】家族の前で照れワーク【よ】世に訴えたなおみマスク【た】ダウンで信頼ストップ安【れ】レバノンにゴーン【そ】総合的・好かん敵【つ】翼をくださいスペースジェット【ね】寝耳にアベの一斉休校【な】夏に響いた春の球音【ら】来年会いたいキャンパスで【む】ムダノマスクの山【う】腕すり合うもタッチの縁【ゐ】石破氏をたたいて首相の座【の】農相接触者の激白【お】大飯隠せぬ不安【く】苦悩実習生【や】夜郎自大の自粛警察【ま】町のくまさん【け】検察重宝改正案【ふ】フリップ欠かせぬ小池劇場【こ】五輪霧中【え】AI超えで最年少2冠【て】天国からアイーンを【あ】嵐、去る【さ】桜で論外の弁【き】金窮事態宣言【ゆ】夢が暗転クルーズ【め】夫婦(めおと)断罪【み】未来がかかる脱炭素【し】親しき仲にもアクリル板【ゑ】SNSの刃(やいば)【ひ】ヒット曲に魅せられて【も】もうイイデス・アショア【せ】全集中で「答弁控える」【す】巣ごもりであつ森【京】協調の世界、コロナ克服を

(イラストはこちらから引用)いろは四十七文字の中でコロナ関連が二十一字で約半分弱45%、まさにクラスター発生!おそらく余禄の歴史の中でも稀有なことでしょう。
ともかくもコロナ任せの今の世界・・どのような丑歳になるのやら、牛のみぞ知るか。8110
BBTime 496 ブラシラブ・半年保証
BBTime 496 ブラシラブ・半年保証
「塩鯛の歯ぐきも寒し魚の店」松尾芭蕉

句の解説(大岡信著「新編折々のうた第三」)には『芭蕉晩年(元禄五年:1692年)の作。弟子の榎本其角の評判作「声かれて猿の歯白し峰の月」に感興(かんきょう)を得て作ったといわれているが、其角のいかにも大向こう受けのする句に対し、市井の一隅の情景をつぶやくさまに詠んで其角の句をやんわりと批判し、かつそれを遙かに抜いた感のある作である。「其角よ、ここに俳諧の詩はあるのさ」と呟く芭蕉の声がきこえるようだ。歯茎も露わな魚が鮮魚でなく、塩魚であることが、冬を一層寒くする。』(「新編折々のうた第三」213頁)・・塩鮭は見ますが「塩鯛」を魚の店(うおのたな)で見たことはありません。さて今回、いよいよブラシラブお披露目です。

早速ですが、ミンネ:minneとクリーマ:Creemaにアップしました。
『歯ブラシです!
「なぜ、このデザインなの?」
・・歯磨きについて、根本から考えてみました。
歯磨きの目的は?
「ムシ歯予防のため、歯周病予防のため」
ムシ歯になった経験は?
「ありますけど・・」
なぜですか、歯磨きしなかったのですか?
「きちんと毎日歯磨きしていましたけど・・」
磨いていたのに、ムシ歯になったのですか?
「おそらく不十分だったので・・」
このように「歯磨き不十分」がムシ歯発生の原因です。昔、歯医者は「甘いものを食べすぎるな」と真顔で患者さんに言っていました。しかし、これは詭弁(きべん:おかしな話)。ムシ歯原因の砂糖はケーキや饅頭など、お菓子のみに入っているのではなく、卵焼きにも時にカレーにも砂糖は入っています。もちろん過剰な砂糖の摂取は良くありませんが、問題なのは「何を食べるか」ではなく「食べた後、どうするか、どうキレイにするか」です。
磨き不十分が続くと歯の表面に「バイオフィルム」が形成されます。バイオフィルムがムシ歯・歯周病の主犯です。バイオフィルムは自己バリヤを持つために薬剤が効きません。このため「物理的除去」しかバイオフィルムを取り除く方法はなく、「歯磨き」こそが唯一の方法なのです。 磨いているのにムシ歯になる・・その理由はシンプル「磨き残し」があるからです。では、できる限り磨き残しを少なくするにはどうすべきか。丁寧に磨くしかありません。丁寧に磨くとは・・歯の表面を全て磨くことです。従って時間がかかります。三分五分では無理です、十分以上かかります。 かと言って、毎食後に毎回十分以上かけて磨くのも無理な話。食後必ず丁寧に磨かずとも「一日トータルで全部磨く」でOK。食後のみならず、コーヒータイムの後、ホッと一息の時に、気分転換として・・の歯磨き。いつでもどこでも歯磨き。 このため歯磨きの際に「洗面」に取りに行くのではなく、手を伸ばせば手が届くように、歯ブラシをデザインしました。デスクの上、パソコンの横、ベッドサイド・・直径3センチの平面があれば充分です。オススメは歯磨き粉なしの「唾液磨き」です。唾液は免疫作用を持っています、唾液で磨くことで長い時間(十分以上)のダラダラ磨きが可能です。
SWEETS LOVE! TEETH LOVE! BRUSH LOVE!
スイーツ大好き! 守る白い歯! いつでも歯磨き!』

