BBTime 626 ジャムパン

「厚餡割ればシクと音して雲の峰」中村草田男

2023/08/07投稿
台風が近づいて来ております。厚餡とはアンパン・饅頭の類。句の解説『辛党(からとう)の読者(私もそうです)は、意表を突かれたかもしれませんね。季語は「雲の峰」で夏。もこもこと大きく盛り上がった入道雲を意識しながら、何も暑い季節に「厚餡(あつあん)」を「割る」こともあるまいに、と……。要するに、飲み助は甘いものを暑苦しいと思い込んでしまっているのです、たぶんね。でも、最近酒量の落ちてきた私にはよくわかるようなつもりになっているのですが、そんなことはないようです。薄皮の饅頭(まんじゅう)でしょうか。特に冷やしてあるわけでもないのに、手にする「厚餡」入りの菓子はどこか冷たく重く感じられます。作者が言いたいのは、この「厚餡」と「雲の峰」との質感の相似性でしょう。あの「雲の峰」も、いま手にしている饅頭と同じように、そおっと丁寧に「割ればシクと音して」割れるようだ。「シク」が眼目。「パクッ」でもなければ、ましてや「バカッ」でもない。あくまでも大切に割るのですから、無音に等しい「シク」と鳴るわけですね。日本のどこかで、今日もこんなふうに「雲の峰」を眺めている人がいるのかと思うと、それだけでも心が安らぎます。『銀河依然』(1953)所収。(清水哲男)』(引用元)。今回はBBTime 623「アイディア」の続きのようなお話。

ほぼまいにちアクセスする「ほぼ日」8/1付からの引用です。
『・アイディアとか、クリエイティブとか、創造性とか、どういうものなんだろうと、ずっと考えてます。すごいものだと思うんですよ、そこからいろんなことが始まるし、人も金も集まるし、世の中のたくさんのことを変えてしまうことだってある。すごいんだけど、それはすごい人だけのものじゃない。それは、だれでもが出せる、どこからでも出てくる。そういうカジュアルで気楽なものだとも思うのです。』

『◆アイディアとはジャムパンである。
昨日、「ほぼ日」の道場でそういう話をしました。
「あんパン」って、明治の時代の大発明だと思います。で、それはすばらしいことだけれど、偉そうじゃないです。もともと、あんこは昔からあったものだし、そのあんこを餅でくるんだ大福も、小麦粉で包んでふかしたまんじゅうもあったわけで、同じことをパンでやろうとしたのがあんぱんです。パンをふくらますのにまんじゅうのように酒種を使ったと。すごそうじゃないけど、すばらしいアイディアです。だれもが、いつも、あんパンをつくろうとする心を持とう。と言いたいのですが、これはこれで「わたしなんかにできるかなぁ?」と思われやすいですね。』

『たしかに、大福やまんじゅうの方法を、パンに応用するというアイディアはたいしたものです。しかし、その「あんパン」が登場した後で、「あんこじゃなくて、このジャムってものを入れても、同じようにおいしい菓子パンができるんじゃないか」と考えてつくって売り出した人も、いるんですよね。それはそれですばらしいアイディアじゃないですか。さらにはクリームパンだとか、チョココロネだとか、揚げあんパンだとか、カレーパンだとか、あんパンと見た目も変えたおいしいパンが出るわけです。人はだれでも、いつでも、どこかで、わたしのジャムパンを探せると思うのです。アイディアというのは、ジャムパンでオッケーなのです。ぼくらのいつもの生活のなかに、ジャムパンは隠れている。江戸時代の人にも、あんパン以前の人にも、ジャムパンはまったく見えてなかったんですよね。アイディアって、すごいけど、自然に納得のいくものです。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。書いてて、あんパンとジャムパン食べたくなっちゃったよ。』

ご存じの方も多いと思いますが、あんぱんもジャムパンも発明したのは「銀座木村屋」。「木村屋のあゆみ」に詳しく載っております。

おやつ堂開店して今月で半年になろうとしております。パン+ジャム=ジャムパン。ムシ歯予防+カフェ=ムシ歯予防カフェ。あんぱん、ジャムパンのように「ムシ歯予防カフェ」が根付くよう精進の日々です。暑さ、台風、ご自愛の程ご歯愛の程。

BBTime 622 施設昼食

「カップ麺待つ三分の金魚かな」上原恒子

2023/06/19投稿 6/21追加
 句の解説から『季語は「金魚」で夏。うん、たしかにあの三分という待ち時間は、なんとも中途半端である。作者は仕方なく「金魚」鉢に目をやっているわけだが、この句を読んで、では他の人たちは、この間何をして待っているのだろうかと興味が湧いた。いや、それよりも自分は普段どうしているのかな。「カップ麺」を食べるときは、たいてい家に一人でいるときだ。発売当時(1971年)ならばまだしも、一家そろってカップ麺などという情景は、あまりいただけない。でも、三分間では、タバコに火をつけて一服やるには短かすぎる。しかし、何もしないでじっとカップ麺の蓋を眺めているには長過ぎる。かといって、他にすることも思いつかない。それこそ仕方がないから、金魚を飼っていない私は、たいてい壁の時計を見てきたようだ。別に正確に三分間を待とうというのではないのだけれど、なんとなく三分という時間のことが頭にあるので、それで結局は時計を見る習性がついてしまったのだろう。この句の手柄は、誰もが持つそうした日常的な些細な無為の時間を、あらためて思い起こさせるところにある。俳句の題材は、見つけようと思えば、どこにでもあるという見本のような作品だと思う。ところで、こうした無為の時間を気にするのは、どうやらメーカー側も同じのようで、日清食品のホームページには、こんなコーナーができている。一分間で出来上がりというスパゲッティ「スパ王」用のキッチン・タイマーならぬ「美女タイマー」だ。一応なるほどとは思ったけれど、なんか見てるだけでせわしない。それに、すぐ飽きてしまう。他に、妙案はないものだろうか。『正午』(2001)所収。(清水哲男)』(引用元)。カップ麺には大変お世話になりました。当時、カップ麺は袋麺(インスタントラーメン)よりも高価であったため、高校時代はラーメンポットで袋麺を、大学ではカップ麺に世話になりました(値段が下がったのかな?)。我田引水ですが三分あれば是非食前歯磨きを!食前歯磨きは食後同様に意味があります。今回は施設セミナーの補足内容です。

設定を高齢者施設でお昼12時からのランチとします。(もちろん、カップ麺ではありませぬ!)
11:30 1)テーブル(食卓)に野菜そのものか模型を展示→眼
    2)BGM「きょうの料理」と「3分クッキング」を交互に流す→耳
    3)テーブルの高さ、姿勢の確認と調整
    4)調理場が近くにあれば料理の匂い→鼻
    5)ここまでは言わば「食べる」ための準備体操

12:00 昼ご飯開始 BGM「夏は来ぬ」「みかんの花咲く丘」「夏の思い出」を流す。

12:30 食後 まずはうがい、かなり力強く。次に義歯洗い。そして歯磨き。もし可能であれば食事前の「食前磨き」も効果的です。では皆様、ご自愛の程ご歯愛の程。


BBTime 621 施設診療

「走り梅雨ちりめんじゃこがはねまわる」坪内稔典

2023/06/10投稿 6/12追加 6/13更に追加
 鹿児島は梅雨真っ只中で、跳ね回るどころか雨の中を泳ぎ廻っています。句の解説は『梅雨の兆し。そのただならぬ気配に、「ちりめんじゃこ」がはねまわっている。昔から鯰は地震を予知すると言われるが、「ちりめんじゃこ」も雨期を予知するのだろうか。予知して、こんな大騒をするのだろうか。そんなはずはない。そんなことはありっこない。このとき、ただならぬのは「ちりめんじゃこ」よりも作者の感覚のほうである。誰にでも、他人はともかくとして、なんとなくそんな気がするという場面はしばしばだ。独断的な感受という心の動きがある。詩歌の作者は、この独断に言葉を与え、なんとか独断を普遍化しようと試みる。平たく言えば、「ねえ、こんな感じがするじゃない」と説得を試みるのだ。その説得の方法が、俳句と短歌と自由詩と、はたまた小説とでは異なってくる。そのことから考えて、掲句の世界は俳句でしか語れないものだと思う。たとえば、詩の書き手である私は、この独断を句のように放置してはおけない。はねまわる「ちりめんじゃこ」の様態までを自然に書きたくなってしまう。書かないと、気がおさまらないのだ。したがって、こうした句をこそ「俳句の中の俳句」と言うべきではなかろうか。ふと、そう思った。なお「ちりめんじゃこ」は関西以西の呼称だろうか。東京あたりでは「しらすぼし」と言う人が多い。『猫の木』(1987)所収。(清水哲男)』(引用元)。今回はBBTime 618「ゴックン」とBBTime 620「食べる」のまとめです。

1)摂食・嚥下について。
「認知期」「準備期」「口腔期」「咽頭期」「食道期」のステージがあります。

2)認知期でできること:ある日のお昼ご飯。お分かりのように右が「普通食」、左が「ミキサー食」。一目瞭然!食欲を刺激するのは右側普通食。それぞれ匂いを嗅いでみると・・ミキサー食はなんとなく料理がわかる程度。介助者はひと匙ごとに「キャベツですよ」「お魚ですよ」など声で伝えながら食べさせていらっしゃいます。ミキサー食の場合、「目で見えること:視覚情報」「鼻でわかること:嗅覚情報」において劣ります。それらを捕捉することとして「食材そのもの」「食材模型」などで情報を増やすことは可能ではないでしょうか?また、言わば食前酒効果を狙って音楽の使用です。小生が小学生の頃お昼の給食前には必ずある音楽がスピーカーから流れてきました。給食準備の合図です。施設においても同様に、お昼直前に童謡や文部省唱歌などを流してみてはいかがでしょう。六月は「雨雨ふれふれ」七月は「われは海の子」など。