今回アップキャンペーンとして「半年保証」いたします。内容は「替え歯ブラシを2本を上限に、送料のみ(お客様負担)で交換いたします」。詳しい手順などはご購入時のセットに説明書が入っております。・・ですので1セット(ブラシ部分2本、グリップ1個、携帯ケース1個)で送料と税込で2400円ですが、6ヶ月歯磨き可能ですので、一月あたり送料と消費税を除くと約305円の歯ブラシです。是非一度お試しあれ!あなたの歯磨き習慣を変える一助になること請け合います。次回は殿堂入りするであろう「電動歯ブラシ」についてのお話です。皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。7130
BBTime 495 好きさ好きさ
BBTime 495 好きさ好きさ
「鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる」加藤楸邨

先日(討ち入り十四日)、鹿児島市も冷たい風が吹く寒い寒い一日でした。「冷たい」の語源は「爪痛い:つめいたい」だと聞きました。調べると『冷たいは、「爪痛し(つめいたし)」が転じ、「つめたし」となり「つめたい」になった』(引用元)とのこと。ひょっとすると「凍てて」も、爪痛しが更に「痛て:いてて、イテテテテ」が語源かも。今回はあんこう鍋大好きにちなんで「好きさ」についてのお話。次画像は大好き「いせ源」の鍋。

先日、ほぼ毎日読むほぼ日の「今日のダーリン」(12/06付)が好きな内容でした。
『・「好き」について語っているとき、
人は、みんないい人になってると思うんですよね。
ドラマのなかの凶悪なギャングだって、
たとえば、彼の好きな女性について語っているとき、
とてもいい場面になってるじゃないですか。
ラーメンの好きな人が、ラーメンについて語るとき、
うーん、あんまりことばの数はいらないですね。
「あれは、うまいねぇ」と、こころから言ったら、
もうね、それはいい歌みたいに聞こえてきますよ。』

『情報の質量だとか、だれがいちばん詳しいかとか、
薀蓄みたいなものは、あんまりどうでもいいんです。
「いいよねぇ」だとか「好きなんですよぉ」とか、
「会いたいなぁ」だとか「ああ、たまらん」だとか、
こころがあふれ出ちゃったみたいな声って、
聞いていて気持ちよくなります。
たとえば、いま思ってみます。
< カレー、うまいよねぇ >』

『この文字を見つめているだけなのに、
読んでいる人の頭のなかに、カレーがあるんですよね。
香りも感じられるし、味やら辛さやら熱さやら、
途中で飲む水、スプーンが口に運ばれるようす。
そこにないのだけれど、赤ん坊の「もらい泣き」みたいに
カレーが好き、カレーがうまいということが、
すっごい数の人たちの脳内で再現されている、きっと。』

『「好き」について、人がしみじみ感じていて、
そのじぶんのこころを顔ででも、声でででも、
文ででも、歌ででも、絵ででも表してくれたら、
その「うれしさ」は、他の人のこころに火を灯す。
いっぱい「好き」を持っている人、
「好き」を表している人は、その「好き」のいい気持ちを
知らずしらずのうちに、みんなに配っているんですよ。
おいしそうにごはんを食べる人だとかも、
それだけで、あなたはいいことしているんだよ。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
じぶんの「好き」が減っていたら、あらためて増やそうや。』