3)準備期・口腔期でできること:口の中に問題があれば歯科治療が必要です。さほど問題がないとして気を付けて欲しいことは、椅子とテーブルの高さ関係。差が約30cmが良さそうです。車椅子使用などで30cm確保できない時には、テーブルに脚継ぎするなどしてください。またベッドで食事を取る方は可能な限り、通常の食事姿勢(少し前かがみ)に近づけてください。ベッドを少し起こしても、やはり寝たままだと食はすすみません。舌根(ぜっこん、舌の奥)が沈下(喉の方へ落ちて)して、口の中が窮屈のまま咀嚼せざるを得ない状態なので。
義歯使用の方:シンプルに考えてください。義歯は口の中の食具(しょくぐ)、箸やスプーンと同じです。特に総入れ歯の方で、義歯が合っていないなどの理由で食べにくい時には外して(義歯なし)食べる方がベターでしょう。

4)咽頭期・食堂期:この二つのステージは反射です。できることと言えば舌骨上筋下筋の強化ぐらいですが、施設利用者の程度によって筋トレが無理な場合もあるでしょう。

 さてもちろん利用者ファースト。施設利用者が「口から食べられる」ことをまず第一に考えます。次は、介助する人介護する人の負担を減らすことを考えるべきだと思います。負担には「臭い」「汚く見える」「しにくい(例えば義歯の着脱)」なども含まれます。先日次のような相談を受けました。上顎のみ総義歯・胃瘻の方。経口摂食無しですが、幾つかの理由で上顎総義歯を入れたほうが良いケース。介護者が上顎総義歯の着脱の際に口角(こうかく:唇の左右のつなぎ目)を切ってしまうので、どうしたら良いかとのこと。ワセリン使用など色々と試されたけど、口角が切れる。解決策は「総義歯を削りましょう」でした。義歯の幅を小さくすれば着脱しやすくなります。

ある時、施設の方が「この男性の舌打ちが嫌だ」と。もちろんその男性は不快感を表現しているのではないのですが・・。そこで一言「舌打ちではなく舌鼓と受け取るのはどうですか?」。その方は奥歯が無いので、その空間に舌が入り込み舌打ちをされるのかも知れないと判断し義歯を作ります、さて結果はいかに。

訪問歯科診療に携わると、診療室とは違う判断を求めらることが多々あります。また、訪問先において如何に機転をきかせて問題を解決・改善するかも求められます。利用者ご本人も日々の食事、日々の生活はある意味大変ですが、施設の方はさらに大変です。最後にひとつ、歯科医師からアドバイス。あなた自身の認知症予防・認知症発症を遅らせるためにできることがあります。口の中の炎症を極力低いレベルに保ってください。必ず定期的(一月に一回)メンテナンスをお勧めします。皆様、ご自愛の程ご歯愛の程。

https://youtu.be/D1ZYhVpdXbQ

追加6/12:咀嚼嚥下の際に力を発揮するのが脳神経の五番目「三叉神経」です。脳神経の一番目「嗅神経」を忘れておりました。味の9割は嗅覚由来ともいわれます。こちらの記事を是非お読みください。施設のご飯の際に、この「嗅覚」を刺激してください。スプーンで「これはカボチャですよ」とミキサー食を口元に運ぶ前に、まず鼻先に!鼻先で嗅いでもらう時間が余計にかかりますが、咀嚼嚥下の準備運動となり、誤嚥回避につながります。もちろん食も進みます。花より団子ではなく「鼻から団子」・・口に入れる前に嗅ぐ・嗅がせる!人生に華が必要なように、食事には鼻が必要です。

追加追加:施設におけるお昼ご飯前の候補曲を追加します。食事中はゆっくりの曲の方がよろしいかと。

BBTime 620 食べる

「アジフライにじゃぶとソースや麦の秋」辻 桃子

2023/06/05投稿 6/7筋トレ追加
 昨夜、食べました!アジフライ。句の解説は『季題は「麦の秋」で、夏。「秋」を穀物の熟成する時期ととらえることから、夏であっても「麦の秋」と言う。麦刈りの人の昼食だろうか。あるいは、労働とは無関係な人の、一面に実った麦を視野に入れながらの食事かもしれない。空腹の健康とたくましい麦の姿が、よく照応している。「さあ、食べるぞ」という気持ちが活写されていて、気持ちのよい句だ。ひところ話題になった「お茶漬けの友」のテレビCMの雰囲気に同じである。ソースをじゃぶとかけたら、後は一気呵成にかっこむだけ。健啖家は、見ているだけでも爽快だ。ところで、あのCMを見たドイツ人がイヤそうな顔をした。音を立てて物を食べることに抵抗があったわけだが、ビール天国のドイツのCMでは、咽喉を鳴らしてビールを飲むシーンなども皆無だという。日本だって、昔は蕎麦以外は音を立てないで食事をするのが礼儀だった。それが、いつしか安きに流れはじめている。で、もう一つの余談。私はアジフライにソースはかけない。醤油を使う。好みの問題だが、何かと言うと醤油を使う人が、我が世代には多い。子供の頃に、ソースが出回っていなかったせいだろう。(清水哲男)』(解説より)。小生、日南生まれ南九州育ちのせいか「麦の秋」は記憶にありませんし、季語と知ったのもかなり後のことでした。今回は前々回「ゴックン」の補足話。