「好きを配る」・・好きな表現です、まさにサンタクロース。日本にも「好好爺:こうこうや」という言葉があります。アンコウに限らず、スイーツもワインも小物、風景etc.好きを増やして、好きを貯めて、好きを配りたいものです。好好爺ならぬ好好人を目指しましょうかね。皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。5180
SweetsLove,TeethLove,BrushLove! 二曲目は何度も歌うと「スキサスキサスキサ」
追加二つ。1)インスタグラムを楽しんでます。ただの自己満足ですが、そのうちのいくつかでも「好き配り」になれば幸いです。@hideky1961
2)「好き配り」の記事発見!まいどなニュースに「老夫婦が営む定食屋で「美味しかったです」の一言…その後の展開に「大切なこと思い出した」と大反響」(引用元はこちら)。『老夫婦がやってる定食屋で、言わない方が粋かちょっと悩んだけど、「美味しかったです」って言ってお会計済ませ、外出て引き戸を閉めた。そこで「美味しかっただって、良かったね」って中でお婆さんが言ってるのが聞こえて、これからは口に出していこうと思った。』・・『自分もこういう”好き”な気持ちはしっかり伝えていこうと改めて感じました。』(抜粋)。
・・今日も好好人として「好き配り」します。
BBTime 494 ブラシラブ・丈
BBTime 494 ブラシラブ・丈(たけ)
「人参は丈をあきらめ色に出づ」藤田湘子

簡単に読み下すと「人参は長く伸びるのをあきらめた分、色がキレイだ」でしょう。解説には『季語は「人参(にんじん)」で冬。大人になっても苦手な人がいるけれど、私は子供のころから好きだった。でも、正直言って最近のものには美味くないのが多い。当時は掘りたての人参を生でも食べていたのだから、よほど甘味に飢えていたのか、あるいは本当に品質が良かったのか。それはともかく、掲句はまことに言い得て妙だ。世の中にはひょろ長い品種もあるのだそうだが、たいていの人参はゴボウなどのように「丈」長くは生長しない。ずんぐりしている。それを作者は人参が「丈をあきらめ」たせいだと言い、その代わりにあきらめた分だけ「(美しい)色に」出たのだと言っている。なるほどねえと、多くの読者は微笑するに違いない。むろん、私もその一人だ』(解説前半部)。今回はブラシラブの丈(長さ)についてのお話。

画像のブラシラブはブラシ部分(植毛部と柄)が70-75mm、グリップ部が40-45mmです。トータル約11cm-12cmで、通常の歯ブラシがおおよそ17cmですので5,6センチ短い丈となります。短い分、グリップがしっかりしています。この形が及ぼす効果は明白です。では大きく五つの効果を解説します。1)磨きやすい=細かく動かしやすい。2)過度な力(歯に対する圧)がかかりにくい。3)過度な力がかからない分、ブラシが長持ちする。4)ブラシを持つ指が痛くならない。5)ずんぐりと坐っているのでいつでも「あなたのそばに」。

1)細かく動かしやすい=まさに三次元的な動きが可能です・・爪楊枝はまさに「点」ピンスポットで仕事をします。フロスは「面」、隣接面を上下運動でキレイにします。通常の歯ブラシは、推奨されているペングリップ(鉛筆握り)で使ってもやはり「面磨き」です。手前味噌ですがブラシラブの動きは自由自在!例えれば、鉛筆で書く時は鉛筆の傾きや動きはかなり制限を受けます。まだしも筆の方が、鉛筆より書く時の自由度が高いような気がします。筆の動き以上に、自由な動きが可能なのがブラシラブなんです。

2)過度な力(歯に対する圧)がかかりにくい・・学生時代に「エアタービンはフェザータッチで」と習いました。押し付けるのではなく、軽く触れるような圧・接触がフェザータッチ。さすがに歯を磨く・歯を洗うのにフェザータッチではキレイになりませんが、過度な圧は禁物!過度な圧のブラッシングによって引き起こされるのが「楔状欠損:けつじょう欠損:くさびじょう欠損」と呼ばれる症状です。ご本人(患者さん)熱心に予防するために磨いていたのに、熱心な歯磨きが原因で結果的にムシ歯と同じ治療が必要となってしまうのです。これは患者さんにとってガックリくるのみならず大きな損失となります。繰り返しますが原因は「グー握りでのゴシゴシ横磨き」です。大きな圧で磨いてしまうのは、歯ブラシの柄が細いことも一因なんです。不思議なことにグリップ(柄)が太いと軽い握り(把持)で歯磨きが可能です。

3)ブラシが長持ちする・・昔、ボルボは長持ちする車の代名詞でした。ブラシラブは過度な圧がかかりにくい分、長持ちします。モニターの方の報告では1本のブラシで二ヶ月三ヶ月OKとのこと。今月発売の際、特典で半年保証を謳うつもりです。スターターキットには替えブラシが1本付属しています。2本で半年持たなかった方には送料のみで替えブラシをお送りする計画。

4)ブラシを持つ指が痛くならない・・画像は痛くならないペンです。患者さんに「3分は短いので、せめて5分は磨いてください」「可能なら10分くらいは」とアドバイスすることがあります。しかし歯科医師であってもなかなか5分以上磨くのは結構しんどいものです。理由は口にたまった唾液(これは飲み込むことで即解決)のこともありますが、指が痛くなります。ブラシラブのグリップは直径約3センチですので、指で包み込むようにして持ちます、指の痛みはゼロ!