この画像はご覧の通り、朝日新聞朝刊「折々のことば」。ここの「生きる」はおそらく「人生を味わう」の意味だと思います。仕事で高齢者施設を訪問するに「食べる=生きる」であると痛感します。「食べる=人生を味わう」はほぼ健康な人における話。BBTime618「ゴックン」を補足していきます。BBTime 271 「食べるために」もお読みください。

まず(1)認知期を強化する方法として・・その料理の材料を同じテーブルに置く。目からの情報をより豊富にする。可能なら現物(かぼちゃ料理なら、丸ごとカボチャそのもの)を、無理ならカボチャの模型か画像でも。耳からの情報強化として皿ごとの説明、レストランで給仕係の説明のように。

(2)準備期(3)口腔期においては・・可能な限り少し前屈みの姿勢をとる。椅子の背もたれに背をつけない、通常食卓の姿勢です。この姿勢だと頭位も少し前傾になりますので、咀嚼しやすく、食塊を後方(咽頭)に送りやすくなります。大方、食卓テーブルと椅子の座面の高低差は30cm(テーブルが72cmなら椅子座面は42cm)。車椅子利用などで高低差が縮まる際には、テーブル脚に継ぎ足ししてあげる。

(4)咽頭期(5)食道期は反射ですので、嚥下の際に力を発揮する舌骨上筋・下筋の強化ぐらいです。

これはBBTime 615 「明日は我が身?」でご紹介したポスター。「音で、認知症に挑め。」・・そうです、音です!音楽です!高齢者施設において、食事前(食事の合図)と食事中と童謡・文部省唱歌などを週替わりで流してみてはいかがでしょう。今なら「あめふり」や「夏は来ぬ」など。今回の話はあくまでも私見です、あしからず。ではでは、皆様ご歯愛の程。

追加:舌骨上筋・下筋のトレーニングについて。画像はNHKラジオ「健康ライフ」のツイートです。

BBTime 617 丁寧に安寧に

「丁寧に暮らす日もあり新茶汲む」奥田友子

2023/05/04投稿
先日 5/2は八十八夜、鹿児島は茶所でもあります。句の解説は『目にとめて、すぐにどきりとした。私には「丁寧に暮らす」という意識がほとんどない。大げさではなく、生まれてこのかた、大半の日々を行き当たりばったりに暮らしてきた。貧乏性に近いと思うのだが、常に何かに追いまくられている感じで暮らしており、生活や人生に落ち着きというものがない。友人などには反対に、少なくとも見かけは、何事にも丁寧につきあい、悠然としている奴がいて、どうすればあんなふうに暮らせるのかと、いつも羨しく思ってきた。そんなわけで、句の「暮らす日も」の「も」に若干救われはするけれど、しかしこれは謙遜でもありそうだ。新茶の馥郁たる香りや味を本当に賞味するには、精神的にも身体的にもよほどの強靭さとゆとりがなければ適わない。そういうことなんだろうなあ。きっと、そうなんだ。『彩・円虹例句集』(2008)所載。(清水哲男)』(引用元)。今回は先月4/25に亡くなった、ハリー・ベラフォンテ氏について。おやつ堂テーマソング「Banana Boat」を大ヒットさせた方です。

ご冥福をお祈りいたします・・合掌。記事には『世界的シンガー、俳優、活動家として知られるハリー・ベラフォンテ(Harry Belafonte)が2023年4月25日、NYマンハッタンのアッパー・ウエスト・サイドの自宅で96歳で逝去した。彼の長年のスポークスマンであるケン・サンシャインは、彼の死因について、うっ血性心不全だったと伝えている』(出典元)。

『ニューヨーク・タイムズ紙はハリー・ベラフォンテについて、「1950年代、人種差別が蔓延っていた時代に、彼がショービジネス界の上流階級に上り詰めたことは歴史的なことだった。一方で、彼が最も重視していたのは公民権であった」と記しており、彼の功績について、Varietyは、「彼の音楽がアメリカにカリプソ・ブームを巻き起こし、アフリカ系アメリカ人のパフォーマーに新しい道を切り開いた」と称えている。
レコーディング・アーティスト、俳優のみならず、人道主義者としても比類なき功績を残したハリー・ベラフォンテは、アメリカの公民権運動における先導者の一人として率直な意見を述べ、マーティン・ルーサー・キング牧師に腹心の友とみなされた人物である』(出典元)。

『1927年3月1日、ニューヨークのハーレムで、ジャマイカ出身の両親のもとに生まれたハリー・ベラフォンテは、祖母の1人と幼少期を過ごすためにジャマイカに移り住み、その後ニューヨークに戻った。1940年代、演劇への情熱を燃やしていた彼は、クラブで歌手として働きながら稼いだバイト代で、マーロン・ブランド、トニー・カーティス、ウォルター・マッソーらが在籍していたニュースクール・オブ・ソーシャル・リサーチのワークショップに通い演技を学んだ。
1949年、ルースト・レコードからポップ・シンガーとしてデビューし、音楽キャリアをスタートさせた彼は、その後、RCAビクターと契約し、1952年にリリースした 「Scarlet Ribbons (For Her Hair)」で自身初のチャート入りを果たす』(出典元)。

『1954年にRCAからリリースされたデビュー・アルバム『Mark Twain’ and Other Favorites』にも彼の音楽的進化は投影されており、その後も「Jamaica Farewell」、「Mary’s Boy Child」といったシングルで全米TOP20入りを果たした彼は、1956年にリリースした3作目のスタジオ・アルバム『Calypso』からのシングル「Day-O (The Banana Boat Song)」で全米チャート5位を記録するなどキャリア最大の成功を収める』(出典元)。

『また彼は、50年代から60年代にかけて、音楽活動と俳優業の傍ら、公民権運動に熱心にも取り組んでいた。反共産主義に基づく社会運動“マッカーシズム”時代にブラックリストに載った彼は、1963年にはアラバマ州バーミングハムでキング牧師を刑務所から救済し、同年のワシントン大行進でも重要な役割を担った。また、後にHIV/AIDS撲滅のスポークスマンとしても多大な貢献を果たしている』(出典元)。

『1985年、ハリー・ベラフォンテがアフリカの飢饉救済のための資金を集めるために構想したチャリティ・ソング「We Are The World」は全世界で数百万枚の売り上げ、グラミー賞に輝いた。「USAフォー・アフリカ」とクレジットされたこのシングルには、彼自身もコーラスで参加している』(出典元)。

『同じく2011年のmsn.comのインタビューの中で、ベラフォンテはこう明言していた。
「人生のエンジンにおいて、最も重要な駆動力は希望というピストンです。とりわけ、あなたに与えられた機会が限られている場合、信念と希望を持たなければなりません。私は常に、自分が存在している現在の時間と、自分をもたらした過去の時間を比較しています。人類の歴史において、奴隷制度の時代ほど暗い瞬間ないように思えますが、私たちはそれを生き抜いてきたのではないでしょうか?私はフレデリック・ダグラス(19世紀の社会改革主義者)や、歴史に記録されたさまざまな紛争に希望を見出した人々の言葉を頼りに、どこに進むべきかを感じ取っているのです」』(出典元)。

「希望というピストン」・・力強い言葉です。茶化すつもりはありません、御言葉を引用させて頂きます。「予防というピストン」・・ハリー氏は歌や演技で安寧(世の中が静かで事件が起こらないこと)を願い行動されました。予防というピストン・・しっかり丁寧に噛むこと・丁寧に磨くことが口の健康維持につながります。口の健康は心身の健康につながります。丁寧に噛むことはこちらを、丁寧に磨くことはここを、ご参照ください。では皆様、御自愛のほど御歯愛のほど。

https://youtu.be/sQIpfPqunNg


BBTime 615 明日は我が身?

「行く春やみんな知らない人ばかり」辻貨物船

2023/04/22 Earth Day 投稿
本日4/22 は拙ブログ「connote:カノート」誕生日、今年24歳です(1999/04/22開始)。句の解説は『季節の春はもとより、人間の春も短い。詩人は「行く春」の季節のなかで、みずからの青春を追想しているように思える。林芙美子は「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」と、みずからの青春を「花」に擬したが、これは女性に特有の感覚だろう。女性に特有の感覚だからこそ、男に愛唱される一行となった。男の感覚には、存外まわりくどいところがある。ぴしゃりと「花」に行き着くことなどは、めったにない。根っこのところで、いつも行き暮れている。茫洋とし、かつ茫然としている。常識では、この様子を「シャイ」と言ったりするわけだが、正体を割ってみれば、行き暮れているだけのこと。ときに男が「蛮勇」を振るうのも、そのせいである。男の詩人にとっての詩は、いわば「蛮勇」の振るい場所なのだ。辻の最後の詩集のタイトルは『萌えいずる若葉に対峙して』と名づけられており、明確に「蛮勇」が露出している。ひるがえって、彼が真剣に俳句と遊んだ理由は、そこが必ずしも「蛮勇」を要求しない場所だったからだ。行き暮れたまま、そのままに内心を吐露することができたからだと思う。句の「知らない人」とは、もちろんアカの他人も含んでいるが、男の感覚にとって重要なのは、このなかには親も兄弟も、連れ合いも子供も、友人知己もが「みんな」含まれているところだ。「蛮勇」を振るわなくとも、俳句ではそういうことを「行き暮れ」たままに言うことができる。今年の春も、もう行ってしまう。『貨物船句集』(2000・井川博年編・私家版)所収。(清水哲男)』(引用元)。今回は、前回取り上げた「認知症」に関連したお話。