5)ずんぐりと坐っているのでいつでも「あなたのそばに」・・今年の年越し蕎麦はいかになさいますか?ブラシラブは坐っていますので、デスクの上、ベッドサイド、パソコンの横など、いつでも「あなたのそばに」。手を伸ばせばすぐに歯磨き可能です。

冒頭の句の解説後半に『句では人参が擬人化されていることもあって、なかには人生訓的に読もうとする人もありそうだが、それは作者の意図に反するだろう。この句の生命は、あくまでも人参のありようをかく言い止めたウイットにあるのであって、もっともらしく教訓的にパラフレーズしてしまっては何のための句かわからなくなってしまう。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」などの俳句もどきとは違うのである。ウイット無き俳人は問題にならないが、ウイット無き読者も同断だ。しゃかりきになってこんなことを言う必要もないのだけれど、ちょっと気になったので……。』(解説後半より)。言葉を借りるならば、歯ブラシにも歯磨きにも「ウイット」は無いより有った方がよろしいかと。ウイットのある歯ブラシと自画自賛のブラシラブでした。
SweetsLove,TeethLove,BrushLove! 3730
BBTime 493 ブラシラブ・掃除
BBTime 493 ブラシラブ・掃除
「数へ日の素うどんに身のあたたまり」能村登四郎

解説には『季語は「数へ日」で冬。日数の残りも少ない年末のこと。感覚的には、まだ少し早いかもしれない。が、あらためて壁のカレンダーをを見ると、今年もあと三週間しか残していない。これからは何かと慌ただしく、一瀉千里で今年も暮れていくのだ。忙しいということもあるが、そんな思いのなかでの独りの外食は、見た目にデコラティブな料理よりも、シンプルの極みたいなものがしっくりと来る。「素うどん」などは、その典型だ。とりあえずの「身のあたたまり」ではあるだろう。が、もう少し「素うどん」を敢えて句にした作者の実感に迫っておけば、シンプルな食べ物からしか受けることのできない恩寵に、ひとりでに感謝する響きが込められている。おかげで「身」も暖かくなった。そして、心の内もまた……。年末の多忙は、多く整理の多忙だ。来る年を迎えるために、身辺も心の内もさっぱりとしておきたい。その気持ちが、たとえば「素うどん」の「素」にすんなりとつながっていく。そういうことだと掲句を読み、今日はどこかの立ち食いの店で「素うどん」を食べたくなった。それも「七味」ではなく「一味唐辛子」を、さっと振りかけて。『人間頌歌』(1990)所収。(清水哲男)』(解説より)。年末に付き物の「掃除」についてのお話。

無印良品の本「掃除」を手にしました。2ページ目に「気持ちいいのはなぜだろう。」の一言。掃除を「掃く」SWEEP、「払う」DUST、「吹き飛ばす」BLOW、「はたく」BEAT、「洗う」WASH、「拭く」WIPE、「ならす」SMOOTH、「かく」RAKE、「ととのえる」GROOM、「清める」PURIFY、「磨く」SCRUB、「剥がす」SCRAPE、「消す」DELETE、「すくう」SCOOP、「除く」REMOVE、「片付ける」CLEAR、に分けて掃除は進みます(こちらもご参照の程)。

最後にエッセイ「気持ちいいのはなぜだろう。」が、17か国語で載せてあります。おそらく取材先が17か国に及んだのでしょう。抜粋にて紹介します・・『自然に対してヒトがなした環境を「人工」といいます。人工は心地がいいはずなのですが、プラスチックやコンクリートのように自然を侵食する素材が蔓延してくると、ヒトは自然を恋しがるようになります』・『したがって、自然をほどほどに受け入れつつ、適度に排除しながらヒトは暮らしてきたのでしょう』・『まるで、打ち寄せる波が砂浜を洗う渚のように、人為と自然がせめぎ合う「ほどほどの心地よさ」を探し当てること、それが「掃除」の極意なのかもしれません』・・『この先の未来においてどんなに技術が進んでも、ヒトは生き物。身体の奥底に響き続ける生のリズムがあります。ここに耳をすませていきたいものです』(一部抜粋)。

エッセイ文中の「人為と自然がせめぎ合う「ほどほどの心地よさ」を探し当てること、それが「掃除」の極意なのかも」・・つながりました・・「ひとつのものに流れる幾層もの時間と、機能だけでは語り尽くせない“作用”に耳を澄ますことが豊かさではないか」これは前回「ブラシラブ・作用」で紹介した文章です。