色々な施設へ訪問診療に行きます。移動の途中で考えます・・認知症にならないためには何をすべきか?前回ご紹介したポスターには『「もう、災害のひとつだと思って受け入れています」 ある人は、認知症をそう語りました。 予防策もない。根本的な治療策もない。 発症したら向き合っていくしかない。 すべての人にとって、出口のない不安の闇。 それが、いまの認知症かもしれません。』(引用元)。揚げ足を取るつもりはありませんが、「発症したら向き合っていくしかない」のであれば、発症しないようにするか、発症をできるだけ遅くするかでしょう。医療に携わる者として、移動中の車内で考えます。

ネット検索で見つけました(後半は広告ですが)。「認知症を引き寄せる危険な三つの生活習慣とは」のタイトル記事。その三つの危険な習慣の第一がなんと「歯の手入れをあまりしない」です。「常に体の中で炎症が起きていたり、脳の成長に欠かせない栄養が足りなかったり、日常的に毒となるものを摂取していたりする人は、どんどん脳がアミロイドβを作ってしまって、やがて認知症を発症してしまう可能性が高い、ということです。」(引用元)。

再度おさらいします。
1)口腔内プラークが常に多いと歯周病が悪化。
2)歯周病菌が血液によって脳内に運ばれます。
3)歯周病菌を攻撃するために脳内にアミロイドβが現れ蓄積します。
4)アミロイドβプラークがアルツハイマー病発症に繋がります。
詳しくは「BBtime 603 プラーク三種」に書いておりますので是非。
また「BBTime 583 カムカムポンプ」もどうぞ。

具体的にすることは「ハミガキを今まで以上にする」「高価なハミガキ剤を使う」・・ではありません。ご自分では、どんなに頑張っても日々100%磨くのは不可能です。最も簡単で最も効果的な方法は「歯は磨いても、もらうもの」の実践です。かかりつけ歯科のある方は「月に一度磨いてください」と希望してください。担当者が「三ヶ月に一度でいいですよ」「半年に一回で十分です」のようなことを言っても「月に一度」を申し出てみてください。それでも「今のままで十分です(不要です)」と言われたら、躊躇せず歯科医院を変えましょう。認知症回避のひとつの方法は「慢性炎症軽減」。口の中の炎症は、他の部位に比べて確実に減らすことができます。決して認知症は「明日は我が身」ではないのです。ではでは皆様、今日もおやつ堂ですか、ご歯愛のほど。

BBTime 614 チーズの力

「春愁の中なる思ひ出し笑ひ」能村登四郎

2023/04/17投稿
春愁:しゅんしゅうとは春のものうい思い。花が散り、世の中が不穏、朝晩は肌寒い・・物憂いです。句の解説『春愁とは風流味もある季語だが、なかなかに厄介な感覚にも通じている。その厄介さかげんを詩的に一言で表せば、こういうことになるのだろうか。手元の角川版歳時記によれば、春愁とは「春のそこはかとない哀愁、ものうい気分をいう。春は人の心が華やかに浮き立つが、反面ふっと悲しみに襲われることがある」。国語辞典でも同じような定義づけがなされているけれど、いったい「春愁」の正体は何なのだろうか』(一部抜粋)。美味なるもので春愁を払うべく今回はチーズの力について。

朝日新聞4/14の広告で認知症に関するものです。「予防策もない。根本的な治療策もない。発症したら向き合っていくしかない」とあります。確かにそうかも知れませんが、この広告の中に「たどり着いた可能性が「音」でした」とあるように、いくつかの可能性が近年明らかになって来ています。認知症予防策につながる可能性のあるひとつに歯周病のコントロール、言い換えれば口腔内の炎症のコントロールがあります。

「音」すなわち耳は般若心経に出てきます。「無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法」(詳しくはこちら)。耳つまり「音」のあとに舌つまり「味」が出てきます。歯周病予防と味は少し視点は異なりますが、同じ口腔(こうくう、口)です。「音」と同様に味覚、もしくは口の健康も可能性のひとつに違いありません。

口の健康を保つ第一歩は言うまでもなく「ムシ歯予防」。そこでチーズの力を使いませんか?チーズの力・ムシ歯予防力には、WHOがキシリトールよりチーズに軍配を上げています。「チーズは、再石灰化を促す働きがあります。チーズを噛むとその刺激で唾液成分が倍増し、カルシウムイオンやリン酸イオンによる修復が進みます。また、唾液には食事で酸性に傾いた口の中を中性に戻す緩衝能があり、虫歯を起こしにくくします。そしてこの緩衝能は、チーズにも備わっています」(引用元)。加えて独特の匂いが、唾液の分泌を促すこともムシ歯予防につながるようです。

チーズの力で、ムシ歯予防ひいては歯周病予防、しかも笑顔に。おやつ堂のチーズは神楽坂「アルパージュ」から取り寄せています。ムシ歯予防はなんとなく分かったけど「笑顔」の根拠は?・・はいこちら「ハニ!チーズ」をお読みください。また認知症と歯周病の関係は「プラーク三種」「老のもと」「炎症はなし」に書いておりますので、こちらも是非。では皆様、今日もおやつ堂ですか?ご歯愛の程。

BBTime 613 カフェの力

「散る桜 残る桜も 散る桜」良寛

2023/04/13投稿
今年の花見はいかがでしたか?久しぶりに鹿児島市もここかしこで宴を目にしました。さて掲句、良寛さんの辞世の句とも言われています。『桜は散る。命は散る。必ず散りゆくこの命とは何なのか。人がその人生において本当に考え抜くべき問いを残してこの世を去った良寛の辞世の句に、潔さと美しさを感じるのは、私だけではないはず』(引用元はこちら)。詳しくはこちらをお読みください、深い内容が書いてあります。昨日(4/13)は喫茶店の日でした。引用文にあるように「考え抜くべき」に注目しての喫茶店の力、カフェの力について(カフェのカではなくチカラです)。

4/13は喫茶店の日:その由来は遡ること135年前・・『1888年(明治21年)のこの日、東京・上野(下谷上野西黒門町)に日本初の本格的なコーヒー喫茶店「可否茶館(かひいさかん)」が開店した。・・1階がビリヤード場、2階が喫茶室の2階建ての洋館で、1階ではビリヤードの他、トランプや囲碁、将棋などをすることができた。珈琲(コーヒー)は、明治の文明開化に花を添えるハイカラな飲み物として、特権階級の人々の間で人気があった。・・「可否茶館」での値段は、もりそば1杯1銭の時代にコーヒーが1銭5厘、牛乳入りコーヒーが2銭だった。また、席料が1銭5厘もした。値段が高すぎたこともあり「可否茶館」は、3年もたずに閉店してしまった』(引用元)。

さて世界に目をやると、1888年からさらに遡ること334年、1554年にイスタンブールでカフェは生まれたようです。その後、1652年にロンドンでコーヒーハウスが開店、1684年にパリにカフェがオープンしました。しかも現在よりも社会的価値が深かったようです。コーヒーハウスでは『コーヒーハウスが果たした役割の中でも特に大きなものが、ジャーナリズムの誕生です。この頃から多く誕生していた新聞や雑誌などが、コーヒーハウスに行けば無料で読むことができました。反対に、ジャーナリストはコーヒーハウスに出向いて情報を収集することも多かったようで、コーヒーハウスはまさに最新の情報が行き交う場所だったのです』(引用元)。カフェでは『ただ単にコーヒーを飲むだけではなく、チェスやトランプなどの遊戯を楽しんだりする場や人と出会い、語り、議論する場ともなりました。他にも、音楽や道化芝居などの見せ物を見せるカフェも登場し、豪華なカフェもあれば、安い居酒屋のようなカフェもありました』(引用元)。おそらく客同士「人がその人生において本当に考え抜くべき問い」についても喧々囂々(けんけんごうごう)の議論を戦わせたのでしょう。

画像にあるように4/9付の「ほぼ日」今日のダーリンです。続きます・・

さらに続きます。

「今日のダーリン」からは少々逸れるかも知れせんが、「むずかしいことをやさしく」する力がカフェにはあると思います。セミナーやミーティングにおいて必ずコーヒーブレイクがあります。困難と思われることにおけるブレイク(解決法)のひとつがカフェであると確信します。

天皇誕生日(2/23)に誕生して二ヶ月弱が経とうとしています。ムシ歯予防カフェが、人々の日常生活と歯科診療所の間に立っていると痛感します。今まで「後手後手医療から先手先手予防へ」と言いながらもリアルな行動は診療所内に居て患者さんを待っているだけで「守株待兎:しゅしゅたいと:待ちぼうけ」でした。日常生活への寄り添いは不足していました。

メニューもほぼ揃いました!「ソンナバナナジュース コーヒーとドーナツ ワインとチーズ 抹茶と和菓子 予防に歯磨き 等々」。営業日などはインスタグラムにアップしております。皆様おやつどうですか、ご歯愛のほど。ではでは、ではまた