時に猫がヒトの視線も気にせずにグルーミングしています。所詮、ヒトも生き物(動物)、頭の奥底に「キレイにすることの心地良さ」がしっかり記憶されているのでしょう。歯磨きの極意もココに有り! 皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。
SweetsLove,TeethLove,BrushLove! 0030
追加:素うどんといえば・・素うどんのようなパスタがあります・・スフォリーノのパスタです。東京文京区と鹿児島市で食べられます。詳しくは「スフォリーノ」を。@sfoglinoyoshimoto

今年の口の大掃除には「ブラシラブ」を!日頃の掃除にも!年内に発売開始します。

BBTime 492 ブラシラブ・作用
BBTime 492 ブラシラブ・作用
「あたたかき十一月もすみにけり」中村草田男

11/29の桜島、まさに小春日和でした。解説には『十一月という中途半端で地味な月に見事な輪郭を与えていて、忘れられないのだ。忙中閑あり。……ならぬ、年の瀬をひかえて「忙前閑あり」といえば当たり前だが、両句ともそんな当たり前をすらりと表現していて、しかもよい味を出している。ただ草田男句の場合は、どちらかといえば玄人受けのする作品かもしれない』(一部抜粋)。先日「機能と作用」という記事を読みました。我田引水ですがブラシラブもそうだ!と思いました。今回は「作用」についてのお話。小春日和:陰暦十月のころのよく晴れた暖かい日和

記事「暮らしをかたちづくる“TIMELESS, SELF-EVIDENT”な道具たち」に非常に興味深いお話が・・以下抜粋引用。
機能と作用・・『「ものには2つの役割があると思うんです。ひとつは目に見える具体的な『機能』。もうひとつは眼に見えない抽象的な『作用』です」と小林さんは切り出した。』 『機能とは、ある目的を遂行するための物理的な補助。小林さんはこの機能に加えて、使い手に情緒的な反応を引き起こすはたらきが「作用」であるという。』 『機能ありきではなく、触覚や嗅覚を通して訴えかけてくるようなメッセージと共に、それを手にした使い手それぞれとの関わり方を受容する多くの余白が残された、まさに機能と作用が呼応し合うプロダクトと言えるかもしれない。』

人は機能だけでは生きられない・・『なぜ、ここまで作用にこだわるのだろうか。「効率や利便性を追求していくと、最終的には落としても割れないメラミン食器やペットボトルしか残らなくなってしまうかもしれない。もちろん、それで満たされる人もいるかもしれませんが、豊かな暮らしとは、いかに重層的で、多様なもののなかから選べる自由があることなのではないでしょうか」ひとつのものに流れる幾層もの時間と、機能だけでは語り尽くせない“作用”に耳を澄ますことが豊かさではないか。それは言い換えれば、物質的、機能的に充実していることが、必ずしも豊かさではないということなのかもしれない。』(抜粋引用)

Timeless, Self-evident・・『「例えば、デスクの上のものがひとつ変わるだけで、そこ(部分)から波及して全体が変わっていく。それはまた、ものが空間にもたらす作用といえるのではないでしょうか」』 『Timeless, Self-evident──。最終的に手元に残り、暮らしの空気を整えてくれるのは、そういうものなのかもしれない』(引用元)

機能と作用・・ぬいぐるみを例に考えてみます。ただのぬいぐるみであれば、情緒的な反応を引き起こすはたらきである「作用」は充分ですが、機能は期待できません。そのぬいぐるみがクッションや枕、はたまたバッグとしても使えれば機能も充分となるのでしょう。

歯ブラシの「機能」は、ご存じの通り「歯の汚れを除去する」です。もし歯ブラシのデザインに「作用」も加味されれば・・「歯を磨きたい」「歯を守りたい」「美味しく食べたい」「味わいたい」のようなメッセージを投げ掛けてくれる、使い手に情緒的な反応を引き起こしてくれれば、今以上に楽に歯を守れるのではないでしょうか・・と、思いました。

冒頭の句が「あたたかい十一月もすみましたね」であればタダの報告文、機能のみです。それが「あたたかき十一月もすみにけり」となると、終わった霜月と明日からの師走へと思いが馳せます。機能に作用が加われば「昨日のみならず明日も(笑)」。師走の声を聞いた途端に風が冷たくなりました。皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。是非、歯磨きはコタツの中で、ストーブの横で、湯船の中で。
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追伸:今月(師走)中には販売サイトにアップします!