BBTime 611 加糖菓子

「山笑ふみづうみ笑ひ返しけり」大串 章

2023/04/01投稿
樫舎(かしや・奈良市)の薯蕷饅頭です。まず句の解説から『春爛漫の風景句。たしかキャンディーズに「ほほえみ返し」という歌があったが、これはまたスケールの大きい「ほほえみ返し」だ。トリビアルで巧緻な仕組みの句もよいけれど、このように風景を大づかみにした作品も面白い。なによりも、読者としてはホッとさせられるところが心地よい。何事につけセコセコした世の中で、スケールの大きい句をつくることは非常に難しいと思うが、大串章はそれをいとも簡単な感じで作品化している。無技巧と見えるが、やはり長年技巧の波をかぶってきた作者ならではの境地の表出だろう。素人には、つくれそうでつくれない。プロの腕前と言うべきか。ちなみに「山笑ふ」は「春山淡冶にして笑ふが如く、夏山蒼翠にして滴るが如く、秋山明浄にして粧ふが如く、冬山惨淡として眠るが如し」(臥遊録)から、春の季題となった。『百鳥』(1991)所収。(清水哲男)』(引用元)。前回の「無糖飲料」の次は「加糖菓子がムシ歯予防につながる」というコジツケ理論です(微笑)。

樫舎のきんとん「春霞」。樫舎のご主人はおっしゃいます、「和菓子屋(菓子職人)は素材の味を引き出すだけで、材料に「加水」「加熱」「加糖」するだけ」とのこと。おやつ堂の話をしたところ怪訝そうな顔で「お菓子はムシ歯の原因でしょう?和菓子とムシ歯予防とは相反するのでは?」。和菓子屋さんのみならず、洋菓子屋さんやパン屋さんも同じ反応です。確かに砂糖はムシ歯の原因です。しかし、今の食生活から砂糖をゼロにすることは不可能です。もっと言うなら「歯は、ムシ歯にしないためにあるのではなく、味わうためにあるのです」。大袈裟かも知れませんが「美味しい」は喜びの半分以上を占めるのではないでしょうか。

哲心(てっしん・宮崎市)のフィナンシェ。ひと口目で上品さを感じ、ふた口目で質の良さを感じ、食べ終えた後は舌が余韻を楽しんでいます。添えてある紙に「なんでもない日を口福に」とあります。これなんです!口福を感じた時に「歯や口が有るから美味しいんだ」と思って欲しいのです。

美味しい菓子を食べる→口福を感じる→歯や口の健康に感謝する→予防に思いを馳せる→予防の実践。風が吹けば桶屋が・・のような理論展開ですが、これこそ真理ではないかと思います。

丸一(とんかつ・鹿児島市)店内に掲げてあります。和菓子でもとんかつでも蕎麦でも洋菓子でも「美味しい!」と舌鼓を打った時に、ほんの少しでいいですから歯や口に感謝して頂き、予防に思いを馳せてくださると嬉しく思います。ではでは皆様、ご歯愛の程、今日もおやつどう(堂)ですか?

https://youtu.be/uvBatbOfuHU

BBTime 607 食べられる喜び

「綿菓子を食べんと口を春風に」京極杞陽

2023/03/10投稿 3/16追加
ムシ歯予防カフェ「おやつ堂」の看板案です。句の解説は『解釈に迷う句である。「綿菓子を食べようとして、口を春風に向けてあけた「綿菓子を食べようとしたら、口が春風そのものになってしまった」など、鑑賞の仕方はいくらでも考え得る。いずれにしても、作者が春の喜びを謳歌しているのは間違いない。綿菓子は不思議な食べ物。実際に食べてみて、本当に美味しいと思う人は少ないだろう。ただ、あの雲のようなたたずまいは、抗いがたい魅力に満ちている。夢のある菓子である』(「食の一句」櫂 未知子著 43頁より)。おやつ堂は天皇誕生日(2/23)に誕生しました。約二週間経っての感想など・・。

現在のメニューはメインのそんなバナナジュース、コーヒー(coffee countyの豆、ミルク砂糖なし)、抹茶で、いずれワインも。ちなみに飲み物は全て砂糖ゼロ!飲み物を出しながらお話しするうちに、結構歯科の話題になります。大なり小なり悩み事や質問をお持ちで、内心かかりつけの歯科で聞かれればいいのにと思いますが「聞きづらい」が本心のようです。確かに我が身(歯科医)振り返れば、患者さんは口を開けていて話せないし、歯科医は忙しそうにしているし・・。改めて思いました「ムシ歯予防カフェ」は正解だと!カフェ空間だと話しやすいし、本音を言えるようです。

そこで新メニュー、歯科相談!もちろんゼロ円。かと言って「歯科相談」しか注文されても・・。その昔、マクドナルドの「スマイル 0円」が話題になりました。

さて先日のこと。義歯でお困りだった方、数回、義歯を調整するうちにほぼ何でも食べられるようになられて、小生安堵。ならばと、紀の川漬(きのかわづけ)をご紹介したところ、早速ネットで取り寄せて食べられたとのこと。話されるお顔がまさに「最高の“おいしい”笑顔」でした。改めて歯科治療のゴールは「美味しい笑顔」であると思いました。予防に軸足を移せば治療は不要になります。繰り返しますが「後手後手医療から先手先手予防へ」。皆様、ご歯愛の程。今日もおやつどう?

弥生三月です、やはりこの曲でしょう「三月の雨(水)」

追加3/16:朝日新聞「折々のことば」から。その方が「美味しい」を感じた時がひと区切りだと考えます。次の文章をご紹介します。